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前ページで解説した高性能ハイテンションコードが点火系チューニングの入門編として盛んだった頃、つまり十数年前の話だが、さらにステップアップした点火系チューニングには、フルトラやCDIなどさまざまなものがあった。 フルトラ(フルトランジスター点火装置)なんて、いまや死語。ほとんどのクルマがフルトラであり、さらに進化した点火装置を採用しているクルマも数多い。そのため、プラグ交換や高性能ハイテンションコード以外の点火系のチューニングが行なわれることはほとんどなくなってしまっていた。 ところが、ここにきて新たな点火系チューニングアイテムが登場してきた。それがマルチスパークを実現する高性能点火装置だ。MDIと呼ばれている。 マルチスパーク点火装置では低回転域では3回、中回転域では2回、高回転域では1回と、スパークの回数をコントロールすることで、燃焼状態を改善することが可能となる。
今回装着したのはウルトラ(永井電子機器)のMDI。汎用タイプの9500ならば対応車種が幅広く、車種別専用ハーネスが用意されていれば簡単に取り付け作業を行なうことができる。