作成日時: 2020/05/07 09:00
更新日時: 2020/11/05 09:00

オイル交換のベストタイミングは?
頻度や料金、判断の目安をご紹介

エンジンオイルは自動車にとって血液のようなものです。 その性能を発揮して安全で快適なカーライフを送るためには、定期的にオイル交換をすることが重要です。 ここでは、オイル交換の参考になる情報をご紹介します。

エンジンオイルの基本とは?

エンジンオイルの交換はなぜ必要なのか。
そもそもオイルの役割とは?
オイルの基礎知識を確認して最適なオイルを選びましょう。

目次

エンジンオイルの交換時期は?

オイルの性能を保ち、安全に快適に自動車を走らせるためには、
定期的なオイル交換が欠かせません。
では、いつ交換するのが適切なのか…。その目安をご紹介していきます。

エンジンオイルの交換時期

エンジンオイルの交換時期は、オイルそのものの種類や環境、使い方などの条件によっても異なります。しかし目安はありますので、知っておくと安心です。一番シンプルで、わかりやすいオイル交換時期の目安は、前回のオイル交換時からの走行距離と経過時間から割り出す方法です。ここでは自動車のタイプ別に、一般的な目安をご紹介します。

エンジンオイル
6ヶ月または5,000km ※ターボ車は3ヶ月または2,500km

これはあくまでも、平均的な使い方と走行をしている場合の一般的な目安となっております。悪路や山道、温度や湿度の高低が極端な環境、また高速走行や短距離走行をくり返すなど、エンジンに負担がかかるような状況が多かった場合は、目安より早めのオイル交換が必要です。またオイルは経年劣化しますので、まったく自動車を動かさなかった場合でも交換が必要です。 なお、油圧警告灯が点灯したり、オイルレベルゲージで確認できるオイル量が規定のラインに満たない場合は、エンジンオイルを補充しましょう。オイル不足は、エンジンの焼き付きなどの故障を引き起こしかねません。安全のためにも、早急な対応が必要です。

エンジンオイルの役割

自動車にとっての心臓がエンジンだとしたら、エンジンオイルは血液のようなものです。自動車をスムーズに動かすだけでなく、パフォーマンスを発揮させるためにも、非常に重要かつ不可欠な存在です。その主な役割を確認していきましょう。

①潤滑作用

エンジン内部で高速運動を繰り返しているクランクシャフトなどの金属パーツ。エンジンオイルは、こうした金属部品が直接こすれ合うことで発生する金属摩擦を減らし、各部品どうしを滑らせて円滑な動きを促す役割を担っています。

②冷却作用

走行中の自動車のエンジン内部は、燃焼や部品どうしの摩擦などによって約800℃もの高温になるといわれています。高熱による部品の不具合を防ぐには、エンジン内部を冷却する必要があるのです。ラジエターなどの冷却装置と共に、金属部品の熱を吸収するエンジンオイルも、エンジン内部を冷却する作用を持っています。

③密封作用

ピストンとピストンリングの間には、ピストン運動を確保するためのわずかな隙間が設けられています。しかしこの隙間が空きすぎるとガス抜けが起こり、パワーロスなどを招いてしまいます。エンジンオイルは、この部分の気密性を保つ役割も備えています。

④洗浄作用

エンジン内部には、燃焼や部品の運動によって各部に汚れが付着します。この汚れを吸着し、洗浄することもエンジンオイルの役割の一つです。走行距離と時間に応じてエンジンオイルが黒ずむのは、この働きによるものです。オイルが汚れを吸着できる量には限りがあるため、走行距離を目安とした定期的な交換が重要になってくるのです。

⑤防錆作用

高温になるエンジン内部は、外気との温度差が大きいために水蒸気が発生しやすく、それゆえ錆を招きやすい環境になっています。エンジンオイルは、油膜による酸素の遮断効果を通して、各金属部品の錆つきを防ぐ働きも備えています。

定期的なオイル交換を

どんなに高性能なオイルでも、使用頻度や経年劣化を避けることはできません。不完全燃焼した燃料は燃えカス(スラッジ)となりますが、通常はエンジンオイルと一緒に除去されます。ところが交換しないまま劣化したエンジンオイルを使用し続けていると、このスラッジがエンジン内に蓄積され、エンジンの焼き付きをはじめとする故障やトラブルにつながりかねない危険さえあるのです。安全のためにも、定期的なオイル交換をすることがとても重要です。

エンジンオイルの選び方

エンジンオイルには、性能や由来成分などのさまざまな基準があり、 その組み合わせによって種類が分かれています。 何をどう選んだらいいのかわからない…。 ここでは、そのような時に参考になる、エンジンオイルの種類・料金相場・規格の違いについてご紹介していきます。

エンジンオイルの種類

自動車のパフォーマンスを最適化するためには、さまざまな種類があるエンジンオイルの中から、そのエンジンの性能にふさわしいオイルを選ぶことも重要です。オイル選びの目安になる基準は主に、ベースオイル、規格等級(品質性能)、そして粘度の3つです。まず最初に、ベースオイルの種類と違いを確認しておきましょう。ベースオイルは、読んで字のごとくエンジンオイルの基幹を成しているオイルのことです。由来するオイルによって4種に大別することができます。

①鉱物油

原油を蒸留・精製したもの。他のベースオイルと比較すると、低温流動性や酸化安定性、粘度温度特性などは劣りますが、その分、一般的に低価格なことが特徴です。

②部分合成油

鉱物油よりもさらに粘度特性と低温特性をアップさせたベースオイル。フル合成油に近い性能を備えています。適合するエンジンの範囲が広く、また省燃費につながる特性も備えています。

エンジン内部には、燃焼や部品の運動によって各部に汚れが付着します。この汚れを吸着し、洗浄することもエンジンオイルの役割の一つです。走行距離と時間に応じてエンジンオイルが黒ずむのは、この働きによるものです。オイルが汚れを吸着できる量には限りがあるため、走行距離を目安とした定期的な交換が重要になってくるのです。

③全合成油

エンジンオイルの主成分である炭化水素を化学合成したオイルです。粘度指数が高く、酸化安定性に優れることから、スラッジの生成が少なくなるなどの特徴があります。オイルの種類の中では最高品質のベースオイルです。その分、他のオイルよりも価格は高くなります。

エンジンオイルの種類は、この他、燃料別によってガソリンエンジンオイルとディーゼルエンジンオイルの2種類に大別することもできます。ディーゼルエンジンオイルの成分には、軽油の特性から、硫黄酸化物を中和させるためのアルカリ性添加物の割合が多い特徴がありますが、その機能や性能はガソリンエンジンオイルとほぼ同様です。最近は双方に対応可能な商品も登場しています。

エンジンオイルの料金相場

エンジンオイルを選ぶ際には、価格もまた基準のひとつとなると思います。 オイルの価格は、主にベースオイルの違いによって変わります。ここではベースオイル別に見た、4ℓ缶の価格の目安をお伝えします。

①鉱物油ベースのオイル…約2,000円~2,500円/4ℓ

コストパフォーマンスに優れ、手軽に使えることが魅力です。一般的にはエコカーやハイブリッドカー、また短距離走行が多い自動車に合うとされています。また特性を生かし低年式の自動車に最適なものなども販売されています。

②部分合成油ベースのオイル…約3,000円~4,000円/4ℓ

原油を蒸留・精製したもの。他のベースオイルと比較すると、低温流動性や酸化安定性、粘度温度特性などは劣りますが、その分、一般的に低価格なことが特徴です。

③全合成油ベースのオイル…約4,500円~6,500円/4ℓ

液体チタンを配合するなど最新技術を活用し、エンジン保護性能や耐久性に優れた高性能・高品質なオイルがそろっている価格帯です。スポーツ走行するハイパフォーマンスな自動車にも適合する商品の他、アイドリングストップ車などに最適な省燃費性へ対応した商品もございます。

オイルの価格は、ベースオイルの違いだけでなく、性能やグレードなどによっても大きく異なります。またそれぞれの自動車の排気量や性能、サイズに応じたオイルタンクの大きさによって、必要なオイルの量も、その量に応じて値段も異なってきます。一般的には軽自動車で3ℓ程度、排気量2000ccまでの4気筒エンジン普通車なら4ℓ程度、2000cc以上の大排気量車であれば5ℓほどのオイルが必要です。さらに量り売りか、缶入りを選ぶか、商品の購入のしかたによっても値段の違いがあります。

エンジンオイルの規格について

オイル選びの際には、その性能も重要なポイントになります。オイルには品質を示す幾つかの規格がありますが、その中で特に注目しておきたいグレード(等級)と粘度に関する表示について、ご紹介します。

①グレード(規格等級)

エンジンオイルの性能の指標で、オイルの負荷耐性を示すもの。規格等級が高くなるほど、耐久性の高いエンジンオイルになります。自動車の性能によって、エンジンにかかる負荷は変わってきます。一般的にハイパフォーマンスな自動車は、高回転・高出力なエンジンを備えているので、エンジンオイルにもそれだけの回転数と出力に対応できる耐久性が求められます。高性能車ほど、グレードの高いオイルを使う必要があるのです。ここでは、グレードを示す主な2つの規格についてご紹介します。

◆API規格
米国石油協会(API)とアメリカ自動車技術者協会(SAE)、アメリカ材料試験協会(ASTM)が定めている規格。ガソリンエンジン車は「S」から、ディーゼルエンジン車は「C」から、また省エネ始まる記号で表示されます。後に続くアルファベットがA、B、C…と進むほど、高性能であることを表します。
◆ILSAC(GF-5)
規格 日米の自動車工業会(ILSAC)による品質規格。API規格の基準に加えて、省燃費性能を示したものです。

②粘度

アメリカ自動車技術者協会(SAE)が分類しているオイルの粘度を示す規格。気温によるエンジンオイルの粘度、いわばオイルの硬さを示す指標です。たとえば寒冷地では、低温での粘度が低いエンジンオイルとして「5W-30」などと表示された商品が推奨されています。Winter(冬)の頭文字である「W」がついた前半の数字は低温時の粘度を表し、数字が小さいほど低温でも硬くなりにくいことを示しています。0Wから20Wまでの5段階で示され、5Wはマイナス30℃の外気温に対応することを意味しています。一方、後半の数字が表しているのは、高温時の粘度。20から60までの段階で示され、数字が高いほどオイルが硬いことを意味しています。

車種やエンジン特性、気候条件をはじめとする地理的な環境、使い方などによって、適合するエンジンオイルは異なります。安全かつ快適なカーライフのためには、自動車と乗り方に合わせた最適なオイルを選ぶことが重要になってきます。適合するエンジンオイルの規格は、自動車の取扱説明書にも記載されています。オイル選びの基準として、ぜひ確認してみましょう。

エンジンオイルの確認方法

エンジンオイル交換時期は、オイルレベルゲージで確認することもできます。そのためには日常点検を通して、通常のオイルの状態を知っておくことが大切です。
日常点検方法は免許取得時に教習所で習いますが、改めて再度エンジンオイルの点検方法を確認しておきましょう。

① エンジンが冷えていることを確認

エンジンオイルの点検作業は、エンジンが熱い状態だとやけどのリスクもあり大変危険です。水平な場所で、必ずエンジンを切ってください。そしてエンジンが冷えている状態で実施します。走行後はエンジンが冷めるのを待ってから行います。

② オイルレベルゲージを引き出す

ボンネットを開けて、オイルレベルゲージを引き出します。オイルレベルゲージはエンジンオイルに挿し込まれている点検用の器具で、一般的な国産車は取手がオレンジ色のリング状になっています。(黄色や白色の場合もあります) そのリングの先にある、棒状の部分がオイルレベルゲージです。

③ オイルの汚れを確認

オイルレベルゲージを引き出し、付着したオイルをウエスや白い布などで拭き取ります。透明度のあるオイルが広がっていけば、良好な状態です。広がったオイルがこげ茶や黒になる場合は、オイルが汚れています。この状態になっていたら、交換のタイミングです。

④オイルの量を確認

オイルを拭き取った状態のオイルレベルゲージを再度挿し込み、引き出します。オイルレベルゲージには、「F」と「L」の記号が刻まれています。オイルの量が十分であれば、付着したオイルは「F」と「L」の間におさまっています。「F」より上部であれば多すぎ、「L」より下部であれば不足していることを示しています。適量になるよう、調整が必要です。

オイル漏れを発見した場合の対処方法

オイル点検時などに、もしもオイル漏れを発見した場合にはすぐに対処が必要です。そのまま走行していると、オイルが不足し、エンジン焼き付きなどの故障につながるだけでなく、火災の原因となる場合もあり危険です。オイル漏れには次の2つのタイプがあります。

① 外部漏れ

駐車した際に、自動車の下にオイルが水たまりのように落ちてしまう状態。エンジン内部のパーツの劣化などにより、オイルがこぼれ落ちてしまうことなどが原因です。放置したまま走行するのは非常に危険で、整備不良とみなされる場合もあります。

② 内部漏れ

エンジン内部にオイルが漏れだしている状態。一見しただけでは把握しにくいのですが、外部漏れと同様にパーツの劣化が原因のことが多いようです。オイルの減りがいつもより早いと感じたら、内部漏れが発生しているのかもしれません。

オイルを拭き取った状態のオイルレベルゲージを再度挿し込み、引き出します。オイルレベルゲージには、「F」と「L」の記号が刻まれています。オイルの量が十分であれば、付着したオイルは「F」と「L」の間におさまっています。「F」より上部であれば多すぎ、「L」より下部であれば不足していることを示しています。適量になるよう、調整が必要です。

 

オイル点検時などに、もしもオイル漏れを発見した場合にはすぐに対処が必要です。そのまま走行していると、オイルが不足し、エンジン焼き付きなどの故障につながるだけでなく、火災の原因となる場合もあり危険です。オイル漏れには次の2つのタイプがあります。

> エンジンオイルのセルフ点検方法 記事を読む

エンジンオイルの交換の流れ

オイル交換は、プロに依頼されるケースがほとんどですが、自分でチャレンジすることも可能です。オートバックスにオイル交換をお任せいただく場合と、セルフで交換される場合、それぞれの手順についてご紹介します。 ※セルフ交換の手順はこちらでご紹介しますが、作業にはリスクがございます。作業によって発生した故障・事故等は責任を負いかねます。ご自身の責任となることを予めご了承ください。

オートバックスでオイル交換をする場合(予約)

オイル点検時などに、もしもオイル漏れを発見した場合にはすぐに対処が必要です。そのまま走行していると、オイルが不足し、エンジン焼き付きなどの故障につながるだけでなく、火災の原因となる場合もあり危険です。オイル漏れには次の2つのタイプがあります。

STEP1 オイルの作業予約をする

オートバックスの公式アプリ、ホームページ、電話のいずれかで、作業を希望する店舗・都合のよい日時から、オイル交換作業を予約します。

STEP2 オートバックスの店舗へ

予約時間の10~15分前までに、作業を担当するオートバックス店舗にご来店いただき、レジカウンターにてオイル交換を予約している旨をお伝えください。

STEP3 お会計

オイルをお選びいただきお会計して受付は完了です。
どのオイルを選んだらいいのか迷ったときには、スタッフにお気軽にご相談ください。
オイル交換にかかる工賃の目安は、オイル交換のみの場合550円(税込)~となります。

STEP4 入出庫

スタッフの誘導に沿って、ピットにお車を入庫していただきます。
作業の間は待合室をご用意しているので、そちらか店内をご覧になりながらお待ちいただきます。
作業時間の目安はオイル交換のみの場合30分程度で終了します。
作業が終了しましたら、スタッフよりご案内がありますので、作業場のお車までお越しいただき、作業結果のご確認をいただいて終了となります。

> エンジンオイル交換予約 記事を読む
> オイル交換予約

自分でオイル交換をする場合

STEP1 オイルを抜き出す

新しいエンジンオイルに交換するため、オイルを抜き出します。オイルの抜き方には、次の2通りの方法があります。
① 上抜き
車体の上側から作業する方法。オイルレベルゲージに専用ホースを挿し込み、オイルチェンジャー(ポンプ)でオイルを抜き取ります。専用工具が必要なため、主にプロが行う方法です。
② 下抜き
車体の下側から作業する方法。ボンネットを開け、オイルフィラーキャップを外すか緩めます。
車両のジャッキアップポイントに気を付けながら車体をジャッキアップします。
オイルの受け皿を準備してから車体の下側にあるドレンボルト(栓)を外し、オイルを流れ出させます。

STEP2 ドレンワッシャーを装着する(※下抜きの場合)

ドレンボルトに、ドレンワッシャー(ドレンパッキン)を取り付けます。オイル漏れを予防するため、使用済みのドレンワッシャーは廃棄し、必ず新品のドレンワッシャーを使用しましょう。また、ドレンボルトの締め忘れにはくれぐれも注意しましょう。ドレンボルトを締める際は既定のトルクで締め付けます。

STEP3 車体をジャッキダウンする

ドレンボルトを取り付けたら、車両の下や周囲を確認してから車体をジャッキダウンします。

STEP4 新しいオイルを注入する

エンジン内部にオイルをこぼさないよう注意しながら、オイルジョッキなどを使って、規定量の新しいオイルを注ぎ込みます。注ぎ終わったら、緩みのないように注意しながらオイルフィラーキャップを締めます。

STEP5 エンジンをかける

エンジンをかけ、新しく注ぎ入れたエンジンオイルをエンジン内部に循環させます。

STEP6 オイルレベルゲージを確認する

エンジンを止め、オイルレベルゲージでオイルの量を確認します。エンジンをかけ循環させたことによって減った分のオイルを、規定の量まで足します。

STEP7 古いオイルを廃棄する

凝固剤が入った廃油処理専用の箱を準備し、その中に古いオイルを入れて固めます。自治体によって処分方法が異なるので、事前に確認しましょう。その他、オイルを購入した店舗やガソリンスタンドなどで、缶やタンクなどに入れた古いオイルを引き取ってもらえる場合もあります。 オートバックスでは基本的にオイルをお買い上げいただいた場合は、古いオイルは無料でお引き取りしております。

> オイルのセルフ交換方法 記事を読む

まとめ

自動車にとって、血液のように重要な役割を果たしているエンジンオイル。
安全で快適なカーライフのためには、自動車のエンジン特性や使用環境、
そして車の乗り方に合った、最適なオイルを選ぶとともに、適切なタイミングで定期的に交換することが大切です。
オイル交換は自分でやるとなると、とても大変ですし必要なモノも多く、リスクも発生します。
是非オートバックスにお任せください。

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