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アマチュアでも可能だが完璧な作業ではない。
  冷却液の交換はプロに任せたほうがよい!
冷却液はドレンプラグからではすべての量を排出することが不可能

 現在の冷却液に混入されているLLCは、ロングライフクーラントを略したもの。 その名のとおり長寿命の不凍液だ。ラジエター内にサビが発生しているような古いクルマでない限り、2年ごとの交換で問題ない。新車ならば3年でも大丈夫だ。

 さて、アマチュア向きにメンテナンス本で冷却液の交換方法を解説していることがあるが、ラジエター下にあるドレンプラグ(またはドレンコック)から排出する方法は、非常に不完全なもの。エンジンブロック内などの冷却液を排出することができないので、車種によっては全液量の半分程度しか排出できない。ここに新しいLLCを入れても、かなりの量の古い冷却液がそのまま使われることになる。すべての冷却液を抜くにはエンジンブロックのドレンプラグも開けなければならないが、これはアマチュアには難しい作業。プロでも非常にめんどうな作業になる車種が多い。

   そのため最近では、専用のマシンを使い、作業用の空気圧を利用して、強制的に冷却液の全量を排出して、冷却液を注入しているプロが多い。これならば確実に全量を交換できる。
 
LLCの濃度には注意すること。特に指定しなければ30%とされる。この濃度で耐えられるのはマイナス15℃まで。スキーなどで寒冷地に行く予定があるのならば、もう少し高めの濃度を指定したほうがよい。  
 
ラジエーター液チェンジャー&LLC

2本のタンクが並べられただけのシンプルなものだが、これを使えば冷却液の全量をスムーズに交換することができる。作業用の空気圧を利用して交換する。今回使用したLLCはオートバックスプライベートブランドのスーパークーラント2L。

 
 チェンジャーを使用する場合は、ラジエターのドレンプラグからではなく、ラジエターキャップを開けて注入口から冷却液の交換を行なう。
 チェンジャーからのホースが接続されたゴムキャップを、注入口に差し込む。ゴム製のキャップなので、隙間がなく交換時の圧力にも耐えられる
 リザーバータンクと接続されているホースに圧力が逃げないようにするためにホースを密閉。リザーバータンク内の冷却液の交換は別作業で行なう
 冷却系統の容量を調べたうえで、必要な濃度になるようにLLCを注入する。冷却系統の容量は車両取扱
説明書や整備手帳に掲載されている
  冷却系統の容量に合わせて水を入れ、LLCを指定の濃度に薄める。これで交換用の新しい冷却液が完成。これが冷却系統に注入される
 チェンジャーを作動させると、古い冷却液が排出され、新しい冷却液が注入される。全量が交換されるので古い冷却液が残ることはない

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