車種別ノウハウ
適合するバルブは? そもそもLEDヘッドライトのバルブ交換はできる? トヨタ「ノア/ヴォクシー/エスクァイア(型式R80系、年式2014~2021年)」のヘッドライト交換について解説します。
クールなデザインが特徴的な、トヨタの3代目「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」(型式R80系、年式2014年~2021年)のヘッドライト。
2017年のマイナーチェンジ以降は全車、LEDヘッドライトを装備。マイナーチェンジ前はグレードによってLEDライトとハロゲンライトのタイプがあります。
最終モデルでも2021年式と年月が経ち、カバーの曇りや黄ばみが気になってきたオーナーもいるのではないでしょうか? 今回はヘッドライトのメンテナンスをご紹介します。
▲撮影車両は3代目「ヴォクシー」の後期型(2017年発売)Xガソリン車
マイナーチェンジ前のヘッドライトは、ハイビームにハロゲンライトを使用。ロービームはグレードにより、LEDライトとハロゲンライトのどちらかが用いられています(エスクァイアはLEDのみ)。
LEDヘッドライトは純正のままでも十分な光量を確保しています。車検に通る基準内での光量アップはできないとお考えください。
一般的にLEDヘッドライトの寿命は10年・1万時間以上とされ、新車から装着されているクルマでも、廃車までバルブ交換は不要とされています。ハロゲンライトの寿命が約1000時間ですから、10倍も長持ちする計算です。
ただし、長寿命であってもLEDは精密機器のため、走行による振動や衝撃を長期間、与え続けることで壊れる(点灯しなくなる)ことも。
▲マイナーチェンジ後の「ノア/ヴォクシー」のLEDヘッドライトは、ロービーム、ハイビーム、ポジションライトが一体化されている
マイナーチェンジ後の「ノア/ヴォクシー」のLEDヘッドライトは、LEDバルブがヘッドライトユニットと一体化しているため、バルブのみの交換ができません。ライトが点灯しなくなったら、ヘッドライトユニットごとの交換になります。
オートバックスでは店舗により、純正ヘッドライトユニットを取り寄せての交換が可能です。その場合にかかる時間や費用は店舗、地域により異なるので、詳しくは店舗スタッフにご相談ください。
★ポイント
ポジショニングランプもヘッドライトと同様にLEDで、ヘッドライトユニットと一体化されています。
マイナーチェンジ前のハロゲンライトは、グレードによりバルブの規格が異なります。交換用のバルブは、交換前の規格に対応したものを用いるため、注意が必要です。
お乗りの「ノア/ヴォクシー」に、どの規格のハロゲンバルブが用いられているのか分からない場合は、オートバックスの店舗スタッフにご相談ください。
ハロゲンバルブには、純正相当品のほか、より明るいハイワッテージタイプや、HID・LEDに近い白もしくは青白い色味の製品もあります。これらは、視認性アップやドレスアップ性を求める人に人気です。
さらに明るさを求める方には、ハロゲンバルブと互換性のあるLEDバルブもオススメです。
以前はHIDが主流でしたが、バラストの設置などが必要で装着が難しいため、現在ではLEDヘッドライトへの換装が主流となっています。
▲ハロゲンバルブとトレードインで装着できるハイワッテージバルブとLEDバルブの一例(写真はH4規格)
LEDバルブは、ハロゲンバルブと基本的にトレードイン装着が可能で、価格や交換工賃も比較的手頃です。
色温度(K:ケルビン)や明るさ(Lm:ルーメン)にも幅広い選択肢があるため、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
ただし、製品によっては「ノア/ヴォクシー」に適合しないものや、車検非対応となる製品もあります。価格やスペックだけで決定せず、オートバックスのスタッフに相談すると安心です。
★ポイント
ヘッドライトは視認性を左右する重要な保安部品です。少しでも交換作業に不安がある人は、プロに頼むことをオススメします。オートバックスでは、目安工賃550円~各種ライト・バルブ交換を承っています(店舗により異なる場合があります)。
LEDヘッドライト自体は劣化しにくいものの、「以前より暗く感じる」場合は、故障やレンズ劣化が原因の可能性があります。
ハロゲンバルブの場合、フィラメントの劣化により徐々に光量が低下しますが、夜間、運転していて「以前と比べて、ヘッドライトが暗くなってきたな」と感じる場合、ヘッドライトの故障、あるいはヘッドライトレンズの劣化が考えられます。
ハロゲンバルブは点灯によりフィラメントが劣化し、徐々に暗くなりますが、交換したばかりなのに暗く感じるのなら、やはりヘッドライトレンズの劣化が考えられます。
▲撮影車「ノア/ヴォクシー」はMC後のモデルで程度も良好だが、ヘッドライトカバーに無数の小傷つき、うっすらと曇りはじめていた
雨上がりや洗車後にヘッドライト内部が曇る場合は、ユニット内部に水分が侵入している可能性があります。
LEDヘッドライトの場合はユニットのどこかにヒビが入っている、あるいは割れている可能性が考えられます。
▲写真はひどいケースだが、うっすら結露が発生することも
ヒビや割れが発生している場合は、対処をする必要があります。簡単かつ安価なのはコーキングで埋めることですが、それでは車検に通らないことも。その場合、ヘッドライトユニットを交換する必要があります。
ハロゲンヘッドライトの場合、まず防水カバーの装着が不十分なことや、劣化による破損が考えられます。防水カバーを交換し、取り付け直しても結露が発生するようなら、ユニット自体の破損が疑われます。
いずれにせよ、ご自身による原因究明は難しいため、ディーラーに相談するか、オートバックスの店舗スタッフにご相談ください。
新車購入から5~10年経過すると紫外線によるレンズの経年劣化が起こります。現代のクルマのレンズは多くがポリカーボネイト製で、紫外線による黄ばみや細かなキズで透明度が低下します。
またポリカーボネイトはキズにも弱く、無数についたキズが曇りとなって透過率を落とし、ヘッドライトを暗くしているケースもあります。
▲新車から5~10年が経つと、くすみや黄ばみが発生しがち
経年劣化による黄ばみや曇りが気になるようになってきたら、「磨き」と「コーティング」で透明度をある程度、復活させることができます。
オートバックスでは、自分でできるさまざまなヘッドライト磨き剤やコーティング剤を販売していますので、試してみてください。
▲手軽でおすすめ「ウィルソン ヘッドライトクリア」
★ポイント
市販のヘッドライト磨き剤を買って自分でDIY作業するのと、それほど変わらない金額で施工しますので、ぜひお気軽にご利用ください。また、劣化が始まっていない新車への予防的なコーティング施工もオススメです。
「ノア/ヴォクシー」のLEDヘッドライトのトラブルは、ユニットごとの交換が必要になるため、オートバックスを含めた整備工場で対応してもらうのが一般的です。
中には、「ノア/ヴォクシー」を中古車ショップや個人売買で購入し、整備工場とのお付き合いがない人もいるでしょう。そんなときはまず、オートバックスにご相談ください。
ハロゲンヘッドライト車を含め、点灯の不具合や劣化したカバーのクリーニングも、知識と経験の豊富なスタッフが対応します!
▲ヘッドライトのトラブルや気になることが あったら、お気軽にご相談を