高性能エアコンフィルターを活用 手軽に始められる車での花粉・ウイルス対策

リビング感覚でくつろげる車が増えています。一方、ご自宅で空気清浄機などをフル活用しているような方のなかには、車内空間の快適度は今ひとつと思われている方もいらっしゃるかもしれません。そんな時の対策として車載タイプの空気清浄機も増えていますが、おすすめしたいのはカーエアコンの高機能化です。カーエアコンに内蔵されているフィルターを高機能タイプに切り替えることで車内環境がますます心地よくなります。花粉やウイルス対策も万全のエアコンの高機能化について解説します。

花粉が引き起こすアレルギーとは?

花粉イメージ

花粉症はアレルギーが引き起こす症状です

春のイメージがある花粉ですが、年明けの1月下旬あたりから飛散が始まり2月中旬から5月までの間にピークを迎えるそうです。花粉症を患っているドライバーにとって辛い季節といえます。ところで、そもそも花粉症とは何なのでしょうか。

動物は免疫システムをもっています。病気の原因になる細菌やウイルスなどが体に侵入すると、免疫システムが発動するようになっています。この免疫システムが過剰に反応してしまうことが「アレルギー」です。花粉症とは、花粉に対する免疫反応が引き起こす症状のことを指すそうです。

花粉症のリスク

ドライブイメージ

ドライブの安全を損なう花粉症の症状

花粉症を患っている方の多くは、その症状をご存知です。アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎であり、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙、くしゃみに悩まされます。鼻づまりは運転の集中力を奪いますし、目のかゆみや涙は視界を奪います。中でも、くしゃみは、自律神経の反射によって自然と目を閉じてしまいます。走行中に期せずしてくしゃみによって目を閉じてしまうことは危険を伴います。

実際のところ、花粉症のくしゃみが原因で追突した男性は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)で執行猶予付きの有罪判決を受けました。このとき、「症状が出た以上、速やかに運転を中止しなければならない」ことが、判決理由のひとつに挙げられたそうです。つまり花粉症の症状をそのままにして運転を続けることは、危険を認知しながら運転しているとみなされることになります。

花粉症のリスクを避けるための対策

エアコン操作

車内から可能なかぎり花粉を排除

運転中に花粉症の症状を和らげるには、車内にできるだけ花粉を持ち込まない、入れないことです。具体的には、着衣は表面が滑らかな素材で、車に乗り込む前にサッと花粉を払えるようなものがベターです。例えばアウトドアウェアのウインドゥジャケットのようなものを羽織って、乗車の前に脱いで払うようにします。
エアコンは内気循環か外気導入か?
車の運転中は花粉が侵入しないように窓を閉めます。また、エアコンを通じて花粉が入ってこないようにと内気循環にしているドライバーがいらっしゃいますが、エアコンは花粉とは関係なく外気導入での稼働が基本です。

JAFが2019年に実施したテストによると、4名が乗車したミニバンの窓をすべて閉めエアコンを内部循環にして走ったところ、約1時間ほどで車内の二酸化炭素濃度が最大6,770ppmにまで上昇したそうです。二酸化炭素の濃度が3,000ppmを超えると、注意力の低下や疲労感を招くだけでなく眠気や頭痛を発生することもあるといい、このテストでも眠気や軽い頭痛をうったえる乗員の方がいたそうです。ちなみに同条件でエアコンを外気導入にして走ると、二酸化炭素濃度は常に1,000ppm前後だったといいます。このような安全上の理由から、花粉症とは関係なくエアコンは外気導入を基本とするのがベターです。

高機能エアコンフィルターに期待できること

アレルギーの原因となる花粉やウイルスをシャットアウト
エアコンを外気導入で稼働させると、外気とともに花粉が車内へ侵入することになりかねません。そこで導入したいのが高機能タイプのエアコンフィルターで、カーエアコンに備わっているフィルターを取り替えるだけで花粉をシャットアウトすることができます。家庭用の空気清浄機にも高機能タイプがありますが、その性能もフィルターが担っています。次に、オートバックスが厳選して店頭やオンラインストアで取り扱っている高機能エアコンフィルターをご案内します。

高機能エアコンフィルターの種類

BOSCH エアコンフィルターアエリストプレミアム
帯電超極細不織布を採用することで、通気性を低下させることなく花粉など0.3μ以上の粉塵をしっかりキャッチしてくれます。植物由来の天然ポリフェノールをフィルターに採用しており、捕集した花粉などのアレル物質をしっかりと抑制してくれます。さらには、ウイルスや菌、カビに対しても効力があり、とりわけウイルスに対しても天然ポリフェノールがウイルスの活動を抑制し車内をクリーンかつ快適に保ってくれます。その他、PM2.5対策に加えて、排ガス、タバコ、カビ臭など、嫌な匂いも吸着してくれます。オートバックスが取り扱うフィルターの中ではハイエンドとなり、とにかく高機能・高品質を求めるドライバーにおすすめします。
税込み 4,380円
花粉
アレル物質対応
抗ウイルス
抗菌・抗カビ
脱臭
PM2.5対応
集塵

DENSO エアコンフィルター

除塵層(抗ウイルス剤塗布層)、脱臭層、除塵層(帯電)という3つのフィルターを採用するエアコンフィルターです。自動車メーカー純正のエアコンを手掛けるデンソーならではの、新開発となる立体構造の帯電不織布ろ材とすることで、高い除塵性能を実現しているのも特徴です。車外から侵入するスギやヒノキなどの花粉はもちろん、チリ・ホコリ、PM2.5などを効率よくフィルターでキャッチ。しかも、抗ウイルス剤塗布層では、フィルター表面の抗ウイルス剤にウイルスが反応、その表層のタンパク質を変質させることで99.9%を減少させる効果があります。ウイルスから赤ちゃんやお年寄りをガードしてくれるので、ご家族と一緒にドライブされる方におすすめです。
税込 2,990円
花粉
アレル物質対応 -
抗ウイルス
抗菌・抗カビ
脱臭
PM2.5対応
集塵
PIAA製品

PIAA エアコンフィルターコンフォートファイン

静電気で微粒子までキャッチする特殊製法の帯電フィルターと、濾過性と通気性に優れた不織布フィルターという、画期的な2層構造の濾紙を採用しています。静電気の力で強力な集塵性能を実現しており、車内に侵入した花粉、黄砂、ダニ、排ガス粒子、PM2.5、そしてディーゼル粉塵など1μ以下の汚れも高い確率でカットします。花粉対策も万全なエアコンフィルターとしてコストパフォーマンスの高いアイテムです。
税込 1,980円
花粉
アレル物質対応 -
抗ウイルス -
抗菌・抗カビ -
脱臭 -
PM2.5対応
集塵

高機能エアコンフィルターの取り付け

カーエアコンのフィルターは1年に1度交換が基本です
カーエアコンフィルターは消耗品です。1年に1度、または走行距離にして10,000kmごとに交換したいところです。交換を怠ると、どんなに高性能なフィルターを採用していてもその効果が期待できないばかりか、目づまりによってエアコンの性能も低下します。これによって燃費も悪化してしまうケースもあります。うっかりフィルターを交換するのを忘れていたという方にとっては、高機能タイプのエアコンフィルターを導入する絶好の機会といえるのではないでしょうか。
取り付けに不安を感じたら最寄りのオートバックスへ
車種によっても異なりますが、一般的にカーエアコンのフィルターはグローブボックスの奥に格納されています。どのフィルターメーカーも公式ホームページなどで交換方法を詳しく案内しています。以下に、交換手順の一例をご紹介します。

まとめ

接客シーン
花粉を除去しウイルスを減少させる高機能タイプのエアコンフィルターは、安全かつ快適なドライブのためにもはや必需品ともいえる存在です。オートバックスでは多彩なフィルターバリエーションを揃えるとともに、さまざまな車種に適合するよう豊富なラインナップを取り揃えておりますので、お近くのオートバックスにてエアコンフィルターをリフレッシュさせてみてはいかがでしょうか
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