バッテリーの定期点検

最近のバッテリーは高性能なため、バッテリーの限界ぎりぎりまで性能を発揮するため寿命や不調の兆候が現れにくくなっています。そのため、寿命がくると突然バッテリーがあがってしまいます。
突然のバッテリー上がりを防ぐためには、定期的な点検が大切です。ここでは点検項目を簡単にご紹介します。

液面点検

液面点検

液面が「UPPER LEVEL」(最高液面線)と「LOWER LEVEL」(最高液面線)間の半分以下に低下している場合は、ただちに「UPPER LEVEL」まで精製水(市販のバッテリー補充液など)を補水してください。バッテリー補充液には単なる精製水の場合とゲルマニウムなどを配合した強化剤と称したものがあります。

※メンテナンスフリー(補水不要)タイプは目視できません。

精製液と強化剤

バッテリー補充液

電解液(希硫酸)は電気分解などの際に水分が蒸発し、液内の硫酸部分だけが残ります。その際に不純物を取り除いた精製液をつかって補水し電解液の濃度と液量を適量に戻すことができます。強化剤は、通電をよくする物質が混入されているため、電極板の汚れを解消・防止したりバッテリー液の劣化を防ぎ、バッテリー寿命を延ばすなどの効果があります。

※メンテナンスフリー(補水不要)タイプは対象外です。

比重点検

比重計

バッテリー液の比重は、バッテリー上面のキャップを外し、比重計を使って確認します。比重計の目盛りが常温(約20℃)で1.26から1.28の間を目安に補充電して下さい。1.25以下の場合は充電不足なので充電を行って下さい。

※メンテナンスフリー(補水不要)タイプは対象外です。

接続点検

端子が緩んだり腐食すると接触抵抗が増え、始動困難や端子のスパークなどが原因で端子が損傷することがあります。点検時は端子のゆるみがないことを確認してください。
また、端子部に腐食が確認された場合はワイヤーブラシで酸化被膜を削り落として下さい。削り落とした後、腐食防止にグリスを塗布するのも効果的です。

外観点検

本体にヒビや、割れ、欠け、液もれ、及びキャップ(液口栓)の排気孔にゴミなどの付着物がないことを確認してください。

クルマのバッテリーをいつでも無料で診断!! 突然のバッテリー上がりを防止いたします。

バッテリーチェッカーイメージ

現在のバッテリーの劣化状態をあらかじめ知っておけば、バッテリー寿命が訪れる時期をある程度予測することができます。オートバックス各店では、「バッテリーチェッカー」という測定器を使うことで、充電では回復できないようなバッテリーのいたみ具合を診断可能です。しかもいつでも無料! 「今日はバッテリーの点検だけ」というお客様も、もちろん大歓迎。オートバックスにお任せください。

バッテリーの健康診断を把握しておくことが、突然の寿命によるトラブル防止への近道です!!

バッテリーの選び方

バッテリー本体上面のラベル

バッテリーには同じ構造でも車両にあわせたさまざまなサイズ・容量があります。例えば、バッテリー本体上面のラベルに「44B19L」というような規格が表記されています。
これは、JIS(日本工業規格)に基づいた表記で性能ランクや短側面のサイズ、長側面のサイズ、端子の位置を表しています。

その他にも輸入車では「563-18」というようDIN(ドイツ工業規格)に基づいたヨーロッパ車といったようにそれぞれの工業規格に基づいた規格が表記されています。記号の意味は5(カーバッテリーの種類)63(20時間率容量)-18(シリアル番号)を表しています。
新しいバッテリーを購入するときは、自分の車のバッテリーを確認してから規格に合った製品をお選び下さい。

自動車バッテリーの選び方

①サイズ・端子(L・R)を確認

サイズ・端子(L・R)を確認

②性能を選ぶ(オートバックスでは、新車搭載品より1〜2ランクアップのバッテリーをおすすめします。)

乗り方&メンテナンスから選ぶ最適バッテリー

  • ●クルマをよく利用する
    ●電装品はごく普通
    ●自分でメンテナンスをされる

    そんな方には「補水タイプ」をおすすめします。
  • ●週1回程度しか車に乗らずあまり長距離・長時間ドライブしない
    ●メンテナンスに手間をかけたくない
    ●ナビ・ETCなど電装品を装着されている

    そんな方には「ハイパワー」をおすすめします。
  • ●週1回程度しか車に乗らずあまり長距離・長時間ドライブしない
    ●電動ドア装着車
    ●メンテナンスに手間をかけたくない

    そんな方には「ウルトラハイパワー」をおすすめします。
  • ●さらなるハイパワーと長寿命を求める方

    そんな方には「ISS統合」をおすすめします。
  • ●さらなるハイパワーと長寿命を求める方

    そんな方には「ハイテックシルバー」をおすすめします。

バッテリーランクアップ表

バッテリーランクアップ表

【銀合金】一般的なカルシウム素材の極板に、銀の原料を混入させたもの。それによって内部抵抗を減少させ集電率を高めて始動性能を高めています。

【補水不要】バッテリー内の減液の原因である、水蒸気とガスの発生を抑えたタイプ。補水等のメンテナンスがいらないメンテナンスフリーモデル。

Q&A

クルマにとって、とっても大切なバッテリー。よくある質問をまとめました。

Q1.バッテリーはどれくらいの頻度で交換が必要ですか?

車両の使用状況やバッテリーの種類によって大きく変わりますが、2~3年での交換をおすすめします。また、シーズン毎の気温の変化やイベント等のクルマの使用では、バッテリーを酷使してしまうこともありますのでシーズン毎の点検をオススメします。

Q2.購入したバッテリーはどれくらいの期間保管できますか?

製造から1年くらいは保管可能ですが、保管中も自己放電により徐々に電気容量が低下しますので充電が必要になります。

Q3.バッテリーのランクアップとは何ですか?どんな時に必要ですか?

新車の時に付いていたバッテリーより大容量のバッテリーに交換することをランクアップと言います。色々な電装品を後付けすると電気容量が不足し、早いバッテリー上がりを起こします。バッテリー上がりを防ぐために、普段からチョイ乗りや様々な電装品を車内で使う方は、容量の大きなバッテリーにランクアップすることをオススメします。

Q4.バッテリーを保管するにはどういった場所がいいのですか?

バッテリーの保管場所には、風通しが良く、気温の変化が少ない涼しい場所、適度に乾燥した場所が保存に適しています。逆に、雨露のかかる場所や、直射日光を受ける場所、水の侵入を受ける場所は保管に不適切な場所といえます。

Q5.「濃度が濃い」とはどういうことですか?

「電解液の比重が低い」ということです。電解液温度が20℃で比重が1.25~1.28であれば正常です。それより低い場合は、過放電の可能性があります。
補充電または、点検を早急に行う必要があります。また、バッテリー上がりの前兆でもあります。

充電制御システムで低燃費

充電制御システムとは、無駄な充電を制御してエンジンの負担を軽減し、省燃費を実現することで、燃料をムダにしないシステムです。この充電制御システムはエコカーに多く見られます。

充電イメージ

バッテリーへの充電は、エンジンを始動することによってオルタネータ(発電機)を動かしバッテリーに充電を行います。その際、従来のシステムではバッテリーに充分な充電がされていてもオルタネータを動かし続けるためその分の燃料をムダに使用していました。充電制御システムでは、一定量充電が完了するとオルタネータをストップし、充電が不足してくると再度オルタネータを動かすといったことを繰り返します。これによりエンジンに掛かる負担を軽減し省燃費を可能にしています。

充電イメージ

充電制御システム

充電制御システム搭載車には、充電回復性能の高いバッテリーがおすすめ!

充電制御車の見分け方

エコカーのステッカー

●エコカーには以下のようなシールが貼られているいますが、このシールが貼られているクルマは充電制御車の可能性があります。
●車検証で「車両型式」を確認。両型式が「CBA」もしくは「DBA」で始まるものは充電制御車です。
例)「CBA-AZR65G」や「DBA-GSR181」等

バッテリートラブル対処法

クルマイメージ

バッテリーの発電量に対し使用する電気の量が上回る状態が続くと、バッテリーは上がりやすくなります。電気の消費量が多い代表的な電装品は、エアコン、熱線(リアデフォッガー)やヘッドライト、ブレーキランプ、ワイパーなどです。とくに渋滞中など、エンジン回転数が低下しているときに、こういった電装品を多く使い続けているとバッテリーが上がりやすくなります。

バッテリー上がりの対処法

ブースターケーブル

ライトの消し忘れなどでバッテリーが上がってしまった場合は、他のクルマから電気を一時的に分けてもらうことでエンジンを始動させることができます。これを「ジャンピングスタート」と呼びます。「ジャンピングスタート」には、ブースターケーブルと呼ばれる2本(赤黒+-)の専用のコードが必要です。突然のバッテリー上がりに備えて、トランクルームに常備しておくことをおすすめします。
「ジャンピングスタート」を開始する前には、必ずケーブル本体の点検を行ないます。被膜の破損やケーブルの断線、及びバッテリーの端子を挟むクリップ部分に不具合がないかを確認し、問題があれば使わないようにしましょう。

バッテリー上がりの対処法図解
バッテリー上がりの対処法手順
ページトップへ