車検 車検

車検の費用比較や必要書類、有効期間について

自動車ユーザーであれば、誰しも1度は「車検」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか? ただ、聞いたことはあるけど何をしているかは知らない方も多いはず。今回は、車検の全てを詳しく解説します。

そもそも車検って何?なんで受けないといけないの?

車検とは、自動車の安全と環境保全(公害防止)のために国が定めた自動車の検査制度のことです。
オートバックスは「自動車は私たちの豊かな暮らしを支え、心を満たす大切なパートナーである」と考えていますが、自動車ユーザーが車検・点検・整備を怠ってしまうと、自動車の安全が担保されません。
車検・点検・整備を行うことは私たちが安心・快適なカーライフを満喫するために欠かせないものなのです。
車検だけ受けていれば問題ないの?
道路運送車両法では、日常点検および定期点検の実施が全自動車ユーザーに義務づけられています。
つまり、車検を受けるだけではなく、自ら点検や整備を行う、または自動車整備業者に依頼することも自動車ユーザーの義務なのです。
車検ってどこを検査するの?
車検では、自動車が安全に走行できるかを判断するため様々な項目の検査を行います。
大きく分けると以下の5つの項目を検査します。
1.エンジンルーム点検
⇒ベルトにひび割れがないか、オイル量は基準値を下回っていないか等を点検します。
2.外回り点検
⇒ボディに歪みはないか等を点検します。
3.室内点検
⇒ブレーキは適切に作動するか、ハンドルは適切に動作するか等を点検します。
4.足回り点検
⇒タイヤに異常はないか、ブレーキ装置に異常はないか等を点検します。
5.下廻り点検

車検を受けないとどうなるの?

車検・点検・整備
車検には有効期限が存在し、期限を切れてしまうと公道を走ることが出来なくなってしまいます。
車検有効期限を過ぎた状態で公道を走ると、道路運送車両法違反(無車検運転)で、違反点数6点に加え、6カ月以下の懲役、または30万円以下の罰金刑が科せられます。
「うっかりしてたら車検有効期限が過ぎていた」とならないよう注意しましょう。
車検有効期限はどうやって確認するの?
大きく2つの方法があります。
1つ目は、車検証に記載されている「有効期間の満了する日」を確認する方法です。
2つ目は、フロントガラスの上部に貼付されているステッカーを確認する方法です。車内から見ると、自動車検査証の有効期間の満了する日(車検有効期限)が記載されています。
車検有効期限が過ぎてしまって、公道が走れなくなったらどうすればいいの?
まずは、お近くのオートバックスへご連絡下さい。車検を受けるための整備工場まで自動車を運搬するためレッカー車を手配する等、お手伝いをさせて頂きます。
また、市区役所に申請の上、仮ナンバーを取得することで整備工場まで公道を走ることが出来ます。
ただし、自賠責保険が切れている場合は加入が必要になるなど、多くの手続きが必要になります。
余裕をもって車検を受けるようにしましょう。

車検はいつから受けられるの?

車検は、車検有効期限の1ヶ月前から受けることができます。
(新車なら新車登録から3年目、2回目以降の車検なら前回の車検から2年目。)
たとえ、車検有効期限の1ヶ月前に車検を受けても、次回の車検有効期限が1ヶ月早まるわけではないので、ご安心ください。逆に、車検有効期限の1ヶ月以上前に車検を受けてしまうと、次回の車検有効期限は検査を行った日から数えられてしまうため注意が必要です。

車検の有効期間ってどれくらい?

有効期間は車種や用途によって異なります。詳しくは表をご確認ください。

対象車種 初回の
車検有効期間
2回目以降の
車検有効期間
車種例
乗用 普通小型車 3年 2年  
乗用 軽 3年 2年  
貨物 車両総重量8t以上 1年 1年 トラック(3輪含む)
貨物 車両総重量8t未満 2年 1年  
貨物 軽 2年 2年  
定員11名以上 1年 1年 マイクロバス
特殊 普通・小型 2年 2年 キャンピングカー
特殊 軽 2年 2年 キャンピングカー
特殊 貨物 車両総重量8t以上 1年 1年 給油車、タンク車、現金輸送車、コンクリートミキサー車等
特殊 貨物 車両総重量8未満 2年 1年  
大型特殊 車両総重量8t以上 2年 1年 ホイール・クレーン
大型特殊 車両総重量8t未満 2年 2年 フォーク・リフト
大型特殊 貨物 車両総重量8t以上 1年 1年 ストラドル・キャリア、ポール・トレーラ
大型特殊 貨物 車両総重量8t未満 2年 1年  

2022-08現在

車検ってどうやって受けるの?

車検は、大きく2つの方法で受けることが出来ます。
1つ目は自動車ユーザー自身で車検に関する整備・手続きを全て行う方法です。
この方法で車検を受けると必要な費用を法定費用のみに押さえることができ、安価に実施することが出来ます。
ただし、この場合、事前に「自動車点検基準」に基づいた点検・整備を自動車ユーザー自身が行う必要があり、
「点検整備記録簿」に点検・整備の作業内容を記載する必要があります。
また、必要書類も全て各自で揃え、車検検査場への予約も自分で行う必要があります。
車検費用を抑えることが出来る反面、手間がかかる方法といえます。

2つ目の方法はオートバックスを始めとした車検取扱業者に依頼をする方法です。
自身で車検を受けるよりは費用が掛かりますが、車検に関する整備・手続きを自動車整備のプロが行います。
特に、オートバックス車検は自動車整備士3,700人以上、自動車検査員1,600人以上在籍の日本最大級の車検ネットワークを持ち、全ての自動車ユーザーに安心と安全をご提供します。
○ オートバックス車検の流れ
1. お電話またはWEBサイトから作業のご予約をお願いします。
2. ご予約いただいた日時に店舗ご来店いただきます。
3. 保安基準に基づき点検を行った上で、お見積書を作成いたします。
4. 確かな技術を持ったスタッフが整備を行います。
5. 国家資格を持った整備士(自動車検査員)が検査を実施します。
6. 点検・整備・検査の内容をご説明した後、自動車をお引き渡しさせて頂きます。
オートバックス車検の整備・検査ってどれくらい時間かかるの?

車検にかかる費用ってどれくらい?

車検の費用は、大きく以下の3つに分けられます。
① 法定費用
② 車検基本料金
③ その他整備に必要な部品代金や作業工賃 各費用について、詳しくご案内致します。

① 法定費用 車検を受ける方法は先ほどお伝えしましたが、法定費用は、どこで車検を受けても必ず発生します。法定費用には大きく3つの費用が含まれます。

1.車両重量税
車両重量税は、自動車の重量や初度登録からの経過年数に応じて課せられる税金のことです。 1年毎に課税されますが、納税は新車登録時あるいは車検実施時に次回車検有効期限までの 年数分をまとめて行います。 普通車は重量によって課税金額が異なりますが、軽自動車は重量に関わらず一定金額を支払います。
  エコカー
(本則税率)
エコカー対象外
(右以外)
エコカー対象外
(13年経過)
エコカー対象外
(18年経過)
軽自動車 5,000円 6,600円 8,200円 8,800円
0.5t以下 5,000円 8,200円 11,400円 12,600円
~1t 10,000円 16,400円 22,800円 25,200円
~1.5t 15,000円 24,600円 34,200円 37,800円
~2t 20,000円 32,800円 45,600円 50,400円
~2.5t 25,000円 41,000円 57,000円 63,000円
~3t 30,000円 49,200円 68,400円 75,600円

2022年1月時点

2.自賠責保険料
自賠責保険とは自動車損害賠償保障法に基づき、全ての自動車に加入が義務付けられている保険のことです。自賠責保険に加入していない車両で公道を走行した場合、同法律違反で1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。また、道路交通法違反で違反点数6点が加算され、即時免許停止処分が下されます。また、自賠責保険証明書を自動車へ携帯せずに公道を走行するだけで30万円以下の罰金が科せられます。車検を受ける際は、次回車検有効期間を満たすよう自賠責保険の更新を行う必要があります。
3.法定手数料

自動車の種類によって車検費用は高くなる?安くなる?

車検の費用は法定費用や車検基本点検整備料に加え、交換した部品代や作業工賃が必要になります。自動車によってどのような違いがあるのでしょうか。

外車・輸入車の車検費用は高くなる?

外車・輸入車の法定費用は国産車と同じで、自動車の排気量や重量によって決まります。異なるのは車検の基本料金や整備によって発生した部品代や作業工賃です。
海外メーカー指定の純正部品は輸送費によって価格設定が高いので車検の総費用が高くなる傾向にあります。オートバックス車検では多彩な市販部品(バッテリーやプラグなど)の利用によって、外車や輸入車であっても車検費用をリーズナブルに抑えることが可能です。

軽自動車の車検費用は安くなる?

軽自動車の車検費用は小型自動車や普通自動車に比べると安い傾向にあります。まず第一に法定費用が安く、重量税が5,000円〜8,800円で小型や普通自動車の5,000円〜75,600円に比べると税制上優遇されていることが理由です。その一方で、軽自動車であっても点検する項目は小型や普通自動車と変わらないので車検基本点検整備料は小型や普通自動車と基本的に同じです。次の理由として、交換部品のパーツ代が小型や普通自動車に比べて安価な傾向であることが挙げられます。一例として、タイヤは残り溝が保安基準以下であると交換が必要となりますが、軽自動車のタイヤは小型や普通自動車に比べるとサイズが小さいことが一般的で価格も安価といったことなどがあります。

古い車だと車検費用は高くなる?

古い車、いわゆる低年式車の車検においては、登録から13年以上と18年以上を境にして重量税が重課(エコカー除く)されるので法定費用が高くなります。また交換する部品点数が増えると、その部品代と作業工賃の分だけ車検費用が上がります。一方、日頃からメンテナンスや点検整備を怠らなければ、古い車だからといって必ずしも整備費用が高くなるとは限りません。オートバックスでは12ヶ月点検を含むメンテナンスパックなど充実したサポートをご用意してております。高年式の新しい車はもちろん低年式の車であれば、お得なプランを活用することで車検費用を含む車の維持費をリーズナブルに抑えることが可能です。

走行距離によって車検費用が変わるって本当?

走行距離の多さによって法定費用や車検基本点検整備料が変わることはありませんが、走行距離の多い車ではタイヤ、バッテリー、ブレーキ、プラグ、フィルターなどの消耗や劣化が早まるので車検においても交換部品や作業工賃がかさむのが一般的です。古い車と同様、走行距離の多い車にはオートバックスのメンテナンスパックなどを活用されることをおすすめします。

車検を受けるのに必要な書類は?

オートバックス車検を始め、車検取扱業者に車検を依頼する場合は、以下の書類を事前に用意する必要があります。

1.自動車検査証
車検証。通常、車内ダッシュボードに保管されています。
2.自動車納税証明書
5月頃郵送されて来る自動車税の納税した証明書が必要な場合があります。 ただし、特定地域のナンバーでない普通自動車については納税証明書が不要です。
3.自動車損害賠償保険証明書(自賠責保険証)
保険期間が車検の有効期間をカバーしていることが必要です。 また、お客様ご自身が加入された場合は、保険期間が完了した旧自賠責証明書も必要となります。
4.車検証使用者名義の認印
5.ロックナットアダプター
ホイール盗難防止の為にロックナット(盗難防止用ナット)を取り付けている場合、専用のアダプターが無いとホイールの脱着が出来ませんので、必ずご用意ください。作業にはリスクがございます。作業によって発生した故障・事故等は責任を負いかねます。ご自身の責任となることを予めご了承ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?この記事では車検について、なぜ行うのか、どのようなことをしているのか紹介しました。 実際に車検を受ける際は、是非オートバックス車検をご検討ください。 オートバックスでは、車検を受けるのはもちろん、車検を受けた後も自動車ユーザー1人1人に最適なカーライフをご提案させていただきます。 ご予約・お問い合わせはお電話もしくはWEBサイトよりお気軽にどうぞ。

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