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vol.85

 

【タイヤチェックは冬前に】いまさら聞けない「スタッドレスタイヤ」と「ノーマルタイヤ」の違い&実は積雪時に罰則が!?

【タイヤチェックは冬前に】いまさら聞けない「スタッドレスタイヤ」と「ノーマルタイヤ」の違い&実は積雪時に罰則が!?

北海道や東北、北陸、標高の高い地域などの降雪地帯において、ウインターシーズンのスタッドレスタイヤはマストアイテムですが、雪の少ない地域では意外とおろそかにされているのも事実。そこで今回は、スタッドレスタイヤの性能や効果、ノーマルタイヤとの違いについてご紹介します。正しく選んで、冬のカーライフに備えましょう!

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いとは?

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違いとは?

一般的に自動車に標準装着されているノーマルタイヤは「夏タイヤ」と呼ばれることが多く、舗装された路面での性能を追求しています。もちろん、晴れの日だけでなく降雨時の排水性やグリップ性能を重視し、各タイヤメーカーは独自の技術を投入することでより快適な走りを提供しています。しかし、「雪」や「凍結」に対しては、その限りではありません。降雪時や凍結路面を走る際に必要になるのが「冬用タイヤ」で、最近では「スタッドレスタイヤ」が冬用タイヤの主流になっています。

以前は、冬用タイヤとして開発された「スパイクタイヤ」が主流でした。スパイクタイヤはその名の通りタイヤのトレッド面にスパイクと呼ばれる金属製のピンを装着し、雪面や凍結路面でのグリップ力を発揮していました。しかし、雪の少ない場所では路面を削り取り、巻き上げた粉塵によって起こる健康被害や路面へのダメージなどが問題となり、スパイク(スタッド)を使わない(レス)タイヤとして開発されたのです。

スパイクタイヤに変わる新時代の冬用タイヤとして発売された当時は、決して高性能とはいえませんでした。そのころはノーマルタイヤに金属製のチェーンを装着するユーザーも多かったのですが、最近ではスタッドレスタイヤの性能が飛躍的に向上し、降雪時の冬用タイヤとして確固たる地位を確立しています。

では、金属製のスタッドを使わず、どのようにして積雪路面や凍結路面でグリップ力を発揮しているのでしょうか? ゴム製のタイヤは気温が低くなるとゴム自体が硬くなって柔軟性が低下し、グリップ力を失ってしまいます。そこで各メーカーは、トレッドと呼ばれる接地面の溝の形状を工夫したり、気温の低い環境でも硬くならない独自のコンパウンドを開発・配合したり、タイヤの素材にクルミや卵の殻、発泡ゴムを練り込んで引っかき効果を持たせたりと、様々な研究を重ねています。

そんなウインターシーズンの要となるスタッドレスタイヤですが、その使い方を間違っている人も多いようです。そもそも降雪時に使用する冬用として開発されているため、通常の路面ではノーマルタイヤと同等の性能を発揮できません。柔らかい素材のコンパウンドはハンドリングのシャープさを失うだけでなく、通常の路面では安全な制動力を発揮できない場合もあるのです。交換するタイミングを失い、雪のない季節まで履き続けてしまうと消耗が激しくなり、タイヤの寿命を縮めてしまいます。スタッドレスタイヤはウインターシーズン専用と考え、季節や路面環境に合わせて正しく履き替えましょう。

ホイールとスタッドレスタイヤの関係

スタッドレスタイヤを購入する際、大きく分けて2つの方法があります。既存のホイールを使いシーズンに合わせてタイヤを入れ替える方法と、スタッドレスタイヤ用としてホイールごと購入する方法です。

前者の場合、ホイールの購入費用は必要ありませんが、季節ごとに4本のタイヤを入れ替える手間(時間)と工賃が必要になります。後者の場合にはホイールを購入する費用は必要になりますが、一度組んでしまえばタイヤを入れ替える手間はありません。最近ではお手頃な価格で社外アルミホイールとのセットが販売されているので、冬用タイヤとしてアルミホイールごと交換するのが主流になっています。

すでに社外ホイールに交換している場合、余っている純正のホイールを冬用として利用するのも賢い方法と言えるでしょう。スタッドレスタイヤの性能を発揮させるには扁平(へんぺい)率やトレッド面の幅も重要なファクターになるため、メーカー指定サイズのスタッドレスタイヤを選ぶようにしましょう。特にホイールをインチアップし扁平率の低いタイヤに交換している場合、サイズに誤りがないよう選ぶことが大切です。この場合、純正ホイールを基準にタイヤを選べば、オリジナルのカスタマイズをしていない限り間違いはないでしょう。

お買い得なスタッドレスタイヤとホイールのセットで冬支度!

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降雪地域と非降雪地域でのタイヤの選び方

降雪地域と非降雪地域でのタイヤの選び方

スタッドレスタイヤは種類によって性能に違いがあることを知っていますか? スタッドレスタイヤの基本性能は、積雪時をはじめ「ミラーバーン」と呼ばれる凍結路面に強いモデルもあり、降雪地域と非降雪地域によって選ぶ基準が異なるのです。

降雪地域では新雪や圧雪など、常時積雪状況での使用機会が多いため、雪上性能に強いタイヤを選ぶことが重要になります。また、積雪の多い地域ではスタッドレスタイヤを使っても走破できない状況に遭遇する場合もあり、念のためにチェーンを用意しておくことをおすすめします。もちろん、チェーンを装着する場合には駆動輪に装着すること。前輪駆動のFFならフロントに、後輪駆動のFRなら後輪に装着してください。

平野部などの非降雪地域では、雪上性能よりもミラーバーンと呼ばれる凍結路面での性能を重視したタイヤを選ぶことをおすすめします。平野部では降った雪が溶けやすく、気温が下がる深夜などに解けた雪が凍ってしまうことも少なくないからです。最近のスタッドレスタイヤは雪上でも凍結路面でも高い性能を発揮するものばかりですが、使う地域によってチョイスするべき性能を正しく把握することが重要になることを覚えておきましょう。

「住んでいる地域はあまり雪が降らないから……」と油断しては危険です。最近は平野部でもシーズンに一度は大雪に見舞われています。雪が降ってからカーショップに駆け込んでも商品が売り切れていたり、運よく商品が手に入っても交換に時間が掛かったり……なんてことも少なくありません。非降雪地域でもウインターシーズンに向けて事前に準備を整えておきましょう。

雪道をノーマルタイヤで走ると…道交法違反?

雪道をノーマルタイヤで走ると…道交法違反?

「都会ほど雪に弱い」と言われるように、積雪に見舞われた瞬間、幹線道路は大渋滞。ノーマルタイヤで走っているクルマはスタックしやすく、車線をふさがれた道路は機能を失ってしまいます。雪道でのスタックは、時間のロスだけでなく周囲の人に迷惑をかけることにもつながります。

あまり知られていないことですが、積雪または凍結している雪道をノーマルタイヤで走行すると「道路交通法71条6号(道路または交通の状況により公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めた事項)」に基づき、違反行為となります。違反点数はありませんが、普通自動車の場合は6,000円の反則金が科せられることもあるので注意してください。

冬用タイヤの装着は「道路交通法に違反しないため」ではなく、「雪道を安全に走行するため」のものです。事故を起こしてから後悔しないよう、降雪に備えて冬用タイヤを用意しましょう。

冬用タイヤは安心できるお店で選ぶ!

冬用タイヤは安心できるお店で選ぶ!

スタッドレスタイヤを選ぶ際は、安心できるお店で購入するのがポイントです。ひとつのメーカーではなく、豊富なラインナップを取り揃えているショップなら選択肢は広がります。タイヤに精通したスタッフに予算や使用目的を相談すれば、最適なアドバイスを受けられるのでおすすめです。

オートバックスなどの専門店では、スタッドレスタイヤだけでなく社外のホイールを数多く用意し、スタッドレスタイヤとのセットで購入できるのも大きな魅力。ハイエンドのホイールだけでなく、リーズナブルなホイールも数多く揃っているので、選択肢のひとつとして利用するのも賢い方法でしょう。

オートバックスが専売する最新のスタッドレスタイヤは魅力的!

カー用品を知り尽くしたオートバックスが専売する安心の日本製スタッドレスタイヤ「アイス エスポルテ」。発砲ゴムを採用することでスリップの原因となる「水膜」を効果的に除去し、専用のトレッドパターンで氷雪性能を高めています。サイズは12インチから18インチまでの全30サイズを用意。

ICE_ESPORTE/アイスエスポルテ タイヤ検索

スタッドレスタイヤへと履き替える意識の薄さがアンケートで発覚!

スタッドレスタイヤへと履き替える意識の薄さがアンケートで発覚!

過去、オートバックス・ドットコムのメールマガジンで行った「スタッドレスタイヤへの履き替えはいつごろを予定していますか?」というアンケート調査では、50%の方が「スタッドレスタイヤには履き替えない」と回答しています。

この結果から分かることは、多くのドライバーが冬対策は行わないという事実であり、降雪に対する意識の薄さが表れています。この意識の薄さが突然の降雪による交通渋滞につながり、降雪時に起きる事故を誘発させる原因と言えるでしょう。「備えあれば憂いなし」と言うように、あまり雪が降らない地域であっても対策をしっかりと行いたいものです。

雪道で安心のスタッドレスタイヤは燃費が悪い?

雪道で安心のスタッドレスタイヤは燃費が悪い?

「ノーマルタイヤに比べてスタッドレスタイヤのほうが燃費が悪い」とされる原因の一つに、「転がり抵抗」の悪さがあります。転がり抵抗とは路面の凸凹で変形したタイヤがもとの形に戻るために働く力と、路面との摩擦によるエネルギーロスの大きさを指しています。この時間が短いほうが転がり抵抗が低くなり燃費は向上するのですが、スタッドレスタイヤは深いグルーブと細かなサイプによって路面を捉えるように設計されています。そのため、気温の低い路面でも硬化しない柔らかなゴムが路面の接地面積を増やすことで大きな抵抗になるため、燃費が落ちてしまうのです。雪上における性能の追求は、通常の路面では燃費の悪化を招く諸刃の剣とも言えるでしょう。

天候に左右されない安心感はオールシーズンタイヤの魅力!

天候に左右されない安心感はオールシーズンタイヤの魅力!

ドライ路面はもちろん多少の圧雪路や濡れた路面でも性能を発揮。年間を通して活躍してくれるオールシーズンタイヤなら季節に合わせた交換も不要。タイヤ置き場がないというユーザーにもおすすめしたいマルチな逸品です。

オールシーズンタイヤ

シーズンを終えたスタッドレスタイヤはしっかりと洗浄をして正しく保管しましょう!

シーズンを終えたスタッドレスタイヤはしっかりと洗浄をして正しく保管しましょう!

ウインターシーズンに活躍したスタッドレスタイヤは、正しく収納することも重要です。雪道には塩分を含んだ融雪剤が撒かれていることもあるので、タイヤの表面やサイドウォールだけでなく、ホイールのスポーク部分や裏側の汚れをしっかりと洗い流し、専用の保管袋やケースに入れて直射日光の当たらない風通しの良い場所に保管しておきましょう。

洗浄時にタイヤのコンディションを把握するためのチェックを行いましょう。トレッド面の摩耗具合やコンパウンドの硬化、異物が刺さっていないかを確認。また、一般的にスタッドレスタイヤの寿命は3年と言われ、タイヤが摩耗していなくても経年変化によって十分な性能が発揮できなくなることもあるので注意してください。

>> 【Vol 47】「スタッドレスタイヤへの履き替えはいつごろを予定していますか?」なぜタイヤで燃費が変わるの?エコタイヤの真実

>> 【Vol 37】「スタッドレスタイヤへの履き替えはいつごろを予定していますか?」 スタッドレスタイヤが冬道で滑らないメカニズムを徹底解析

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ツインデザインの10本スポークがシャープさを演出する人気ホイール「レオニス グレイラ」とサマータイヤのセット。ホイールは15インチから20インチとラインナップも豊富。スタッドレスタイヤだけでなく、夏タイヤもリニューアルしてみませんか?

正しくタイヤを選んで、安全かつ快適なカーライフを

正しくタイヤを選んで、安全かつ快適なカーライフを

スタッドレスタイヤは、積雪時にこそ本領を発揮します。ただ、都心などであまり雪が積もらない地域では、普段に比べて燃費が悪くなったりタイヤに負荷がかかったりしてしまいかねません。時期を見極め適切なタイミングで、また適切なモデルのタイヤに交換するようにしましょう。不明な点があれば、お住まいの地域にある最寄りの店舗に相談すれば、タイヤのプロがその土地に合った選び方を教えてくれるはず。冬本番になる前に準備を進め、万全の体制で冬のカーライフを満喫しましょう!

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