目次

◆内装用の保護ツヤ出し剤で清掃&劣化防止。
  布製シートクリーナーでクリーンな環境を
■内装用のケミカルは使いすぎないのがコツ。使いすぎは無駄なだけ

 ひと昔前の合成素材を使用した内装材は、非常に劣化しやすく、長く使っていると硬化して表面がヒビ割れたりした。ヒビ割れに至らないまでも、肌荒れしたように表面がザラッとした手触りになることが多かった。

 現在の内装材は、かなり改善され、劣化のスピードが格段に遅くなってきている。それでもまったく劣化しなくなったわけではない。長く使っていれば、少しずつ劣化していく。クルマを長く使うつもりなら、ある程度の対策を施したほうがよい。

 内装材の合成樹脂や合成繊維を劣化させる原因にはさまざまなものがあるが、そのうちもっとも影響が大きいのが紫外線。太陽光線が車室内に差し込むような露天駐車の場合には、特に注意が必要だ。

 内装材の保護にはケミカル製品を使うのが簡単。内装の保護ツヤ出し剤は、素材に浸透することで素材の劣化を防いでくれる。クリーニング能力を備えているものも多いので、定期的に使用すれば、内装をク
リーンに保つことができ、同時に保護を行なうこともできる。

 

 また、前ページで解説したように車室内は汚れやすい空間だが、フロアばかりでなくテキスタイル素材の内装材のなかにも汚れがたまる。テキスタイル素材とは織物のこと。シートやドアの内張りに使われている。

 これらテキスタイルの内装材の場合は、内部にクッション材が収められていることが多い。布団たたきの要領で、たたいてホコリなどを浮き上がらせたうえで、掃除機で吸い取るのがベスト。表面の汚れに関しては、布製シートクリーナーなどの名称で販売されている専用のクリーナーを使えばよい。多少は湿った感じが残るが、作業後にドアを開けて乾燥させれば、湿気が残ることはない。








 
今回使用したケミカル

今回使用した内装用保護ツヤ出し剤はアーマオール(ナポレックス販売)のプロテクタント・シリーズ。控えめのツヤから最高の輝きまで3種類のツヤを選ぶことができる。使用後のベタベタ感も少なく、快適に使用することができる。

 
 広い範囲に塗布する場合以外は、いったん布にスプレーして、その布で拭くようにするとよい
 部分的に大量に付いてしまうと光沢にムラができるので、均一に塗り広げる。優しく塗り広げてやればよい
 ハンドルやシフトノブ、ドアノブなどの操作部分は仕上がりがツルツルになる保護ツヤ出し剤は避けたほうがよい
 もし間違って保護ツヤ出し剤を塗ってしまったのなら、よく絞った濡れ雑巾で何度か拭けばよい
 容器をよく振ってからシートにスプレーする。1カ所に集中させず、全体が均一になるようにする
 スプレーしただけではシート全面を覆えない。シート全面を覆ってしまうほどスプレーしたのでは使いすぎ
 ブラシを使ってクリーナーをシート全面に広げながら、汚れの激しい部分をブラッシングして汚れを落としていく
 しばらく待ってから、よく絞った濡れ雑巾で表面に残ったクリーナー成分を拭き取っておく

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