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AUTOBACS × 土屋圭市 カスタムカーレビュー オートバックス店舗が手掛けたカスタムカー3台を土屋圭市がインプレッション!

スーパーオートバックス浜松とA PIT オートバックス東雲が製作した3台のカスタムカーのこだわりを紹介。土屋圭市氏による試乗レポートも。

オートバックスでは、エンジンやサスペンションなどの機能パーツの脱着からセットアップといった、いわゆるカスタムやチューニングの領域にも力を入れ、専門ショップに負けず劣らずのサービスも提供。

チューニングショップと同様の“匠のワザ”で、皆様の愛車をかっこよく、速く、さらに快適にしたい、そんな夢も叶えています。

今回は、そんなオートバックスの“匠”である、スーパーオートバックス浜松とA PIT オートバックス東雲が製作した3台のクルマを紹介しましょう。

オートバックスの“匠”が手掛けたカスタムカーはこれだ!

袖ヶ浦レースウェイでのテスト走行の場を取材した

その3台とは、東京オートサロン2026にも出展された、ホンダ「シビック タイプR(FL5)」とトヨタ「GRヤリス」、スーパーオートバックス浜松が製作した日産「フェアレディZ(RZ34)」です。

さらに国内外のパフォーマンスカーやチューニングカーの車両開発に多数携わってきた“ドリキン(ドリフトキング)”こと、土屋圭市氏が各車をチェック。千葉県の袖ヶ浦レースウェイから、試乗インプレッションをお届けします。

土屋圭市氏は2026年SUPER GTに参戦する#16 ARTA MUGENの監督

ストリートからサーキットまで対応!見どころはASMコラボのオリジナルエアロ

スーパーオートバックス浜松:日産 フェアレディZ Type S[RZ34]

Z33からZ34、そして現行モデルのRZ34まで、フェアレディZのカスタマイズで有名なスーパーオートバックス浜松。コンピューターチューニングにも力を入れ、年間400台以上のセッティングを行い、“MAX ORIDO”こと織戸学氏とのコラボECUを発売するほど信頼の高い店舗です。

そんなスーパーオートバックス浜松が手掛けた1台が、オリジナルエアロで武装した「フェアレディZ(RZ34)」。今回は、そのマシンメイクを担当している匠、鈴木英永二氏にクルマづくりのこだわりやポイントをうかがいました。

オリジナルのカーボン製エアロパーツが美しさを引き立てる

最初に目を引くのがカーボン製エアロパーツです。サーキットでも実績豊富な神奈川県横浜市のASMとコラボ開発したオリジナルエアロは、フェアレディZが持つ美しいボディラインを活かしつつ、よりスポーツカーらしさが演出されました。

「スペシャリティなモデルにふさわしいフィッティングや、性能向上にこだわりっています。そこでハイグレードなエアロに定評のあるASMに打診し、僕らが作りたいデザインを相談。どんな角度から見ても美しいシルエットのスタイルを構築しています」とこだわりと話します。

性能面では、エンジンの発熱が多いターボ車の性能を引き出すため、クーリング性能を向上。ストリートでの使い勝手も考慮した仕上げとされました。

スーパーオートバックス浜松の鈴木英二氏

▲スーパーオートバックス浜松の鈴木英二氏

「ターボになったRZ34はもちろん、NAだったZ33やZ34もサーキットでは水温が上昇しやすい傾向にありました。とくにRZ34は、400PSというハイパワーが魅力である一方、水温が上昇するとコンピューター制御が入ってパワーダウンしてしまうので、本領をなかなか発揮できなかったんです。そこでボンネットにダクトを設けるなど、効率的に熱気を排出できるようにデザインしています」と、開発の苦労話を語ってくれました。

ちなみにこのボンネットは、ダクトから雨水がエンジンルームに侵入しないよう、内側に水が通る流路を設け、車体前方に抜けるように工夫したり、走行時の風切音を低減させるため、ボンネット後端をフラップ形状にしたりと、ストリートでの使い勝手も追求されています。

装着されるエアロパーツはスーパーオートバックス浜松で購入可能

▲装着されるエアロパーツはスーパーオートバックス浜松で購入可能

パワーチューンは、HKS製スーパーターボマフラーにオリジナルのスポーツECUという組み合わせで最大出力510PS、最大トルク75kgm。見どころはコンピューターチューンで、100PS以上ものパワーアップはもちろん、「オーナーが恐怖感を持たすに全開で踏めること」をテーマにセットアップするなど、こだわりが満載。

「500PS級になると少しアクセルを踏んだだけでも、タイヤが滑ってヒヤリとすることがあります。また、急激なトルク変化が発生すると、クルマ側が危ないと判断してパワーを抑えるような制御が入ることもあり、ドライバーはアクセルを踏んでいるのにイメージとは違ったパワーの出方になることがあるんです。その部分をドライバーのイメージとリンクするように、試行錯誤しながら煮詰めています」と鈴木さん。

最大出力510PS、最大トルク75kgmまでパフォーマンスアップしたエンジン

▲最大出力510PS、最大トルク75kgmまでパフォーマンスアップしたエンジン


さらに、4つの走行モード(制御マップ)を切り替えることができ、400PSから500PSまで約20PS刻みで最高出力を変更できるのも特徴。燃費重視からパワー重視まで、走行シーンや気分にあわせて走りを楽しめるように仕上げられています。

ちなみにスーパーオートバックス浜松では、1台1台、シャーシダイナモ(自動車の馬力などを測定する機器)を使用し、コンピューターセッティングを施工しているそう。「クルマによる個体差やチューニング内容による違いにあわせてセットアップする必要があるため」と鈴木さんは力説します。

量販店では用意したデータをクルマに入れる、いわゆる“吊るしのECUセッティング”も多い中、しっかりと1台1台にあわせてセットアップしていることにも驚かされました。

市販品のバネレートはフロント12kg/mm、リア11kg/mmだが、この日は前後とも14kg/mmと

▲市販品のバネレートはフロント12kg/mm、リア11kg/mmだが、この日は前後とも14kg/mmとしていた


そして、パワーを最大に活かすために重要なのが、足まわりやボディ。足まわりは、スーパーオートバックス浜松とAPITオートバックス東雲、そしてHKSによる共同開発の「HKS HIPERMAX GATE SPEC」を装着。オトナのスポーツカーをコンセプトに安定感と乗り心地を実現したオリジナル車高調となっています。

また、スーパーオートバックス浜松オリジナルスペックのATS製カーボンLSD(リミテッド・スリップ・デフ)も装着。ストリートでも扱いやすく、純正より効きの強い仕様で、サーキットだけでなく、普段の高速道路などでもドシッとした安定感が踏め、しっかりと路面を掴んで走る感覚が生まれるので、「ストリート派にも装着してほしい」とのことでした。

土屋圭市氏が「オトナの味付け」と評する仕上がり

▲土屋圭市氏が「オトナの味付け」と評する仕上がり

注目の土屋圭市氏による試乗では、「かなり乗りやすい!500PSオーバーなのに扱いやすい!」と高評価。足まわりについても「ぜんぜん跳ねないし、乗り心地もいい!フェアレディZらしいオトナの味付けだね!年々進化させてきているよね」と大絶賛でした。

「土屋さんから評価していただけて一安心、このままセットアップを進められます!」と胸を撫で下ろした鈴木さんは、最後に「フェアレディZはもちろん、GR86やシビックなど、いろいろなクルマのセッティングを行ってきた経験があるので、もし困ったことがあれば気軽に相談してください! ECUセッティングはもちろん、足まわりなどもお客様にあわせてベストなものを提案いたします」とコメントしてくれました。

■SHOP INFO

スーパーオートバックス浜松
静岡県浜松市中央区小豆餅4丁目16番1号
053-476-2180

https://shop.autobacs.com/ja/retail/shops/119026

シビック タイプRをワンランク上に引き上げる!ストリートからサーキットまで高次元で楽しめる1台に

A PIT オートバックス東雲:ホンダ シビック タイプR[FL5]

今回、シビック タイプRとGRヤリス、さらに開発車両として「GR86」と「GRカローラ」を持ち込んだA PIT オートバックス東雲。

同店舗は、昔からオリジナルパーツブランドとして「East Cloud」を展開したり、レーシングドライバー大湯都史樹選手とのコラボでGR86用エアロキットを開発したり、積極的にカスタマイズを展開していますが、まず紹介するのがシビック タイプRのデモカーです!

A PITオートバックス東雲によるシビック タイプRと開発担当の田中智己氏

▲A PITオートバックス東雲によるシビック タイプRと開発担当の田中智己氏


そのコンセプトは、FF最速の称号を持つシビック タイプRをストリートからサーキットまで順応できる乗り心地とパワー、そしてかっこよさといしった三拍子そろったワンランク上のスタイル提案。

まずは、開発を担当したA PITオートバックス東雲の田中智己氏に、チューニング内容を教えていただきましょう。

ライトスモークの灯火類がただならぬ雰囲気を漂わせる

▲ライトスモークの灯火類がただならぬ雰囲気を漂わせる


外観は、車体を低く見せるルーフラッピングに加え、ヘッドライト/エンブレム/テールランプに紫系ライトスモークのプロテクションフィルムを施工して上品さをプラス。そのほか、フロントスポイラ―は、スポーティさを強調するためにHKS製をチョイスし、今後はGTウイングも交換予定とのことでした。

田中さんは、「ワンランク上のタイプRを狙って、オリジナルのサスペンションも含めたトータルでの提案になります。タイプRは、ブーストアップ仕様で約400PSと伸びしろもあるので、とっても楽しいベース車ですよ!」と魅力を語ってくれました。

East Cloudのアイテムで上質さとスポーティさが増している内装

▲East Cloudのアイテムで上質さとスポーティさが増している内装


内装もオリジナルのカーボン製ステアリングをはじめ、Aピラーやステアリングコラムにはレザー&スエード仕様に変更。すべて、East Cloudブランドのアイテムとして販売されています。

パワー系は、フォージドカーボンテールを採用した見た目にも美しいブリッツ製マフラーで排気効率を高めつつ、オリジナルブランドEast Cloudのコンピューター「デルタボックスECU」で綿密にセットアップ。

最大出力はノーマルから約60PSアップとなる397.5PS、最大トルクはノーマルから約7.4kgmアップとなる55.1kgmを達成。ただ、FF車で400PSという大パワーになるとじゃじゃ馬感が強くなり、トラクション不足に陥るので、アクセル操作に対してトラクションが逃げないようなトルク特性に仕上げているそうです。

ただパワーアップしただけでなく、乗りやすく仕上げられている

▲ただパワーアップしただけでなく、乗りやすく仕上げられている


足まわりには、スーパーオートバックス浜松のフェアレディZと同様、オリジナルのHKS HIPERMAX GATE SPECを装着。「シビック タイプR用のサスペンションは、標準からスポーツラジアル、Sタイヤまで問わず、どんなグリップのタイヤでも減衰力のセッティング変更で対応でき、使いこなせます」と田中氏。ちなみに減衰力は30段調整式とだそう!

さらに「基本的なスペックはHKSハイパーマックスSと同様ですが、内部のシムやニードルなどの細かい部分を0.1mm単位で変更し、試行錯誤して開発してきた自信作です」と、こだわりも教えてくれました。

安定感のある走りはチューニングノウハウがあってこそ生まれるものだ

今回は開発の最終段階だったそうだが、土屋氏から「なかなかいい! 扱いやすいし、トルクもあってヘアピンでもひとつ上のギアで抜けられる! 開発中の足まわりも穏やかだし、跳ねないので走りやすい。ストリートからサーキットまでトータルバランスはばっちり」と、狙いどおりの評価を獲得。

最後に田中氏は、「ハイパワーなFFのシビック タイプRは、駆動系も重要で、とくにデフは変更したほうが楽しくなります。デモカーでもATS製カーボンLSDを採用しました。LSDときくと、サーキット専用で乗りにくくなるイメージもありますが、ATSカーボンLSDはマイルドな効きが特徴で、ストリートでもクルマが安定するようになって乗り心地も良好です」と、シビック タイプRをカスタムする上でのヒントも教えてくれました。

■SHOP INFO

A PIT オートバックス東雲
東京都江東区東雲2-7-20
03-3528-0357

https://www.apit-autobacs.com/shinonome/

車検対応で安全安心に楽しめる!ストリートとサーキットの両立がテーマのGRヤリス

A PITオートバックス東雲:トヨタ GRヤリス

続いてA PITオートバックス東雲のGRヤリス。こちらはGEN2のDAT車、いわゆる後期型のオートマ仕様がベースのデモカーで、「車検対応でストリートからサーキットまで両立できる1台がテーマです。

安全で安心に走れるクルマをテーマにこれから開発していきます!」と、A PITオートバックス東雲の小野祐介氏が紹介してくれました。

開発途上のGRヤリスは今後の進化に期待!

まだ、開発がスタートして間もないとのことで、エンジンやコンピューターはノーマルですが、ここまで紹介した2台と同様、足まわりにHKSハイパーマックスゲートスペックを装着。

土屋圭市氏のオリジナルブランド、「職人」からリリースされているナルディとのコラボ・ステアリングに、ナイトペイジャー製のパドルシフターRSやSTバタフライを追加して純正機能を残しつつ、操作性をアップしているのが特徴です。

土屋圭市氏が手掛ける「職人」のステアリングと赤いフルバケットシートが雰囲気満点

▲土屋圭市氏が手掛ける「職人」のステアリングと赤いフルバケットシートが雰囲気満点


シートは、ブリッドのガイアスⅢ&ストラディアⅢの組み合わせで、スポーティさに磨きがかかっていました。また、内装パネルをカーボンに変更。カーボン内装パネルは試作品という話でしたが、近々市販予定とのことで、GRヤリス乗りは必見です。

車両の説明をしてくれたA PITオートバックス東雲の小野祐介氏

▲車両の説明をしてくれたA PITオートバックス東雲の小野祐介氏


このクルマに試乗した土屋氏は、「タイムアタックするならリヤサスペンションがもっと固くてもいいけど、ストリートならこれくらいが乗り心地もいいし、跳ねなくていいよね」とコメント。足まわりのセッティングについて、懐の深さも鋭く見抜いてコメントしていました。

今後は、ECUの開発を進め、ブーストアップ仕様のコンピューターチューンメニューを展開していくそう。また、それにあわせてデフなどの駆動系、また吸気系のアップグレードも進めているとのことで、期待がかかります!

■SHOP INFO

A PIT オートバックス東雲
東京都江東区東雲2-7-20
03-3528-0357

https://www.apit-autobacs.com/shinonome/

開発も全身全霊で取り組む“匠”がいる「ワンステップ先」のカーライフをオートバックスで!

クルマのカスタムやチューニングを楽しみたいけど、プロショップに行くのはちょっと尻込みをしてしまう……。でも、大切な愛車を預けるなら、技術力があり、クルマが大好きで、顔の見える専門家にお願いしたい――。

オートバックスの一部店舗では、量販店の枠を超えて、こだわり満載の匠たちが皆様の愛車のカスタムやチューニングを担当できる体制を整えています。

土屋圭市氏も絶賛するクオリティをあなたの愛車にも

そのために日々開発を行い、サーキットでテストを繰り返してデータを収集するなど、努力は惜しみません。そんなオートバックスの顔を知っていただければ幸いです。もし、愛車のことが困ったことがあれば、お気軽に全国のオートバックスにお越しください!


文 ・三木 宏章
撮影・トパス・ジョンキンバルー
編集・木谷宗義/type-e+ヒャクマンボルト

AUTOBACS×土屋圭市 カスタムカーレビュー | オートバックス

https://www.youtube.com/watch?v=K_j5oslLI1o

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