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vol.116

更新日:2020/01/21

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【1年の始まり】カレンダー・手帳を買うタイミングで!書き起こしておきたいクルマ関連の点検時期

【1年の始まり】カレンダー・手帳を買うタイミングで!書き起こしておきたいクルマ関連の点検時期

新たな年を迎えるにあたり、カレンダーや手帳を新調した方も多いはず。しっかりとスケジュールを書き込むことで予定が立てやすくなり、充実した1年を過ごすことができます。手帳に書き込むスケジュールといえば、仕事・趣味・お子様のイベントなど様々ですが、そこにプラスして愛車に関するスケジュールも記してみてはいかがでしょうか。車検、定期点検の入庫予定日、税金の納付日や金額、オイル交換時期などを書き込んでおけば、車のメンテナンス予定日などを忘れることなく予定をこなすことができます。

1年の始まりに車の点検時期をチェック

1年の始まりに車の点検時期をチェック

自動車を所有する場合、必要になるのが車検と法定点検です。新車で購入した場合には1年目の12ヶ月点検、2年目の24ヶ月点検、3年目に車検を迎え、その後は4年目の12ヶ月点検、5年目の車検というように、車検を受ける間に法定点検を受けなければいけません。12ヶ月点検では26項目、24ヶ月点検では56項目の点検が定められていて、点検と車検を受けることで安全を確保することができます。

点検を忘れた際に発生するペナルティとは?

車検は新車から3年目、それ以降は2年毎に継続して行っていく必要があります。しかし、「定期点検に出すのは面倒だし、お金がかかるから…」とその間に必要な定期点検を怠っているドライバーも少なくありません。しかし、定期点検は「道路運送車両法の第48条定期点検整備」で点検を受ける義務が明記されています。定期点検を実施しなくても罰則はありませんが、車を安全かつ快適に運転するための「義務」であることを覚えておきましょう。また、定期点検を受けることで結果的に節約に繋がることもあります。

例えば、エンジンを冷やすためのラジエーターホースは経年劣化によって硬化してしまいますが、定期点検で早期発見し交換しておけばオーバーヒートを未然に防ぐことが可能です。オーバーヒートを起こしてしまった場合、エンジンの故障を引き起こす可能性もあり、高額な修理費が必要になることもあります。

また、ブレーキパッドの残量が少なくなっていることに気付かずに乗り続けることで、ブレーキローターにダメージを与えてしまう可能性があります。もし交換が必要になれば、余計な出費を強いられることも。ローター交換だけで済めば良いですが、最悪の場合は正しい制動力を発揮できずに事故を起こす危険性があることも忘れてはいけません。

車検が切れたクルマは公道を走らせることができない!

定期点検とは異なり、車検を取得していないクルマは公道を走ることができません。これは法律で定められたものであり、違反してしまうと大きな罰則が与えられます。車検が切れたまま公道を走らせてしまうと、道路運送車両法により6点の違反点数が加算され、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。また加入が義務付けられている自賠責保険が切れている場合には、違反点数の6点が加算され、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられます。

車検と自賠責保険が切れたクルマを乗ってしまった場合、行政処分ではより高い点数が適用されるため違反点数は6点となります。前歴が無い場合で90日以下の免許停止の対象となり、前歴2回以上の場合は免許取消の対象となりますので、くれぐれも違反することのないよう気を付けてください。

車検はどこに依頼するのがおすすめ?

車検はどこに依頼するのがおすすめ?

車検の継続は「指定整備工場」か「認証整備工場」のどちらかで行うことができます。指定整備工場は民間車検と呼ばれ、車検場と同じ検査機器を自社工場に備えていて、その場で車検取得のための検査を行うことが可能です。一方認証整備工場は、車検場のような検査ラインがないため、工場で整備点検を施したのちに車検場へと車を持ち込み、検査を行います。整備内容に差はありませんが、車を持ち込むための時間が必要になることは否めません。

継続車検は車を購入したディーラーや中古車店にお願いすることが一般的です。しかし、最近では車検を取り扱う専門店やカーショップも増えています。ここでは車検の依頼が可能な工場をタイプ別にご紹介していきます。

●自動車ディーラー

新車を販売しているディーラーは、自社内に認定整備工場を所有している場合がほとんどです。純正部品でパーツ交換ができることや、継続車検の取得時にメーカーから発表されているリコール対策などを行ってくれるというメリットがあります。しかし、車検費用が高い傾向にあることがデメリットといえるでしょう。

●中古車販売店

販売した車のアフターサービスとして、車検の継続を受け付けているお店も多くあります。しかし、自社内に整備工場を持っていることが少なく、車検の受付後に提携する整備工場へと外注する場合がほとんどです。

●整備工場

自動車ディーラーや中古車販売店と提携して車検・整備を行う工場です。一般ドライバーからの依頼を受けて継続車検を行うこともあります。車検場と同じ検査設備を持つ指定整備工場では、自社内で作業を行うことができるため車検取得までの時間が短いのが大きなメリットです。

●カー用品ショップ

アフターマーケットパーツに長けたカーショップでは、車検・整備時に自分の趣向に合った社外のオイルや消耗品などを使って車検を取得することも可能です。社外品を使用することで、純正部品を使用するディーラーに対してコストを抑えることができます。

●ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでは整備工場の代行窓口として車検を取り扱う店舗が増えています。車検への誘導を兼ねて、給油割引や洗車サービスなどが受けられることが多いのも特徴です。

●車検専門店

民間車検場を併設し、車検を専門に取り扱う専門店です。「1日車検」や「45分車検」など車検取得までの時間が非常に短いのが大きなメリット。車を頻繁に使用する多忙なドライバーはこちらを選択するのも一つの手です。

車検の取得、継続には数多くの業態がありますが、第一に優先するべきは「整備の信頼性」であることを忘れてはいけません。安い、早いだけではなく、安全に走るためにしっかりと作業をしてくれるお店を選ぶようにしましょう。車検は“通すこと”が目的ではなく、次の定期点検、次の車検までトラブルを起こさないように“愛車のコンディションを維持すること”が目的だということを忘れてはいけません。

オートバックス車検

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