目次

FMダイバーシティとは何か?BUS(バス)端子とは?
プリアウト端子とは?ハイボルテージプリアウトとは?

●FMダイバーシティとは何か?


FM放送電波はVHF(Very High Frequency)帯の76〜90MHzという高い周波数の電波を使用しています。
VHF帯の電波は直進性が強く、特に都市部ではビルなどの障害物があると反射します。したがって電波塔からの電波を直接受信するのが困難で、実際にはいろいろな建造物に反射した複数のおこぼれの電波を受信しており、これをマルチパスといいます。
この同じ周波数の複数の電波を同時に受信すると「ザッ、ザッ」というノイズが入りやすくなり,これがFM放送特有のマルチパスノイズです。このマルチパスノイズを低減するのがFMダイバーシティアンテナシステムで、この機能はメインユニットのチューナー部に内蔵されています。ダイバーシティ受信では、メインとサブの2本のアンテナを使用して、チューナー部のダイバーシティ回路で電波の強い方のアンテナを選び(1秒間に最大60回程度切換え)受信します。
これによりマルチパスノイズが大幅に減少します。なお、AM受信時にはダイバーシティアンテナのメイン側が動作します。

 

●BUS(バス)端子とは?


オーディオ機器にはBUS(バス)端子を装備しているものがあります。BUSとはマイコンのデータ通信ラインのことです。
現在のカーオーディオはマイコンによるデジタル制御を行っており、多くの機器間をこのBUSラインで結ぶことで、メインユニットからの集中操作を可能にしています。
代表的なものには、メインユニットとCD/MDチェンジャー、AVテレビなどの接続があります。このBUSはメーカーにより独自の方式を採用しているため、異なるメーカーとの互換性はありません。

 

●プリアウト端子とは?


オーディオ信号を外部パワーアンプへ送るための出力端子です。
フロント/リアの2組の端子を持つものもあり、この場合メインユニットのフェーダーに連動します。1組しかないものにはフェーダーに連動するものと非連動のものがあります。
出力されるオーディオ信号は全ての周波数帯域を持つフルレンジの信号で、音質・音量 調整を通っています。したがってメインユニットのボリュームコントロールに連動します(形状はRCAピン)。一般 のメインユニットの出力電圧は1.0〜1.5V程度です。

 

●ハイボルテージプリアウトとは?


一般のパワーアンプ内蔵型メインユニットのプリアウト出力電圧は1.0〜1.5V程度ですが、パワーアンプを内蔵していない上級メインユニットでは、ハイボルテージプリアウトといって最大出力電圧が4Vと大変大きくなっています。これはパワーアンプで同じ出力を得る場合、入力信号電圧が小さいと、パワーアンプの増幅率(ゲイン) が大きくなるため、歪みとノイズが目立ち音質が劣化します。
そこでメインユニットの出力電圧を大きくして(パワーアンプの入力電圧を大きくして)増幅率を下げることで、歪みとノイズの少ない高音質が得られます。実際は、使用するパワーアンプ側で入力レベルを調整しゲインを下げるようにします。


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