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VOL.1
タイヤがクルマの走りを決定する


どんな高性能車でもタイヤがお粗末では愛車は性能を発揮できない。 加えて、タイヤとはドライバーの命を預かる重要な“部品”と言っても決して過言ではない。
協力◎オーツタイヤ株式会社


走る・曲がる・止まるの3要素を4本のタイヤが受け止めてくれる。我々がクルマに乗って目的地に着くまでには、走る・曲がる・止まるの動作を繰り返し行っている。
もちろんドライバーの判断によってクルマの方向・スピードは決定されるのだが、このドライバーの判断を最終的に受け止めるのがタイヤである。もちろんタイヤはドライバーの判断をダイレクトに路面へ伝えるわけだが、それ以外にも働きがある。まずクルマの車重を支えていること。普通乗用車クラスでも1トンから2トンぐらいあり(クルマによってはそれ以上重いものもある)、主に4本のタイヤで受け止めているが、実際路面に接地している部分は(タイヤのサイズによって異なるが)タイヤ1本につきハガキ1〜2枚程度のスペースで、タイヤ4本合わせても新聞紙ぐらいのスペース分でしかない。このように少ない接地面でクルマの車重をすべて支えているだけでも驚きである。さらにもうひとつ重要な働きとしてあげられるのが、走行中の路面との衝撃を和らげてくれることである。もちろん衝撃のほとんどはサスペンション等が吸収するが、小さい小石や凹凸の上を通過した場合にはタイヤ自身も吸収しているのである。


タイヤの断面図 さて、一見ゴムのかたまりにしか見えないタイヤだが、各部分どのような役割を持っているのであろうか。まず路面と接地する部分「トレッド」には路面との摩擦などに耐えうるゴムを使用している。グリップ重視型や経済性重視型など、タイヤの種類によってゴム質も変わってくる。ここはタイヤ全体で最もゴムが厚い部分で、タイヤのグリップ力はここで決まる。いわゆる“タイヤの山がなくなる”のはこの部分だ。次に路面との摩擦によって発生する熱を放出させる役割を持っている部分は「ショルダー」と呼ばれる。また走行中の衝撃を吸収する部分は「サイド・ウォール」と呼ばれ、伸び縮みし易く出来ている。これらの部分はゴムの中にポリエステルやナイロンまたスチールなどをゴムで被覆した「カーカス」と呼ばれる補強コードの上に張り付けられている。

 


今回はタイヤのメカニズムを足早にご紹介したが、タイヤはクルマとドライバーの命を預かる重要な部分。走行前には必ずタイヤチェックをする様に心掛けよう。


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