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ホイールアライメントは狂って当たり前。
  再調整すれば驚くほどに走りがよみがえる
走りを重視するのなら費用はかかるが、それなりの効果は確実だ!
 ホイールアライメントとは、簡単にいってしまえば車輪の取り付け角度のこと。トーイン、キャンバー、キャスター、キングピン傾斜角、ターニングラジアスといったさまざまな要素があり、複雑に絡み合っている。
 車輪の取り付け角度なんて、そんなに簡単に狂うとは思えないかもしれないが、実際には簡単に狂ってしまう。狂うといっても0・1度単位のわずかなものだが、走りには大きな影響を与えるのだ。

 事故などで足回りに強い衝撃を与えたり、サスペンション系のパーツを交換した際に、ホイールアライメントが狂うのは当然のことだが、普通に走っていても狂ってしまう。
サスペンション系のアームやロッド類は、接続部分にゴム製のブッシュと呼ばれるパーツを使用しているが、このゴムが劣化してつぶれてくれば、ホイールアライメントは狂う。スプリングのへたりなども影響を及ぼす。
 

 24カ月点検にもホイールアライメントという点検があり、車検でもホイールアライメントの検査が行なわれるが、これは前輪のトーインだけを対象にしたもの。直進できるかどうかを検査しているにすぎない。極端にいってしまうと、クルマ自体が斜めを向いたままでも、4輪がまっすぐに走ればトーインは正常ということになってしまう。

 そのため最近では、トーインだけでなく、ホイールアライメントのすべての要素を測定する4輪ホイールアライメントテスターを備えたカー用品店も増えてきている。2万円ぐらいはかかると思ったほうがよいが、ホイールアライメントを調整すると、コーナリングなどの走りがスムーズになることが多い。また車高調などの足回り系のチューニングを行なった場合は、必ず調整を受けたほうがよい。
  

 

 
4輪ホイールアライメントテスター

4輪すべてのホイールアライメントの各要素を測定することができるテスター。リフトとして車両を持ち上げることも可能で、サスペンション各部の調整を行ないながら、ホイールアライメントを適正状態に調整することが可能だ。

 
  ホイールアライメントテスターの指定された位置に正しくクルマを置かないと正確に測定することができなくなる

車種ごとにホイールアライメントの適正値は異なる。コンピュータから測定車の適正値を呼び出す

同一車種でもタイヤなどを変えていれば適正値は異なってくるので、タイヤの外径も正確に測定
タイヤ径など測定車に応じたセッティングをホイールアライメントテスターに入力。非常に神経を使う作業だ
測定中にハンドルが動かないように直進状態にしたうえで固定する。ハンドルを固定する専用ツールも用意されている
準備がすべて整うと測定を開始。テスターの各輪に備えられたセンサーが微妙なタイヤの動きを測定
測定結果はホイールアライメントテスターのモニターに表示される。トーインが大きく狂っている
モニターには各要素を呼び出せる。キャンバーに驚くほどの狂いはないが適正値からは外れてしまっている
キャスターにはほとんど狂いがない。それでも適正値とは微妙な違いがある。調整したほうがよい
このほか、ホイールアライメントのすべての要素の適正値と測定値をモニターでまとめて見られる
測定結果のプリントアウトも可能。オートバックスでは測定結果のプリントアウト紙がもらえる
ホイールアライメントの状態が分かったら次は調整。テスターがリフトとしてクルマを持ち上げ、下回りで作業開始
アマチュアにはどこを調整すればアライメントの各要素が変化するか分からないが、さすがはプロ。スピーディに作業
調整作業中に確認を行なうための表示板もある。調整を行なっていくと、リアルタイムで数値が変化
サスペンション各部の調整を行ないながら、ホイールアライメントのすべての要素を適正値に揃える
すべての要素が適正値になればホイールアライメントの調整は完了。本来の走行性能がよみがえっているはずだ

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