台風・ゲリラ豪雨・冠水に備える! ドライバーが知っておきたい災害対策と愛車を守る方法とは? 台風・ゲリラ豪雨・冠水に備える! ドライバーが知っておきたい災害対策と愛車を守る方法とは?

とことん極める

台風・ゲリラ豪雨・冠水に備える! ドライバーが知っておきたい災害対策と愛車を守る方法とは?

四季おりおりの自然を楽しめるのは日本の美点のひとつですが、その一方で、台風や豪雨など、最近の日本は異常気象も目立ちます。そんな異常気象に対して、ドライバーができることはあるのでしょうか? 今回は異常気象に遭遇したときの対策と、リスクを減らすために事前にできる備えを解説します。

安全な場所に避難してやり過ごすのが台風・豪雨対策の基本

大型台風や雷雨が襲来する場合、ある程度事前に予報や警告が出るため不要不急の外出を避けることが鉄則です。
しかし最近は、突発的なゲリラ豪雨など、短時間に大雨が降ることも珍しくありません。それでは、運転中に台風やゲリラ豪雨に見舞われてしまったら、どうすべきでしょうか。

台風・豪雨時の視界確保は最優先事項です!

▲昨今の台風・豪雨では、ワイパーを最速にしても視界がはっきりしないこともあります。

昨今の台風・豪雨では、ワイパーを最速にしても視界がはっきりしないこともあります。
台風・豪雨時の視界の確保は最重要事項のひとつですが、視界確保に有効なのが、ガラス撥水コーティングです。あらかじめフロントウインドウ・サイドウインドウ・リアガラス・ドアミラーなどに施工しておくことで、雨天時の視界確保に役立ちます。

■ソフト99 ぬりぬりガラコDX

ガラス撥水コーティングは手軽にDIYできるのもポイントです。あらかじめ汚れやホコリを洗い流し、ガラス面全体に塗り残しがないように塗布し、5〜10分乾燥させたあとに固く絞った濡れタオルで拭き上げるだけ。このとき、拭き残しがあると視界不良やワイパーのビビリの原因となるので気をつけましょう。

▲塗り込み式のガラス撥水コーティング剤は付属のフェルト

▲塗り込み式のガラス撥水コーティング剤は付属のフェルトに液をしっかりと染み込ませ、均一に塗り残しがないように塗布するのがポイントだ。


また、ガラスに直接塗り込むタイプのほかにもスプレータイプも用意されています。

■プロスタッフ レインモンスター スライダー F75

使い方は塗布タイプと同様に汚れを落としたガラス面にスプレーして拭き上げるだけ。こちらは乾燥する時間を必要としないためさらに手軽です。

もしも薬剤を塗り込んだり拭き上げたりするのが面倒ということであれば、撥水タイプの雨用ワイパーゴムもオススメです。

■PIAA 雨用ワイパーゴム 強力撥水加工

こちらはワイパーを作動させるだけでフロントウインドウに撥水被膜を形成するというもので、前出の撥水ガラスコーティング剤と併用することもできます。購入時には、愛車のワイパーサイズに適合する長さのものを適合表で確認してください。

撥水コーティング剤の施工やワイパーブレードの交換は簡単にDIYすることができますが、「自信がない」「自分でやるのが面倒」ということであれば、プロにおまかせしてしまうのも手です。

▲オートバックスではオリジナルのピットメニューとして「ガラス撥水」や「サイドミラー撥水」

▲オートバックスではオリジナルのピットメニューとして「ガラス撥水」や「サイドミラー撥水」を用意している。

▼AQ.ピットメニューの詳細はこちら

https://shop.autobacs.com/ja/feature/aq/pit-menu

運転が不安になるほどの雨が降ったら安全な場所にクルマを止めよう

視界が確保できたからといって、台風や豪雨のなかをいつものように走り続けるのはおすすめできません。台風・豪雨時は徐行をするなど、絶対的な速度を落とすことは安全につながります。また、運転に不安を覚えるレベルの雨であれば、安全な場所に避難して雨が弱くなるのを待つというのが理想です。

その際には、ハザードランプを点滅させたり、ヘッドライトやフォグランプを点けたりなどして、自車の存在を周囲にアピールすることが重要です。こうすることで視界の悪さによる接触や追突といったアクシデントを避けることに期待できるからです。

また、自車の存在を周囲にアピールするアイテムとして、非常信号灯も備えておいて損はありません。

■エーモン パープルセーバー 6920

非常信号灯「パープルセーバー」は、三角表示板の代わりとしても設置できる道路交通法施行規則適合品です。夜間であれば約1000m以上、昼間でも約400m先からも視認できるほどの輝度をもつLEDの非常信号灯が、万が一のときにはあなたと愛車を守ってくれるでしょう。

アンダーパスに要注意!水没した道路は走らない!

台風・豪雨において重要なのは水没を避ける判断です。道路には排水設備がありますが、昨今は排水能力を超える雨量となることも珍しくありません。そうなると、道路上にみるみるうちに雨水が溜まっていきます。

▲冠水した道路をクルマで走ると、大量の雨水をエンジン内に吸い込んでしまい

▲冠水した道路をクルマで走ると、大量の雨水をエンジン内に吸い込んでしまい、エンジンが壊れて再始動できなくなる可能性もあるため注意が必要だ。


ニュース映像などで大きく水しぶきをあげて走行しているシーンを見かけますが、水というのは抵抗が強く、速度を上げるとバンパーやエンジン、ラジエターなどの自動車部品を損傷させてしまいます。その意味でも冠水した道路には無理に進入しないことが重要です。

排水能力を超える雨が降ると、アンダーパスなどに水が溜まることもあります。そうした状況に気づかないままアンダーパスに進んでしまうと、クルマが水没することもありえます。大前提としてアンダーパスのような水が深く溜まりそうな場所は避けることが重要です。

▲台風やゲリラ豪雨などで道路の排水能力を超える降水があると、アンダーパスの最下部に雨水が溜まる

▲台風やゲリラ豪雨などで道路の排水能力を超える降水があると、アンダーパスの最下部に雨水が溜まることがある。安易に進入するのは絶対に避けたい。


先行するクルマがアンダーパスに進入した場合も、自分は手前で待つなどして、どのくらいの危険性があるのかを判断してから走行するようにすべきです。間違っても、平常時のように前のクルマについていくようなことはしないようにしましょう。

もしも水が深く溜まっている場所に侵入しクルマが水没してしまった場合は、すぐにクルマから脱出してください。ただし、水没したクルマは水圧によってドアが開かなくなったり、電気系統のショートでパワーウィンドウが動かなくなる可能性があります。そんなときのために緊急脱出用ハンマーを車内に備えておくのは有効です。

■AQ. 緊急脱出用ハンマー

ハンマーヘッド部に高硬度合金鋼を採用してしています。軽い力でもガラスを割ることができ、緊急脱出の手助けをしてくれます。また、持ち手部分に内蔵のシートベルトカッターを使えば、簡単にシートベルトを切断することも可能です。クルマの水没は命に関わる事態なだけに、一刻も早い脱出が命を救うことにつながります。

▲水没で強い水圧がかかったクルマのドアは、たとえ大人の男性であっても簡単に開けることはできない。

▲水没で強い水圧がかかったクルマのドアは、たとえ大人の男性であっても簡単に開けることはできない。緊急脱出用ハンマーがあれば、ガラスを割って脱出ルートが確保できます。


※本製品は「合わせガラス」を使用したフロントガラス・リアガラス・一部車種のサイドガラスには使用できません。あらかじめガラスの種類をご確認ください。

このように、台風・豪雨のときにどう対応すべきかを予め学び、万が一に備えておくことで、台風・豪雨に見舞われた際のリスクを大幅に低減できます。

天候による被害のほとんどをカバーしてくれる任意保険

事前準備といえば、重要なのは自動車保険です。

ご存じのように、自動車保険は加入が義務付けられている自賠責保険と、自賠責保険を超えたカバー範囲をもつ自動車保険、いわゆる「任意保険」に大別できます。そして任意保険では、愛車の修理などに利用できる車両保険に加入することができます。

車両保険については、免責金額といって自己負担額を設定することで保険料を安価に抑えるなど工夫もできますが、保障範囲については通常の契約であれば変わりません。

そして、台風など天候による被害については、ほとんどのケースで車両保険の保証対象となります。

▲自車の損害を補償してくれる車両保険。

▲自車の損害を補償してくれる車両保険。ほとんどの場合は、台風や竜巻などの天候による被害も車両保険の補償内容に含まれている。


冒頭、強風による飛来物が愛車を傷つける話題に触れましたが、天候由来であれば車両保険の補償範囲ですし、増水による水没、がけ崩れなど土砂災害も車両保険によって補償されます。じつは強風で横転した場合も、車両保険により修理代が支払われます。
※一般的に地震・津波・噴火による被害を除く

愛車を守ることは大前提だとしても、最悪のケースに力になってくれる車両保険という選択も検討して、適切な内容で加入しておくことは重要です。

常に万全の備えをしておけば自然災害にも対応できる

安全運転をしていれば、愛車を守れるというわけではありません。台風やゲリラ豪雨などの天候リスクは不可抗力的に襲ってきます。

しかし、自然災害だからといってドライバーは無力ではありません。どのような対応を取るのがベターになるのかを事前に考えておくこと、しっかりとしたメンテナンスでリスクを抑えることは、誰もが実行可能なクルマの安全対策です。台風や豪雨のニュースを見たときに、他人事と思わず、常に万全の備えでいることが愛車とあなた自身を守るのです。

※ここで紹介した各アイテムに関して、品薄となっている商品もございますので、あらかじめご注意ください。

編集:交通タイムス社
写真:オートバックス/交通タイムス社

関連キーワード

この記事をシェア

ページトップへ
ページトップへ