車のバッテリー交換を安く行うには?費用相場や自分で交換する方法

車のバッテリーは消耗品であり、通常のバッテリーで2年、高性能バッテリーで3年を目安として交換する必要があります。バッテリー交換にかかる費用が高くつきそうだと不安になったり、どうせなら交換費用をできるだけ安く抑えたいと考えたりする人も多いのではないでしょうか。

この記事では、バッテリー交換にかかる費用相場や内訳、交換を判断する目安のほか、自分で交換する方法などについて解説します。

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車のバッテリー交換にかかる費用の相場

バッテリー交換には、新しいバッテリー本体の購入はもちろん、交換作業の基本工賃や使用済みバッテリーの廃棄など、さまざまな費用がかかります。

バッテリー交換の費用を安く抑えるには?

車のバッテリー交換を行う必要が生じた場合、どのような方法を選べば安く済ませることができるのでしょうか。ここでは、バッテリーをできるだけ安く交換する方法を3つご紹介します。

カー用品店でほかの部品と一緒に交換する

車のバッテリーを安く安全に交換する方法として、カー用品店で購入し、カー用品店の整備士に交換してもらう方法が挙げられます。カー用品店は、安価なものから高性能なものまでバッテリーの種類も豊富にそろっており、安く抑えられるケースがあります。

また、知識が豊富なカー用品店のスタッフに、適合バッテリーについて相談できるのも大きなメリットです。

なお、ほかの部品の交換といっしょに行うと、お得になる会員制度が用意されていることもあります。

自分でバッテリーを購入してお店に持ち込み交換する

車のバッテリーをオンラインショップで購入し、カー用品店などに持ち込んで交換してもらう方法があります。オンラインショップによってはバッテリーを安く購入できることもあり、部品代が安く抑えられるのはこの方法のメリットといえるでしょう。

ただし、バッテリー購入時にアドバイスが受けられないため自己判断となること、持ち込むお店を探したり、お店に作業を断られたり、割高な持ち込み作業工賃が発生したりする可能性があるのか事前に確認するといいでしょう。

自分でバッテリーを購入して交換する

車のバッテリーをオンラインショップで購入し、バッテリーを自分で交換すれば、作業工賃はかからず、廃棄費用がかかるだけなので、最もコストを抑えられる方法といえます。

とはいえ、自分でバッテリーを交換する作業は初心者にはハードルが高く、ケガや感電などのリスクも伴います。自分で調べて購入することになるため、インターネットでバッテリーを間違えて購入してしまう可能性もゼロではありません。十分な準備や注意が必要な方法といえるでしょう。

車のバッテリー交換を自分で行う方法

車のバッテリーを自分で購入して交換するのであれば、まずはバッテリーの選び方や作業手順を確認しましょう。ここでは、注意点なども含めて解説します。

購入するバッテリーの選び方

バッテリーには、大きく分けて次のような種類があります。

<バッテリーの種類>
・一般車用バッテリー
・エコカー用バッテリー(アイドリングストップ車用)
・エコカー用バッテリー(ハイブリッド車用)
・輸入車用バッテリー

交換する際には、どの種類のものを選ぶか、今のお車に付いているバッテリーをよく確認するようにしてください。

交換するバッテリーの選び方については、下記の記事もご覧ください。

>バッテリー基礎知識 | オートバックス公式通販サイト

バッテリー交換に必要なもの

バッテリー交換に必要なものは、下記のとおりです。

<バッテリー交換に必要なもの>
・新しいバッテリー
・スパナやラチェットレンチ
・保護用メガネ
・汚れてもいい服装
・ゴム手袋
・養生テープ
・ワイヤーブラシ
・サンドペーパー

スパナやラチェットレンチは、バッテリーを取り外す際、ナットをゆるめるために必要です。また、作業はゴム手袋や養生テープなど、絶縁できるものを使用しながら行ってください。

バッテリーを交換する手順

バッテリーの交換手順は、次のようになっています。走行直後に交換する場合は、バッテリーを30分以上休ませてから行ってください。

<バッテリーの交換手順>
1. 車のエンジンを停止させ、ライトなど電装系のスイッチもオフにする
2. バッテリーが搭載させている場所(ボンネットなど)を開き、バッテリー端子についているカバーを外す
3. -端子(細いほう)から+端子(太いほう)の順に、接続されているバッテリーターミナルを外す
4. バッテリーを固定しているステー(固定金具)とボルトを外し、バッテリーを垂直に持ち上げる
5. 新しいバッテリーを取り付け、ステーに固定する
6. +端子から-端子の順にバッテリーターミナルに取り付ける

端子が錆で汚れている場合はワイヤーブラシなどで磨いてください。その際には、素手でふれないように注意しましょう。

自分で車のバッテリーを交換する際の注意点

車のバッテリーを自分で交換する際には、感電に注意が必要です。作業手順を誤ると、ショートしてスパーク(火花)が発生し、車両火災が起きることがあります。

とくに+端子を取り付けているときに、スパナなどの工具が-端子にふれないように気をつけましょう。

また、使用済みのバッテリーを取り外すと、電気の供給がいったん途切れます。そのため、車内のカーナビ、オーディオなどの設定がリセットされる可能性があるので注意が必要です。

車のバッテリー交換を判断する目安

車のバッテリー交換を判断するには、いくつかの目安があります。ここでは、バッテリー交換の判断目安を6つご紹介します。

エンジンがかからない、かかりにくい

車のバッテリーが上がっていると、エンジンを起動させるスターターモーターを回すための電気が不足します。すると、「カチカチ」や「キュルキュル…」といった音はするものの、エンジンはかかりません。

また、エンジン起動時間が通常時より長くかかるようであれば、バッテリーの電気残量が少なかったり、劣化していたりする可能性があります。

アイドリング中のヘッドライトが暗い

車のエンジンをかけ、アイドリングさせた状態でヘッドライトが暗い場合は、バッテリー交換のタイミングが来ているのかもしれません。

ただし、日中の屋外ではヘッドライトの明るさについて判断できない可能性もあるので、暗い場所や夜間のアイドリング中に判断しましょう。

アイドリングストップの動作に問題がある

エコカーに備わるアイドリングストップ機能は、バッテリー状態を判断するのに向いている装備です。アイドリングストップ機能は、信号待ちなどで停止時にエンジンを自動的にストップさせ、燃費向上に貢献する機能です。

アイドリングストップが作動しないときには、バッテリーが劣化している可能性を疑う必要があります。

パワーウインドウやワイパーの動作が鈍い

パワーウインドウやワイパーのように、バッテリーから供給される電気で動く装備が、車にいくつも備わっています。これらの動作が鈍いことも、バッテリー劣化を確かめられるサインのひとつといえます。
車のバッテリー液の変色、電圧低下、本体の変化
車のバッテリーは、見た目でも劣化が判断できます。バッテリーが劣化していくと、本来は無色透明のバッテリー液の色が濁っていきます。

また、バッテリー液面が「LOWER LEVEL」(最低液面線)近くまで低下していれば、バッテリー用補充液の補充が必要です。平均電圧である12.5V〜14Vを下回っているのであれば、交換のタイミングといえます。

他にも、バッテリー本体にヒビや割れ、欠けがあったり、液漏れや本体が膨張していたりする場合は、点検や交換を検討してください。
突然寿命が来た
最近の車のバッテリーは性能が向上し、劣化しにくくなっているのが特徴です。しかし、以前に比べて車内で電力を使うことが多く、ある日いきなりバッテリーが寿命を迎え、交換しなければならなくなることも考えられます。

バッテリーを長持ちさせる方法

車のバッテリーは消耗品なので、定期的な交換が必要です。ただし、使い方によっては交換までの期間を延ばすことができます。ここでは、バッテリーを長持ちさせる方法を4つご紹介します。

バッテリー上がりを起こさないようにする

車のバッテリーを長持ちさせるには、バッテリー上がりを起こさないようにすることが有効です。

もしバッテリーが上がった状態で長時間放置すると、充電しても元の状態に戻すことが難しくなります。特に夏や冬はエアコン稼働によって電力を使う機会が多く、バッテリートラブルが発生しがちなので注意しましょう。

定期的に車を走らせてバッテリーに充電する

車のバッテリーは自然放電するため、週に1回程度は10km程度、時間にして30分程度連続走行し、バッテリーへの充電を行いましょう。

ただし、アイドリングやわずかな距離の走行では、十分な充電ができないので注意してください。

気温が低い季節・場所での運転前には点検する

バッテリーにとってベストな気温は、20℃~25℃です。冬場の低い気温でバッテリー液が冷えると化学反応が鈍り、蓄電量が少なくなって電気容量が低下する可能性があります。

冬季や降雪地域へのドライブ前には、バッテリー点検をしておきましょう。

車のバッテリー交換を安全・安心に行いたいならオートバックスに依頼しよう

バッテリー交換はそれほどハードルの高い作業ではありませんが、手順を誤るとショートや車両火災につながる可能性があります。作業の手間やリスクが不安なら、専門店に相談・依頼するといいでしょう。

ここでは、オートバックスでのバッテリー交換のメリットをご紹介します。
メリット1. バッテリーのリセットやメモリーのバックアップも万全
車によってはバッテリー交換の際に、バッテリーの電流積算値などのリセット作業が必要となる場合がありますが、オートバックスでは、バッテリーのリセット作業やメモリーのバックアップ作業も同時に実施します。

そのためカーナビの登録や電動シートポジションなども継続利用可能で、バッテリー交換後に、あらためて入力したり設定し直したりする必要はありません。
メリット2. バッテリーの無料点検やバッテリー液補充も実施
車のバッテリー交換が必要かどうか、自分では判断がつかないこともあるでしょう。オートバックスでは、バッテリーの無料点検やバッテリー液の補充も行っています。オイル交換やタイヤ交換のタイミングはもちろん、バッテリー点検だけでもご相談いただけます。

オートバックスは、お客様の快適なカーライフを全力でサポートしています。どんなことでもお気軽にご相談ください。
車のバッテリー交換にはどんな費用がかかる?
車のバッテリー交換には、本体の購入費用や、交換作業の基本工賃、使用済みバッテリーの廃棄費用などがかかります。バッテリーの本体費用や交換基本工賃はメーカーや車種、どこへ依頼するのかによって変わってきます。オートバックスでは、交換基本工賃は税込2,200円~、作業時間は10分~です。
車のバッテリー交換の費用を抑えるにはどうすればいい?
車のバッテリーを安く安全に交換する方法としては、カー用品店で購入し、カー用品店の整備士に交換してもらう方法がおすすめです。例えば、オートバックスでは、バッテリーの種類も豊富にそろっているため、カーディーラーより本体の購入費用や交換基本工賃を安く抑えられます。
車のバッテリーを長持ちさせるにはどうすればいい?
車のバッテリーを長持ちさせるには、カー用品店での定期的な点検や、車を運転してバッテリーを充電させることが必要です。また、バッテリーにダメージを与えてしまうバッテリー上がりを起こさないようにしたり、気温が低い場所へのドライブに行く前の点検をしたりすることも大切でしょう。
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