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VOL.14
ターボチャージャーは排気ガスの有効利用法

クルマに限らず、一般的な用語としても使われる ターボチャージャーだが、その驚異のパワーの 仕組みはどうなっているのだろうか。
協力◎マツダ(株)・いすゞ自動車(株)

ターボチャージャーを使うことで、 2リットルエンジンが3リットルエンジンになる


 ターボチャージャーのターボとは、タービンのことを指す。本来なら単なる 廃棄物となってしまう排気ガスを動力源として利用することでタービンを回し、 そのタービンがコンプレッサーとして空気を加圧してシリンダー内に送り込む のだ。もう少し詳しく説明すると、1本のシャフトの両側に2個の羽根車が付 けられており、その一方が排気ガスによってタービンとして回され、それがシ ャフトを伝って反対側の羽根車を回し、コンプレッサーとして機能するもの。 従って、ターボチャージャーを使えば、2リットルのエンジンであっても、シリンダ ー内へ2.5リットルから3リットルもの空気を押し込むことができるので、大幅なパワーアップが可能となるわけだ。もっとも、限界以上に過給圧を上げるとノッキングを起こしたり、エンジンを壊してしまう恐れがある。そこで、過給圧を低めに設 定したり、過剰なタービン排圧を逃がすためのウエストゲートバルブを設けた りしている。また、ターボチャージャーは、排気ガスを利用してタービンを回 しているために、すぐにターボが効かないターボラグを生じることがあった。 俗にドッカンターボなどと言われるのがこれに相当するが、現在では技術も向 上しており、ターボラグを感じさせるものは稀になっている。

ディーゼルエンジン

・マツダは、シーケンシャル・ 
ツインターボを開発。
低速域では超小型のターボだけ
を使い、高速域になると、第2
の高速専用のターボも付加する
というもの。2個のターボで、
排気抵抗も減少する。

ディーゼルエンジン
 ・いすゞは、ディーゼルエン
  ジンにインタークーラー
  ターボを搭載し、同エン
  ジンの弱点となる動力性能
  とレスポンスを大幅に向上
  させている


シーケンシャル・ツインターボの狙い
 このように、ターボは繊細なものであり、味付け次第でどのようなものにも 変化する。スポーツカーに搭載するのであれば、エンジンのパワーアップを第 一に考え、あわせて操ることの楽しさも追及するだろうし、RVに搭載するので あれば、重たい車両を周囲の交通と違和感なく走らせるためのレスポンスに重 きを置くだろう。各社思い思いの工夫を凝らしており、今回は、スポーツカーの 代表としてマツダのシーケンシャル・ツインターボを、RVの代表としていすゞ のディーゼルターボを掲載した。参考にしてほしい。


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