車種別ノウハウ
エアコンの吹き出し口から嫌な匂いがしてきたら…? 原因や対処法などスズキ「ジムニー(型式JB64、年式2018年~)」のエアコン・メンテナンスについて解説します。「ジムニーシエラ」「ジムニーノマド」にも対応。
クルマに乗るたびエアコンのにおいが気になる、ACをONにするとカビ臭い気がする――。
そんなお悩みを持っている「ジムニー」オーナーさんはいませんか?
においの原因は、エアコン内部に溜まったホコリやカビかもしれません。
ここでは現行型「ジムニー(型式JB64、年式2018年~)」の、エアコンから発生するにおいの原因からDIYでできるエアコンフィルターの交換方法、さらにプロにおまかせするメリットまで、詳しくご紹介していきます!
▲現行型「ジムニー」(型式 JB64、年式2018年~)
エアコンの吹き出し口から出る「イヤなにおい」の原因は、主にカビと雑菌です。
なぜ、カビや雑菌が発生してしまうのかというと、エアコンの冷風が「エバポレーター」という装置によりつくられるとき、同時に結露も発生してしまうから。
ほとんどの結露は車外へ排出されますが、わずかにエアコン内部に残ってしまいます。そして、エアコンが止まると、内部の温度や湿度が上昇。空気中のホコリやゴミと混じり合って、カビや雑菌が発生してしまうのです。
▲「エアコンがくさい」はカビや雑菌に原因あり
においの種類は「酸っぱいにおい」「カビくさいにおい」「汗くさいにおい」などさまざま。このにおいの種類は、原因や発生場所の特定に役立つことがあるので、覚えておきましょう。
エアコンからのにおいは、車内の空気を汚すだけでなく、アレルギーの原因や車酔いの原因になることも。
においを感じたら早めの対策をするとともに、定期的なメンテナンスを行って、再びにおいが発生しないよう心がけましょう。
近年の車種にはほとんどすべて、「エアコンフィルター」が装着されています。「ジムニー」も同様です。
エアコンフィルターは外部から車内に取り込んだときや、乗り降りの際に持ち込まれた、ホコリや花粉、PM2.5などの不純物をキャッチし、車内の空気をクリーンに保つ重要な役割を担っています。
▲長く使ったエアコンフィルター(交換前)と新品(交換後)の違いは一目瞭然
当然、使い続けるうちに目詰まりを起こし、本来の性能を発揮できなくなります。フィルターが目詰まりすると、以下のような問題が発生します。
★ポイント
エアコンフィルターにも花粉に強い製品や高脱臭タイプなど、さまざまな種類があります。いずれも2,000~4,000円とリーズナブルなので、気になる方は高性能タイプや高機能タイプを選んでみてください。
エアコンフィルターの交換は、DIYでも比較的、簡単に行うことができます。「ジムニー」も同様で、工具を使うことなく交換できます。
▲「ジムニー」に適合する「AQ. エアコンフィルター スズキ用S8」
▲グローブボックスの側面を内側に押し込んで取り外す
「ジムニー」のエアコンフィルターは、助手席にあるグローブボックスの奥に収納されています。まずはグローブボックスを開けて側面を内側に押し込み、手前に外します。
▲グローブボックスを外した奥に、白いエアコンフィルターケースのカバーが見える
▲古いフィルターには全体的にほこりが付着し、虫の死骸も
グローブボックスを取り外した奥に、エアクリーンフィルターケースのカバーがあります。左右にあるツメを押しながら手前に引いて外したら、エアコンフィルターを取り出します。
▲交換後は最大風量でエアコンを作動させてチェック
最後にエアコンを作動させて動作確認を。エアコンフィルターがグラついて異音が発生しないか、風量はしっかり出るかなどをチェックして完了です。
★ポイント
新しいフィルターを取り付けるときは、向きを間違えると、本来の性能を発揮できないだけでなく、目詰まりの原因になることもあります。
専用の工具などを使わず、比較的簡単にできる「ジムニー」のエアコンフィルター交換ですが、ご自身でエアコンフィルターを交換する際は、以下の点に注意しましょう。
▲メーカーや車種だけでなく、年式やグレードでも異なることも
現行型「ジムニー」は、現在のところ「ジムニーシエラ」「ジムニーノマド」を含めて全グレード・全年式で共通ですが、マイナーチェンジなどで変更になる可能性もあります。
エアコンフィルターの購入時には、必ず適合を確認してください。わからないときは、オートバックスの店舗スタッフにご相談を。
エアコンフィルターの交換は、におい対策の第一歩。他にもエアコンのにおいや効きを改善する方法があります。
エアコンフィルターを交換したのに、においが収まらなかった場合、エバポレーターや内部へのカビや雑菌の付着が考えられます。
スチーム循環タイプの除菌・消臭剤、市販のエアコン洗浄スプレーや消臭スプレーを使うことで、内部の簡易的なクリーニングやにおい対策を行うことも可能です。
▲助手席前のフロアマットに置き、エアコンを作動させることでエアコン内部を除菌・消臭してくれる
ただし、簡易的なにおい対策は、あくまで応急処置的なもの。エアコン内部の奥深くに付着したカビや汚れを完全に除去するのは難しく、またスプレー等の成分が残ると、かえってにおいの原因になる可能性も。使用方法をよく確認し、換気をしながら作業しましょう。
エンジンを切る前にエアコンをオフにし、送風モードもしくは暖房を最大風量にして数分間運転することで、エバポレーターに残った水分を乾燥させることができます。
これにより、カビや雑菌の繁殖を抑え、においの発生を予防する効果が期待できます。特に雨の日や湿度の高い日に効果的です。
★ポイント
その他にもプラズマクラスター発生器のような空気そのものをキレイにしてくれる作用が期待できるアイテムもあります。
DIYでのメンテナンスはコストを抑えられる一方、時間や手間がかかりますし、うまく装着できない、カバーを破損させてしまうなどのリスクもあるものです。
特に、頑固なにおいやエアコンの効きが悪いなどの症状は、プロに依頼するのが安心で確実。依頼する際、どのようなにおいがするかを伝えることで、においの原因や汚れている場所を特定しやすくなる場合もあります。
▲オートバックスのスタッフは様々なクルマに接し、車種ごとの特性を熟知している
オートバックスでも、エアコン洗浄をメンテナンスメニューとして用意しています。詳しくは店舗のスタッフにご相談ください。
▲爽やかな風で気持ちのいいドライブを
なお、オートバックスに依頼する場合のメニューと料金は、店舗により異なる場合がありますが、概ね以下のとおりです。
★ポイント
ガスクリーニングだけでなく、風の通り道となるエバポレーターの洗浄もおすすめです。特に年月の経ったクルマでは、効果を感じていただけると思います。
「ジムニー」のエアコンのにおいや効きが気になったら、まずはお近くのオートバックスへご相談を。お客様のクルマの状況にあった、最適なメンテナンス方法をご提案いたします。