とことん極める
こんにちは、愛車「シルビア(S15)」のボディケアで悩む、ライターの糸井賢一と申します。本題の前に、ちょっと話を聞いてください。
S15を購入したのは1999年11月。公私にわたって使用すること26年間、東奔西走、本当によく走ってくれています。
▲遠くからなら綺麗に見える、が……
保管場所は青空駐車場。ボディのお手入れは数カ月に一度、洗車専門店で水アカ等のガンコな汚れを落としてもらい、普段はガソリンスタンドの洗車機へ。
車内の清掃は、絞ったウェスで拭き上げるだけの簡単なもの。あまり自分で洗車をしないオーナーならば、よくある方法ではないでしょうか。
1990年代後半のクルマは塗装の品質も良くなっており、この程度のお手入れだけでも「綺麗に乗っているね」と、声をかけられます。
▲ヘッドライトもまずまず綺麗。だと思っていたのですが…
しかし、“新車のように輝くクルマ”の隣に並ぶと、その差は歴然。クルマ全体に“くすみ”が感じられ、ぼんやりした古くささが露呈します。
S15シルビアのデザインは、シンプルだからこそ、今でも十分に通用するひとつの完成の極み(※オーナーの見解です)ですから、古くささの根源である、“くすんでぼんやりした印象”さえ払拭できれば、「GR86」や「WRX」と並んでも引けを取らないはず(※あくまでもオーナーの見解です)。
けれど、シャキッとした輝きを取り戻す手段が思い浮かばないのが悩みでした……。
そんな悩みを抱えていたところ、「オートバックスの中に、“洗車の聖地”と呼ばれている店舗があるらしい」という情報をキャッチ。詳しく聞いてみたところ、それは「オートバックス春日部」であることがわかりました。
▲一見、普通のオートバックスだが、遠方から訪れるお客様も多く、お客様主催の洗車オフ会も催される
そして、ここには洗車用品マニアの店長がいて、的確なアドバイスをくれるとのこと。さっそくアポを取って、「オートバックス春日部」へ行ってきました。
洗車用品マニア店長直伝のテクニックをたくさん聞けたので、「基礎編」「実践編」として、2回に分けてお伝えします。今回の「基礎編」では、まず“くすみ”の原因を探りました。
はじめに、「オートバックス春日部」について、簡単に紹介しておきましょう。埼玉県の東部に位置するこの店舗は、国道16号線沿いにあり、都心からのアクセスも良好。他のオートバックス店と同様に、整備や車検、板金、塗装といったピットサービスを実施しています。
しかし、「オートバックス春日部」の特徴は、なんといっても洗車用品の充実っぷり! 国内外、選りすぐりの洗車用品を取り揃え、オートバックス随一の取り扱いブランド数、製品数を誇ります。なんと、売り場の約2割を洗車用品が占めるとか!
▲オートバックスでお馴染みのグッズから、他店では目にすることのできない海外製品まで品揃え豊富
いつしか評判が評判を呼んで、ボディのケアに悩む多くのお客様が訪れるようになり、“洗車の聖地”と呼ばれ、メディアにも取り上げられるようになりました。
「オートバックス春日部」が“洗車の聖地”となったのは、洗車用品マニアの関根慎吾(せきねしんご)店長の方針によるもの。本題であるボディのケアの話に入る前に、関根店長のマニアっぷりや、こだわりを紹介しましょう。
▲「オートバックス春日部」のゼネラルマネージャー兼店長、関根慎吾さん。愛車は「ミニクラブマン(R55)」
▲定番品だけでなく希少な海外製品も。すべて店長が試用し、効果を認めたもの。中には3万円を超えるワックスも!
――洗車への愛や意気込みが伝わっていると思いますよ。関根店長の考える、洗車の楽しさや魅力はなんでしょうか?
ドライブをしたりカスタムをしたり、クルマの楽しみ方っていろいろありますよね。でも、どんな楽しみ方をしている人でも、愛車が綺麗になるのは素直に嬉しく、楽しいことだと思うんです。
――たしかにそうですね。カーマニアでなくても愛車が綺麗で喜ばない人はいません。
洗車は誰でも手軽にできて、(綺麗になるという)効果もわかりやすい。私は、洗車は簡単にできる(クルマの)チューニングだと思っています。もし、洗車や洗車用品に関してわからないことがあったら、私やスタッフに声をかけていただければ、可能な限りご対応いたします。
――あります、あります! 実は古くなったクルマの劣化というか、ぼんやりとくすんだ感じで悩んでいるのですが……。
お話はうかがっています。まず、現車を拝見させていただいてもよろしいでしょうか?
ということで、関根店長とともに、筆者のS15シルビアを止めてある駐車場へ。
なかなか、いい汚れ方をしていますね(笑)。洗車専門店とガソリンスタンドの洗車機という、お手入れ方法自体に問題はありません。くすんだ感じを取れば、シャキッとした印象を取り戻せますよ!
▲古くなり、劣化が進んだ未塗装樹脂は白みが出てくる。この白みは古さを強調するため、ケアは必須
――そのためにはどうしたら……? できれば時間をかけず、お手軽にできるとありがたいです。
わかりました。くすんだ感じは、ボディとバンパーの隙間やエンブレムの細部に溜まった汚れ、ヘッドライトカバーの曇り、ホイールの汚れ、未塗装樹脂の白みが主な原因です。
これらの箇所は特別に頼まない限り、洗車専門店ではしっかりと洗ってくれないもの。丁寧に磨いてケアを行えば、見違えるように全体の印象が引き締まりますよ。
▲エンブレムは汚れが溜まりやすい箇所のひとつ。たしかに細部まで磨いたことはない…
――あげていただいた箇所を見ると、たしかに汚れは溜まっていますが、そんなに変わりますか?
「細部こそ、シャキッとした仕上がりのキモなんです。まずは試してみてください。あと車内ですが、パネル類やエアコンのルーバー、ダッシュボード、ドアトリムといった人の手が触れる箇所は、意外と手垢が付着して色をくすませています。しっかりと落とすことで、新車時の色合いと手ざわりが復活しますよ。それと、ドアの開口部周りやステップの汚れも落としたいですね」
▲ドアトリムをはじめとした内装には思いのほか手垢が残り、本来の色合いをくすませている
――思っていたよりも多岐にわたりますね……。それでは気合いを入れて取り組みます。具体的な洗い方を教えてください!
「では、売り場に戻りましょう。おすすめの洗車用品と方法をお教えします」
関根店長から直々に教わった、くすみの原因と、ケアを行わなければならないポイントの数々。次回はケアにおすすめの洗車用品と具体的な洗車のテクニック、実践した効果の程をご紹介します。
電話番号:048-760-1171 駐車場台数:120台
洗車は誰にでも簡単にできるクルマのチューニング。だからこそ、たくさんの人に楽しんでもらいたい――。そんな店長の想いから、多くの洗車用品を取り揃え、全国からお客さまが訪れるようになった洗車用品の名物店舗。洗車の相談にも乗ってもらえるので、気軽にご相談を。SNSでは毎日、洗車用品を紹介中!。ぜひ、フォローしてください!
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