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ディーゼル車のエンジンオイルの交換時期、頻度や目安を徹底解説!

ガソリンではなく軽油を燃料とするディーゼル車、ハイパワーのディーゼル車だからこそ長く乗るために、メンテナンスの基本であるオイル交換では注意したいことがあるんです。

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一般的なディーゼル車のオイル交換時期の目安はどれくらい?

ガソリン車より定期的なメンテナンスが必要?

車の給油口
ディーゼル車は軽油を燃料としていますが、その軽油には硫黄成分が多く含まれており、ススなどの汚れ成分が多く発生します。そのため、ガソリン車よりもオイル交換は頻繁に行う必要があります。

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前回交換からの期間・走行距離、走行環境が目安
ディーゼル車のオイル交換の目安は、一般的には10,000キロまたは1年、ただし悪路走行やアップダウンの多い地域など、エンジンに負荷がかかる走行が多い場合は、5,000キロもしくは半年と言われています。

またディーゼルエンジンのオイルは目視では汚れが判断しにくいため、走行距離と前回交換時期を確認しておくことが重要です。

ディーゼルエンジン用のオイルの特徴

ディーゼル用エンジンオイルとガソリン用エンジンオイルでは、オイルとしての役割は基本的に同様です。しかし、ディーゼル車ならではの特徴が、エンジンオイルにも反映されています。

ディーゼル車とガソリン車では使用する燃料もエンジンの構造も異なりますので、ディーゼルエンジン専用のオイルを使用しましょう。
最大の特徴はアルカリ分が添加物として多めに加えられている点です。

ディーゼルエンジンの燃料は軽油ですが、軽油には、ガソリンより多くの硫黄分が含まれており、これがエンジン内で燃焼すると硫黄酸化物(亜硫酸ガス)を生成し、一部では三酸化硫黄と凝縮水(結露)と反応し、エンジン内部を腐食させる硫酸になります。エンジン内が硫酸で腐食すると、取り返しのつかないダメージを負うことにつながります。

この硫黄酸化物を中和するためにアルカリ分が多く加えられています。

ディーゼル用エンジンオイルの種類 【品質グレード】

ディーゼルエンジン用のオイル規格

ディーゼル用エンジンオイル
エンジンオイルの規格に「API規格」というものがあり、ディーゼルエンジンの場合は、商用(Commercial)および圧縮(Compression)の頭文字である「C」に、加えて品質が低い順に「A~F」のアルファベットが付与され、「CE」や「CF-4(最高ランク)」などのグレードが存在します。

また、ディーゼル専用だけでなく、ガソリン車にもディーゼル車にも使用できる兼用のオイルがあります。兼用オイルのグレード表記は、例えば「SL/CF」の場合、前半がガソリン用オイルのグレードで、後半がディーゼル用オイルのグレードとなっています。
クリーンディーゼル車に使用できるオイル規格
日本国内にはJASOという規格があり、日本のディーゼルエンジンオイルの品質に関するガイドラインもあります。DL(ディーゼルライト)とDH(ディーゼルヘビー)の2種類があり、前者は乗用ディーゼル車、後者は大型ディーゼル車に用途が分けられます。主に乗用車の場合DL-1を採用しており、一般的にはクリーンディーゼル車と呼ばれます。
マツダのCXシリーズが代表とされるクリーンディーゼル車は従来のディーゼル車と比べ厳しい排ガス規制をクリアしています。 規制をクリアするための技術の一例を紹介しますとDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)という、排気ガスに含まれるススなどの物質を除去するためのフィルター着用が義務化されています。
このような有害物質を排出しない技術の成長に伴い、エンジンオイルの規格も変化しています。 使用するエンジンオイルの規格を間違えると故障の原因につながりますので、必ず指定のオイルを入れる必要があります。 例えば、API規格の指定が「CF」となっている車に「CE」などの規格のオイルを入れると本来想定されていた洗浄作用を下回り、エンジンに負担をかけることになります。 オイルの入れ間違いを防ぐために、お車の取扱説明書を確認いただくか、最寄りのオートバックスにお気軽にご相談ください。
規格は年々増えており、2021年5月にはJASOから「DL-2」が発表されています。

※API:American Petroleum Institute アメリカ石油協会
※JASO:Japan Automobile Standard Organization 日本自動車規格。自動車技術会が定める自動車規格。

ディーゼル用エンジンオイルの種類 【粘度】

オイル選びでは、粘度も重要な要素の1つです。そして粘度のグレードを定めた規格も存在します。これをSAE粘度といって、○W-○○の形式で表記し、○にはそれぞれ数値が入ります。

ディーゼルエンジンは、エンジン内の圧縮比がガソリンエンジンに比較しても非常に高いため、低い粘度のオイルであれば、圧縮漏れを起こしてしまいます。そのため、ディーゼル用エンジンオイルには、10W-30や15W-40などが使用されることが一般的です。

ディーゼル用エンジンオイルの種類【値段】

オートバックスでは、レッドライン(RED LINE)やモチュール(MOTUL)、カストロール(Castrol)、ビーピー(BP)、モービル(MOBIL)、オートバックスのプライベートブランドであるオートバックス・クオリティ(AQ.)など多数品揃えしております。

それぞれブランドや規格、容量に応じて値段が異なります。1例を挙げますとオートバックスのプライベートブランドではAQ. AVANTE DL1 5W30(4L) 5,280円(税込)~のご用意がございます。
※表示価格はオートバックスグループ標準売価(税込)です。
※店舗により取り扱っているエンジンオイルが異なる場合がございます。
※店舗により価格が異なる場合がございます。

エンジンオイル車種適合検索

ご自身のお車のオイル選びにはこちらをご利用ください。車のメーカーや車種、グレード情報から、自宅に居ながら正確な適合検索ができます。

また自分のクルマに合った粘度のオイルを選ぶことはもちろん、自分の走り方も考えてオイルを選ぶと、愛車をより長く快適に維持できます。

最後に

走行中の車
今回解説したように、ディーゼル用エンジンオイルは、ガソリンエンジンのそれとは異なる性質や規格を持ちますので、しっかりと自分の乗る車のエンジンに適した規格・品質のオイルを選んで、ディーゼルエンジンのうまみであるパワーを十分に発揮させてあげましょう。

ディーゼル車もガソリン車と同様にオイル交換のご予約がいただけます。余計な待ち時間の掛からないWeb予約をご利用ください。
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