サブウーファーの必要性 サブウーファーを良い音で鳴らすには
●サブウーファーの必要性
◆走行ノイズで消された低音をとりもどす!
走行中のクルマのエンジンノイズやロードノイズ(タイヤと道路の摩擦音など)の雑音の周波数成分は、50〜150Hzに集中しています。その成分が、ドアスピーカーからの低音の周波数帯域にかぶり、音楽全体が、低音がかき消された軽い音になります。
サブウーファーはかき消された低域を強化し、走行中でも厚みのあるバランスの良い再生を回復させます。
◆ドアスピーカーの音割れなどの歪みを少なくする!
ドアスピーカーは、口径が10〜16cmと小さく、またドア内部の空間も狭いため、もともと十分な低音を出しにくくなっています。
そこでBASSを強くして低音を大きくすると、ドアスピーカーのコーンの動きが過大になるため、音割れが生じ「ボコボコ」音が発生して音質が最悪になります。
サブウーファーをプラスすれば、BASSを上げる必要がなくなり、ドアスピーカーに過剰な負担をかけません。さらに、サブウーファーにローパスフィルターをかけて高音をカットしたのと同様に、ドアスピーカーにも逆にハイパスフィルターをかけて低音をカットすれば、お互いの再生帯域のつながりも良くなり、音質がさらに向上します。このためメインユニットも、ローパスフィルターだけでなく、ハイパスフィルターまで装備した機種が増えています。サブウーファーの効果は、このように重低音を補強するただけでなく、システム全体の音質向上にも大きく貢献します。
|

|
●サブウーファーを良い音で鳴らすには
◆サブウーファーの音像は前方定位
音像は、楽器などの音(基本波)の、2倍、4倍、8倍など倍音(高調波)にあたる高い周波数を再生しているスピーカー側に定位します。そしてこの定位の方向を感じる周波数は一般には80Hz以上です。したがって、サブウーファーに80Hz以下のローパスフィルターをかけた場合、音像が定位する倍音はサブウーファーからではなく、ドアスピーカーから出ます。もしそのローパスフィルターのカットオフ周波数を高く設定した場合は、倍音がサブウーファーから出てしまい、音楽全体の定位が揺れ動き、ステレオにならなくなります。
◆サブウーファーユニットとエンクロージュアの種類
サブウーファーユニットは、厳密には、ボックスに入れるクローズドタイプと、後面開放用のフリーエアタイプがあり、性能も微妙に異なりますが、一般にはあまり知られていません。
クローズドタイプ用のエンクロージュア(ボックス)には、バスレフ型とバンドパス型が多く使われます。
フリーエアタイプは、トランクルーム全体を大容量のボックスとして利用します。
◆ローパスフィルターの調整
ローパスフィルターのカットオフ周波数は、低く設定したほうがサブウーファーを前方定位にしやすいのですが、ドアスピーカーの低音が弱い場合は、サブウーファーとの音のつながりは悪くなります。逆にドアスピーカーの低音が強い場合は、サブウーファーとの帯域の重なりが多くなるので、低域がこもって音質を悪くします。
このように、ローパスフィルターの設定には、ドアスピーカーの特性とうまくマッチさせて、音がきれいにつながるようにするのがポイントとなります。
|

|
|