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vol.33

 

「マフラーの音や形状にこだわっていますか?」なぜパワーアップするの?音が変わるの?誰でもわかるマフラーのメカニズム

前回のカーライフ情報局では、クルマのマフラー(第33回へリンク)がテーマでした。今回も引き続き、マフラーを取り上げていこうと思います! マフラーの構造や仕組みをメカニカルな側面から解説していきますので、マフラー交換を検討されている方はお見逃しなく!

前回のカーライフ情報局では、クルマのマフラーがテーマでした。今回も引き続き、マフラーを取り上げていこうと思います! マフラーの構造や仕組みをメカニカルな側面から解説していきますので、マフラー交換を検討されている方はお見逃しなく!

円グラフ

クルマの排気システムについて

エンジンから排出された排気ガスは高温・高圧なので、排気システム内の各部位を経由して温度と圧力を段階的に下げていきます。この排気システムは、「エキゾーストシステム」とも呼ばれ、さまざまなパーツで構成されています。こちらでは、一般的なパーツの組み合わせと排気の流れ、それぞれの役目についてご紹介します。

NA車の場合

エンジン⇒エグゾーストマニフォールド⇒キャタライザー⇒サブサイレンサー⇒メインサイレンサー

ターボ車の場合

エンジン⇒エグゾーストマニフォールド⇒タービン⇒フロントパイプ⇒キャタライザー⇒サブサイレンサー⇒メインサイレンサー

エグゾーストマニフォールド

各シリンダーから排出されたガスを1つにまとめて、NA車ならキャタライザーへ、ターボ車ならタービンへ送る役割を果たします。

タービン&フロントパイプ(ターボ車のみ)

ターボ車の場合は、排気ガスを利用してタービンを回し、その力を利用して吸気の効率を高めています。これによって、NA車では出せないようなパワーを発揮することができます。また、タービンを通過した排気ガスは、フロントパイプを通じてキャタライザーに抜けます。

バッテリーチェック

キャタライザー

排気ガスに含まれている有害物質を取り除くフィルターです。「触媒」とも呼ばれ、車検などで非常に重要なパーツです。

サブサイレンサー&メインサイレンサー

エンジンが作り出した大きな騒音を「消音」し、音量を下げるために取り付けられています。サイレンサーの構造によって、音質なども変化させることができます。

マフラー交換でパワーや音が変わる理由

純正マフラーからスポーツマフラーに交換した場合、「排気効率の向上」と「音量・音質の変化」が見込めます。そもそも純正マフラーはコストを優先していたり、消音効果を優先していたりするので効率がいいとはいえません。

一方、スポーツマフラーはパイプの曲げが緩やかなストレート構造を採用し、純正品に比べて排気の抜けが格段に良くなっています。また、性能を優先したサイレンサーの構造にすることで排気抵抗を低減。音量や音質もスポーティーなサウンドになり、さらにパワーやフィーリングも向上します。

意外と知らないマフラーの音量規制の話

マフラーの音量には規制があることをご存知ですか?車検時に「近接排気騒音」をチェックすることが定められ、一般的な自動車で「96dB(軽自動車は97dB)」が規制上限値なっています。そのため、マフラー交換を行う予定の方は音量にも気をつけましょう。一般的に販売されているマフラーなら、車検対応や○○dbのように記載されているはずです。もしわからないときは「車検対応ですか?」と必ず確認しましょう。

マフラーの交換をご検討中の方は、前回のコラムと併せてご覧いただき、最適なマフラー選びをしてくださいね。オートバックスでは、皆さんからのアンケート応募も大募集中ですのでメールマガジンをご利用いただければ幸いです。

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