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ブレーキフルードだけは誰もが必ず点検したい。
  減っていても安易に補充してはいけないもの
エンジンルームだけでなく足回りのブレーキ系も点検しておきたい
 さまざまなクルマの点検のなかで、絶対に実施しておきたいのがブレーキフルードの点検。スピードを出すことができるのも、コーナーに突っ込んでいけるのも、ブレーキで減速できることが分かっているから。もしブレーキが使えなくなったら……考えただけで、どれだけ危険なことかが分かるはずだ。

 定期的に実施しておきたいブレーキフルードの点検は液量の確認。法定日常点検にも含まれているし、オートバックスのオープンボンネットサービスでも実施している。適量さえ入っていれば、ひとまずは安心だ。
 点検はきわめて簡単。エンジンルームにあるブレーキフルードのリザーバータンクを見て、側面にある2本の目盛りの間に液面があればよい。リザーバータンクの位置は、エンジンルームのもっとも車両後方側、運転席の真正面あたり。MT車ではクラッチオイルのリザーバータンクが並んでいることもあるが、ペダルの並びと同じ順で並んでいるので、どちらがブレーキフルードのリザーバータンクかが分かるはず。もっとも、点検方法は同じなので、クラッチフルードのリザーバータンクも点検しておくとよい。

 

 ブレーキフルードは消費されるタイプのオイルではないが、リザーバータンクで点検する限りでは、液量が減っていくように見えることがある。現在の主流であるディスクブレーキの場合、ブレーキパッドが摩耗して薄くなると、自動的にパッドが前進してローターとの隙間を一定に保つ。そのため全体としてブレーキの液圧系統がのびたことになり、リザーバータンクの液量が減少する。リザーバータンクの液量が下限の目盛りに近づいたら、パッドの交換時期の可能性が高い。

 しかし、どこかから漏れが発生して、液量が減少することもある。いずれの場合も、安易にブレーキフルードを補充してはいけない。パッドの寿命であれば交換が必要だし、液漏れであれば早急に整備しなければならない。どちらも簡単に実施できる作業ではないので、早急にプロに依頼すべきだ。

 なお、タイヤ&ホイールを外す方法をマスターしている人ならば、足回りのブレーキの液圧系統も点検しておくとよい。長く使っていると、ブレーキホースなどが傷んだり、接続部分から液漏れが起こることもある。これらの部分まで点検しておけばまず問題ない。

 
 ブレーキフルードのリザーバータンクは運転席の真正面付近にあるのですぐに発見することができる
  側面にMAXとMINなどの2本の目盛りが刻まれている。この2本の目盛りの間に内部の液面があれば液量はOK
 リザーバータンクの形状には各種のものがあるが、液面が確認できるように半透明の乳白色のタンクを採用している
 液量を点検したついでに、タンク下にあるマスターシリンダーやブレーキパイプからの液漏れも点検
 タイヤ&ホイールを外すことができれば足回りの液圧系統を点検できる。車載ジャッキでも点検可能
 液漏れはブレーキホースとパイプとの接続部分で起こりやすい。液漏れに汚れが付着して固まっていることも多い
 ゴム製のブレーキホースは劣化するので、部分的な膨らみや表面に細かなヒビ割れができていないかも点検するとよい
 前輪の場合はハンドルを左右最大に切ってもホースが周囲の部品などに触れることがないかも確認

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