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VOL.23
オイルフィルター(オイルエレメント)って何?


 オイルフィルター(オイルエレメント)って何?

 エンジンをスムーズに動かし、フルにパワーを引き出すためにオイルが使用されています。オイルは使用中に燃料の燃焼によるススやスラッジ、エンジン摺動面の金属摩耗粉、外部から吸収する空気のホコリなどにより汚れてくる事はよく知られています。
これらの不純物や汚れをろ過してエンジンを快調に動かすためにエンジンの潤滑系統に組み込まれた部分のことを言います。
人間で言えば、オイルは血液であり、オイルフィルターは腎臓に相当します。

オイル中の不純物の除去
(オイルフィルターの役割)

★エンジン寿命の延長
★エンジン出力の維持

 オイルフィルターの種類

 現在使用しているオイルフィルターはフィルターエレメント(ロ過材)とその部品がシェル(外殻)と一体になった(スローアウェイタイプとも呼びます)が殆どです。ごく一部にフィルターエレメントだけを交換するタイプのものに大別されます。特殊なタイプのものもありますが限定されております。

〈ロ過方式による種類〉

★フルフロー式(全流式)

 クランクケース(オイルパン)のオイルを全てフィルターでロ過(フルフロー)してからエンジンに供給します。オイルフィルターが詰まるとバイパスバルブが開いて、フィルターでロ過されない汚れたままのオイルが供給されエンジンの焼付きを防ぎますが潤滑上不具合が起きます。ガソリンエンジンと小型ディーゼルの大部分この方法を採用しています。

★バイパス式(脇路式)

 クランクケースのオイルの一部をフィルターを通してロ過し、ロ過されたオイルはクランクケースへ戻り、ロ過していないオイルがエンジン潤滑へ供給されます。フルフロー式より信頼性が落ちるのでこの方法は減っています。

★コンビネーション式

 フルフロー式とバイパス式の併用タイプ。エンジンへはフルフロー式でロ過したオイルが供給され、同時にバイパス式でロ過したオイルはクランクケースへ戻ります。これはフルフローの負担が軽くなるので汚れの多い中、大型のディーゼルに多く使用されます。


 長期間オイルフィルターを交換せずにいるとどうなるか?

 長期間オイルフィルターを交換せずにいると目詰まりを起こし、フィルター内のバイパスバルブが開いて汚れをオイルが直接エンジンに供給してしまうのでエンジンの汚れと摩耗が発生し、エンジンの寿命を短くします。
また、次にバイパス回路も詰まってフィルターのカートリッジが変形し、オイル漏れを起こし、エンジン焼付きを起こすことがあります。


 オイルフィルターの目詰まりはどうしたらわかるか?

 自動車エンジンでは、フィルターの目詰まりはドライバーには分かりません。(そのような装置はありません)定期的に早目に交換するしかないのです。通常はオイル交換2回に1回行うのがよいとされています。


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