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ベルトがトラブルの原因になることは減った。
 とにかく張り具合を確認しておけばよい!
指先でベルトを強く押してみる。たったこれだけで点検が終わる

 Vリブドベルトが主流になってからは、ベルト類が原因のトラブルが起こりにくくなっているが、まったくなくなったわけではない。ベルトでファンを駆動する車種が減ったため、オーバーヒートの原因にはなりにくいが、充電能力低下やエアコンの冷房能力低下の原因がベルトということもある。

 ベルト類の点検の基本は張り具合。もし張りがゆるんでいると、ベルトがスリップして、回転を充分に伝達できなくなる。専用の測定具を使用して張りを測定するのが本来の点検だが、指先で押してみただけでも、ある程度の状態が分かる。本来は10sの力で押すのだが、男性が親指で強く押せばよい。プーリーとプーリーの中央部分のもっともたわみやすい部分を押してみて、たわみ量が1p以下ならば問題ない。

   プロの場合は、ベルト側面の光り具合などで、スリップが発生していないかを見るが、これはアマチュアには難しい。エンジンを始動して、ハンドルを最大に切ってパワーステアリングポンプに負担をかけたり、エアコンの冷房を最強で作動させてコンプレッサーに負担をかけ、その状態でベルトから異音が出ないかを点検する方法もある。  

 また、ベルトの状態も点検しておけばベスト。裏側にヒビ割れや損傷がないかを確認する。

 ゆるんでいるようならば増し締め、損傷していたら交換が必要だ。驚くほど簡単に作業できる車種もあるが、不安ならばプロに任せたほうがよい。

 
 プーリーとプーリーの中央で、もっともたわみやすい部分を押してみて、たわみが1p以下ならOK
 ベルトは裏側が損傷しやすい。張りが強いと裏返しにくいが、ライトなどを併用して点検を行なう
 アジャスターがある車種ならベルト交換は比較的簡単。装置の支点部分のピボットボルトをゆるめる
 アジャスター部でアジャストボルトを固定しているロックボルトをゆるめる。外す必要はない
 アジャストボルトをゆるめていくと、ベルトの張りが弱くなっていき、ベルトが外せるようになる
 充分に張りがゆるんだら、ベルトを取り外す。
プーリーにベルトのカスなどの異物がないか確認する
 新しいベルトをプーリーにはめる。ベルトの裏のすべての突起部をプーリーの溝にきっちりと収める
 アジャストボルトを締め込んでいく。ベルトの張りを確認しながら締め込み、適正な張り具合にする
 適正な張りになったらアジャストボルトのロックボルトを締め、ピボットボルトも締め込む
  最後に再びベルトの張りを点検。しばらくクルマを使用してから再度ベルトの張りを確認するとよい

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