|
|
|
| VOL.15 |
| 1800cc〜2000ccのクルマのエンジンは、直4とV6から選べることが多い。このふたつの記号、果たしてどこが違い、どれを選べばいいかを考えよう。 協力◎三菱自動車 |
| 直、Vはシリンダーの配置方法、4、6はシリンダーの数を表わす
|
|
直4、V6に関して解説する前に、エンジン本体について考えてみよう。ク ルマのボンネットを開けると、さまざまな機械が並んでいるのが目に飛び込ん でくると思う。そんな機械たちの真ん中に鎮座している大きいものがエンジン 本体で、その中核を占めるのがシリンダー・ヘッドとシリンダー・ブロックだ。 それぞれが複数のパーツによって構成されているが、ここで詳細に解説するの はやめておこう。シリンダー・ヘッドにはシリンダー・ヘッド・カバーが着け られており、通常カッコよくデザインされてメーカー名などが刻印されている。 我々がボンネットを開けて最初に目にするのが、このシリンダー・ヘッド・カ バーで、今回解説する直4、V6などはこの下にあるもののことだ。 現在、主流となっているエンジンは、ピストンの往復運動で、動力を発生さ せている。このピストンを包み込むものがシリンダーと考えればよく、直4、 V6などという表現は、シリンダーの配置方法と数を表わしている。クルマの排 気量は、シリンダー全部の排気量の合計だから、たとえば1800ccの場合、シ リンダーひとつあたりの排気量は、直4なら450cc、V6なら300ccになる。 直4は、直列4気筒の略。シリンダーを直列に配置したもので、シリンダー の数は4本になる。1列にシリンダーを配置するため構造は単純で、エンジン 全体を、軽量、コンパクトにできるという特徴がある。もっとも、シリンダー を直列に配置するため、5気筒、6気筒とより多気筒化すると、クランクシャ フトが長くなるためエンジンスペースが多く必要。そのため、直列の場合は4 気筒が一般的となっている。また、ピストンを地面に対して垂直に上下運動す るように設計されているため、エンジンの振動は大きくなりがちだ。 V6は、V型6気筒の略。シリンダーを3本ずつ2列に分け、クランクシャ フトからV字形に配置したもの。V字形の角度は任意に設定することができ、 45度から90度の間が一般的。エンジンの幅が大きく、重くなってしまうが、V 型に対するピストンの振動を相殺するため振動が少ない。 水平対向エンジンは、V型の角度が180度になったもので、エンジンの全高
を低くできる利点がある。1800〜2000ccの場合、軽快感なら直4、高級感な
らV6というのが相場だ。 |
