【増税秒読み】10月1日からの消費税増税で変わること、買っておかなきゃ損するもの

軽減税率の対象に含まれないクルマやカー用品は消費税の引き上げ前に購入するのが賢い選択になりますが、注意するべき「落とし穴」があることを覚えておきましょう。まず、駆け込み需要として高額な商品に飛びついてしまうのは避けてください。メーカーとしても増税後の消費冷え込みに対応するため、話題性の高い新型モデルを市場へと投入することが考えられるからです。

あまり知られていないことですが、10月1日からの消費税増税に伴い現在の「自動車取得税」が廃止され、新たに「環境性能割」が導入されます。自動車取得税が廃止されることで実質的な購入金額が安くなり、増税分が相殺される形になります。また、新たに導入される「環境性能割」は環境に優しいクルマに対して税率が優遇されるため、ハイブリッドやPHV、EV車はお買い得になりそうです。簡単にいえば燃費基準を達成しているクルマは増税の影響を受けず、達成していないクルマは増税前に購入するのがお得になるということ。小排気量のコンパクトカーの場合、増税後の方がお得になることもあるので税金や手数料を含めた見積もりを比較し、しっかりと検討して下さい。

新車を購入する場合、人気モデルは要注意。車両の登録申請が完了した日時によって増税が決まってしまいます。増税前に新車購入の手続きをしていても、人気モデルの場合には生産が追い付かず、登録日が10月1日を迎えてしまえば増税後の10%が適応されてしまいます。しっかりと登録日を確認してから契約するように心掛けましょう。