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夏になってエアコンで冷房をかけてみたら、去年ほどに温度が下がらないことがある。まったく冷房できないこともある。こうした冷房不能や冷房能力の低下の原因には、コンプレッサーかエアコンガスの異常が考えられる。
エアコンの冷房の原理は、まず冷媒であるエアコンガスをコンプレッサーで圧縮して液化。これをエバポレーターで圧力を開放して気化させる。その際に気化熱によって周囲の熱を奪って冷却を行なう。気化したエアコンガスは、ラジエターに似た構造のコンデンサーで冷却されたうえで、再びコンプレッサーに送られる。
コンプレッサーはエンジンの力で駆動されていて、動力の伝達にはベルトが使われている。コンプレッサーが故障してしまえば、冷房できないのは当然だが、コンプレッサー自体が故障することは比較的少ない。
ベルトの張りが弱くなり、スリップが発生することで充分に回転が伝達できず、冷房能力が低下することがある。
ベルトの張りに関しては、指先で強く押してみて、たわみが1p以下ならばOK。
大きくたわむ場合は張り増しが必要だ。
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いっぽう冷媒であるエアコンガスが不足すれば、冷房能力が低下し、ガスがなくなれば冷房不能となる。エアコンガスの量は、エンジンルームにあるドライヤーの点検孔で確認できる。ドライヤーとは直径5p程度の円筒形の部品。ほとんどの場合はフロントグリル付近に配されている。点検してみて不足していたら、エアコンガスの補充を行なえばよい。これはアマチュアには無理な作業なので、プロに依頼することになる。
ただし、最近では点検孔を備えていない車種も多い。このような車種では、プロに点検してもらうしかない。プロの場合は圧力によって点検を行なう。
しかし、エアコンガスは密閉された経路を循環しているもので、消耗されるものではない。エアコンガスが不足したり抜けてしまった場合は、どこかから漏れている可能性が高い。エアコンガスを補充しても、翌年には再びガスが不足することがほとんどだ。またガス補充に費用がかかってしまう。
エアコンガスの不足が発見された場合は、本来はエアコン全体のメンテナンスを受けるべきだ。漏れている場所を確認して修理を受ければ、安心して使い続けることができる。
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