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◆ブレーキパッドは使えば減ってしまう消耗品。
  タイヤを外して点検すれば減り具合が分かる
走行距離と減りの進みから使用限界を推定することが可能となる■

 ブレーキパッドとは、ディスクローターを両側からはさみ込む摩擦材のこと。ローターとパッドの摩擦によって、制動を行なっている。このため、摩擦材であるパッドは、制動を行なうたびに摩耗していく。最終的には摩擦材がなくなり、ブレーキパッドが使用不能となる。

 ブレーキパッドの新品時の厚さは約10o。メーカー推奨のブレーキパッドの交換時期は残り厚1o。なかには残り厚2oを指定しているメーカーもある。パッドが薄くなればなるほど、摩耗も早くなるので、残り厚3oで交換したほうが無難だ。だいたい3万q走行程度が目安だが、パッドの摩耗はブレーキングの方法によって大きく変化するもの。こまめに点検を行なうのがベストだ。こまめに点検を行なっていると、パッドの減り具合と走行距離から、ある程度寿命が推定できるようになる。

 また、パッドが残り厚2oになると、ブレーキングするたびにキーキーといった音を発するようになるブレーキが多い。これはウエアインジケーターと呼ばれるもので、この音が鳴り出したら、交換を行なったほうがよいということ。

   なお、ドラムブレーキの場合はブレーキシューのライニングが摩耗していくことになる。ブレーキパッドに比べると、ライニングの寿命は長い。前輪がディスク、後輪がドラムのクルマの場合、たとえば前輪のパッドが3万q走行で寿命になる走り方をした場合、ライニングは5万q走行程度まで使用可能なことがほとんど。前後の重量比によっては、ライニングはパッドの倍の期間使えることもある。

 ディスクブレーキのパッドのように、残りの厚さの点検ができればよいのだが、ブレーキシューはドラム内に隠れている。ドラムを外すのは、ほとんどの車種で簡単に行なうことができるのだが、アマチュアの場合には避けたほうが無難。また、ドラムの裏側に点検孔が備えられていて、ここからライニングの厚さが確認できるようにされていることもあるが、小さな穴なので慣れない人が点検するのは非常に難しい。

 というわけで、ドラムブレーキのライニングの消耗具合は、実質的には点検不可能。ハードな走行をしない人ならば、5万q走行程度を寿命と考えて、車検などの際に点検を受けるようにするとよい。そのうえで、残り量を教えてもらい、交換するかどうかを決めるようにする。
 
 ブレーキキャリパーの外側にはパッドの摩耗を測定するための点検孔がある。キャリパーの背面にある穴が点検孔だ
  点検孔をのぞくとパッドの厚さが分かる。これは7〜8oといった状態。まだまだ充分に使うことができる。暗くて見にくい場合にはライトなどで照らして点検を行なう。
 ディスクローター側からでもパッドの厚さを確認することはできる。点検孔よりも、こちらから見たほうが確認しやすい車種もある
 上が使用中のパッドで、下が新品のパッド。新品のパッドは10oで、使用中のパッドの残り厚は3o程度
 ドラムブレーキのドラムを外せば内部の構造を見ることができる。自信のない人はドラムを開けてはいけない
 これがブレーキシューのライニングの状態。ライニングの厚さは新品時が5o程度で、残り厚が1oになったら交換

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