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◆走行中にクルマから異音が発生するといっても
  すべてがトラブルが原因とは限らないものだ
整理整頓、クルマの掃除が異音の原因を解消してくれることも多い■

 コーナリング中にカツーンと金属音がするから調べてほしいといわれ、よくよく点検してみたら、シート下にコインが落ちていて、それがコーナリングの横Gでシートレールに当たるたびに音が出ていた。これは笑い話ではない。ディーラーのサービスマンに聞いた実話だ。

 車内のような密閉された空間では、確かに音の発生位置を確認するのが難しいこともある。それでも、クルマそのものの異常による異音なのか、車内のもの
などが振動したり動いたりして出ている音なのかは、区別できそうなものだが…。

 しかし、実際問題として積載物が原因で、ガサガサ、ゴソゴソと音がするクルマは多い。車内の整理整頓はちゃんと行ないたいものだ。徹底した車内の清掃方法については、150ページで詳しく解説するが、グローブボックスやセンターコンソール、ドアポケットなどの大きな収納部はもちろん、コインポケットなどの小さな収納部も、たまにはすべてのものを出し、底の部分まで内部を確認したほうがよい。意外な忘れものが発見できることもある。

 また、トランクルームも同様に整理整頓するとよい。トランクルーム内での異音は、後輪からの異音に聞き間違えやすい。もちろん、トランクルームの不要物はクルマから降ろしておくべきだ。不要物による重量増は燃費に悪影響を与えている。

 
 なお、ダッシュボードのデフロスターの吹き出し口は要注意部分。ダッシュボード上に置いておいたペンやコインが、デフロスターの吹き出し口から内部に落下してしまうことがある。ここに異物が入ってしまうと、ゴソゴソ、ガタガタといった異音が出るようになる。場合によってはファンに到達して、ファンを破損させることもある。

 いったんデフロスター内に入ってしまうと、大がかりな作業を行なわないと、異物が取り出せないことがほとんど。安易にダッシュボードに小さなものを置かないほうがよい。
 
デフロスター内にものを落とさないように注意
 
 撮影車でシートの下に転がっていたジュースの空き缶。隙間にすっぽりとはまり込んでいて簡単には取り出せない状態
  別の撮影車でシートを外したら現れたコインとツマヨウジ。シートを外すとコインが現れるクルマは非常に多い。これが動いて異音を発することもある
 グローブボックスのなかがきれいなクルマは少ない。底のほうにカードやコインが転がっていると、走行振動によってコトコトといった音を発する
 ドアポケットも整理整頓。ウインドウクリーナーのスプレー缶などを入れているとカタコトと音が出やすい
  トランクルームにゴルフバックを入れっぱなしという人も多いが、ゴルフバック自体が音を発することが多い
 洗車道具などの置き場所がほかになければやむをえないが、各種整理整頓グッズが販売されているので、簡単に動かないように固定すべきだ

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