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◆サイドウォールの損傷は非常に危険なもの。
 トレッド全体の摩耗が均一かもチェックする
■タイヤの摩耗状態によってさまざまな異常を発見す  ることが可能だ■
 空気圧や残り溝の状態は、タイヤにとって重要な点検だが、そのほか損傷や摩耗も点検しておくとよい。キズや損傷は、誰もが危険なものだということが分かるはず。特にサイドウォール部分のキズは要注意だ。 

 たとえばタイヤがパンクした場合、トレッド部ならば補修して使うことができる。しかし、同じ大きさの穴でも、サイドウォールにある場合はダメ。補修して使うことができない。
使われているゴム質が違うため、トレッド部はある程度の穴まで補修が可能だが、サイドウォール部は小さな穴でも補修不能。ゴム層の厚さもトレッド部に比べるとサイドウォール部は薄い。 

 そのため、サイドウォール部の場合、表面にキズが付いただけでも、高速走行などでタイヤ&ホイールの温度が高くなり、内部の空気の温度も上がって膨張し空気圧が高くなった際に、一気に破裂しバーストしてしまうことがある。縁石に擦った程度でも、ゴムが深くえぐれているような場合は要注意だ。キズの程度を判断できない場合は、プロに任せたほうが無難だ。 

 また、せっかくタイヤをしっかり点検するのなら、溝のなかの小石などの異物も取っておくとよい。走行によって内部で小石が動き、溝周のゴムを欠けさせることもある。

 トレッド部のチェックでは、摩耗の具合も確認する。残り溝の深さについては前ページで解説したが、ここではトレッド全面が均一に摩耗しているかをチェックする。

 たとえば、トレッドの中央だけが減っているような場合には、空気圧が高すぎる可能性が高い。逆に、トレッドの左右だけが減っている場合は、空気圧が低い可能性が高い。空気圧をチェックすべきだ。

 このほか、タイヤの内側だけや外側だけが減っているような場合は、サスペンション系統やホイールアライメントの異常が考えられる。

 なお、タイヤのゴム質は紫外線や温度差などで劣化していくもの。
残り溝が充分にあっても数年も使ったタイヤは、すでに硬化して、そのタイヤ本来の性能は発揮できない。こうした劣化したタイヤの場合、サイドウォール部の表面に細かなヒビ割れができていることが多い。こうしたヒビ割れを発見したら、溝が充分に残っていても、新しいタイヤに交換すべきだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 タイヤ側面のサイドウォール部にキズがないかをチェック。
縁石でタイヤを擦ったことがあるのなら、しっかり点検したほうがよい。大きなキズやえぐれがあったら交換すべきだ
 タイヤが古くなって劣化していると、サイドウォール部やショルダー部付近に細かなヒビ割れがたくさんできる
トレッド部のキズや異物もチェック。クギが刺さっているのを発見することもある。全体が均一に摩耗しているかも確認 
 タイヤトレッドの異物も取り除いておくとベスト。ゴムを欠けさせないように掘り起こすようにして取り除く。ただし、クギの場合はパンク修理できる所でで抜いたほうが無難
 このタイヤははっきりいって使用限界を超えている。ボウズタイヤ寸前。写真上が車両側で、写真下が外側だが、外側のほうが内側より摩耗しているのがよく分かる。ホイールアライメントが狂っていたために、このような偏摩耗が発生した。タイヤの接地性も悪く、ハンドリングが悪かったはずだ

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