固める? 吸わす? 燃やす? 引き取り?エンジンオイルの正しい廃棄方法を紹介

車からのポイ捨てなどは言語道断であるように、日本はゴミに対する意識が高い国です。

自治体によってはリサイクルや処理費用の削減を目的に家庭ゴミの分別を細かく取り決めているところもあり、なかにはゴミを26種類以上に細分化している自治体が32市町村もあるそうです[令和元年度実績]。

カーライフにおいてゴミといえば、廃油の存在があります。エンジンオイルをドライバーご自身で交換した場合などに発生する廃油はどのように捨てれば良いのか。今回はエンジンオイルの正しい廃棄方法をご紹介します。

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エンジンオイルとは?

エンジンオイルとは?

エンジンオイルとはエンジン内部を潤滑するための油脂です。潤滑によってエンジン内部の金属部品が摩耗するのを防いでおり、エンジンがスムーズに回転できるようにしています。

その他にもピストンとシリンダーの気密性を高めたり、エンジン各部の冷却、洗浄、防錆、腐食防止などといった働きがあります。さまざまな役割を担うエンジンオイルには寿命があります。

オートバックスでは6ヶ月ごと、もしくは5,000km走行ごとに交換をおすすめしています。また過酷な使用条件(一般的に言われるシビアコンディション)においては3ヶ月ごと、2,500kmごとの交換を推奨しています。

交換によってエンジンから排出された古いエンジンオイルは正しく捨てなければなりません。オイルの廃棄にはルールとマナーがあります。

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エンジンオイルを捨てる方法

絶対にやってはいけないこと

エンジンオイルの廃棄は面倒なものですが、勝手に捨ててはいけないものです。次のような廃棄は絶対にやめましょう。

下水や川に流してはいけない

エンジンオイルは下水に流してはいけません。廃油は下水処理場での処理が困難です。エンジンオイルなどの廃棄物を下水に流すことは不法投棄になり刑罰が科せられる場合もあります。また河川に流すのも絶対にしてはいけません。

深刻な水質汚染や環境破壊を招く原因になり、こちらも刑罰の対象になります。道路の排水溝やマンホールも河川につながっているので同じく厳禁です。
土壌に染み込ませてはいけません

エンジンオイルが少量であったとしても、土の上に流し、染み込ませて捨てたりしてはいけません。土壌汚染を招くだけでなく地下水などの水質汚染にもつながります。
不法投棄してはいけません

缶や瓶、プラスチックボトルに入れたエンジンオイルを山林などに捨ててはいけません。不法投棄となり刑罰の対象となります。また無人洗車場(コイン洗車場)などに放置するのも厳禁です。

正しいエンジンオイルの捨て方

エンジンオイルを廃油として捨てるにはいくつかの方法があります。ここでは具体的な方法をご紹介します。


ガソリンスタンドに引き取ってもらう

行きつけのガソリンスタンドで引き取ってもらえるか相談しましょう。ガソリンスタンドにはオイルピット(油槽)が備わっていて、定期的に廃油回収業者が引き取りに来るようになっています。回収された廃油はボイラーの燃料にされたり、リサイクルに利用されたりします。

ただし、エンジンオイル交換を実施しているフルサービスのガソリンスタンドでは引き取ってもらえる可能性があるものの、交換業務を行っていないセルフサービス方式のガソリンスタンドでは受け付けていない場合がありますので、廃油を持ち込む前に相談するようにしましょう。

また、持ち込む際はエンジンオイルの空き缶など密閉できる容器に廃油を入れるようにします。オイルトレイやオイルジョッキでは運んでいる途中でこぼしてしまうことがあるので避けるようにしましょう。
エンジンオイルを購入したお店に引き取ってもらう

ホームセンター、カー用品店、ディーラーなど、エンジンオイルを購入したお店で古いエンジンオイルを引き取ってもらえるか相談しましょう。お店によっては無料で引き取ってくれる場合と有料になる場合があります。また、引き取りそのものを実施していないところもあります。

オートバックスでエンジンオイル引き取りをお考えの場合は、実際に引き取りを希望される最寄りのお店までお問い合わせください。
お住まいの自治体に引き取ってもらう

エンジンオイルを廃油として捨てられるかは自治体によって異なりますので事前にお住まいの市町村に確認しましょう。

例えば東京都の千代田区を例にとると、有害性、危険性、引火性のあるもの、著しい悪臭を発するもの、その他処理が困難なものについては収集できないとされています。これにエンジンオイルが含まれます。具体的な捨て方としては専門業者に依頼する、ガソリンスタンドに相談するといったことが推奨されています。

一方、神奈川県横浜市を例に挙げると、オイル吸着剤(廃油BOX)であれば「燃やすゴミ」の日に家庭ゴミとして回収が可能となっています。このオイル吸着剤とは廃油を吸収させるもので、市販品の購入が可能です。また、ウエス(古い布)や細かく刻んだ新聞紙などに吸わせて捨てることもできます。

このように自治体によって廃油については扱いが異なりますので、お住まいの市町村のホームページなどで必ず確認するようにしましょう。

同時に、エンジンオイル交換に際してはオイル缶やエンジンオイルフィルター(エレメント)などといったゴミも発生することがあります。こういったものも市町村のホームページで回収の可否をあわせてチェックしておきたいところです。


廃油回収業者に依頼する

自治体によっては廃油の処理を専門業者へ依頼するように促しています。エンジンオイルは再生可能廃油であり、リサイクルすることで重油や燃料、潤滑油として再利用することができます。このように専門業者に委託することは環境にとってもプラスです。

ちなみにディーゼルエンジンの燃料の一種であるバイオディーゼル燃料は廃油から作られますが、同じ廃油ではあっても菜種油など廃食用油を原料にしています。

ただし専門業者が大口の企業や店舗を対象としていたり、そもそも回収してもらえたとしても費用が高額になってしまうケースがあります。そのため、お住まいの地域にある回収業者が少量の廃油にも対応しているか、費用はいくらなのかを事前に確認する必要があります。

廃油BOXを使ってエンジンオイルを捨てる手順

廃油BOXを家庭用一般ゴミとして収集してくれる市町村にお住まいであれば、エンジンオイルを捨てるのに廃油BOXを利用することができます。ここでは廃油BOXの選び方と利用手順をご紹介します。

廃油BOXの選び方

廃油BOX(廃油処理パック)
廃油BOXは廃油処理パックなどさまざまな名称で呼ばれていますが、液体であるエンジンオイルを吸収や凝固させることで燃やすゴミとして捨てられるようにするものです。

■容量で選ぶ
廃油BOXには容量が定められており、吸収できるエンジンオイルの量に限りがあります。例えば一般的な軽自動車であればオイルフィルター(エレメント)交換時でも廃油の量は約3Lです。この場合廃油BOXの容量は3L以上のものが必要ですのでお車のエンジンオイル量に合った容量を選びましょう。

■吸収材の種類で選ぶ
廃油BOXの吸収材には植物繊維や不織布、凝固剤などが使われています。植物繊維や不織布を利用するものはエンジンオイルを吸わせるタイプとなっており、一方、凝固剤はオイルと混ぜることで油脂状の固形物に変えるタイプとなっています。

凝固剤については油温が80度以上でないと廃油と混ざらないため、エンジンオイルを交換する前にエンジンを稼働させて十分にエンジンオイルの温度を高めておく必要があります。エンジンオイルが熱くなるので交換作業には十分に注意が必要です。

廃油BOXの使い方

■エンジンオイルをオイルトレイで受ける
エンジンのドレンボルトから出てくるエンジンオイルは廃油BOXで直接受けるのではなく、耐熱オイルトレイなどを利用して溜めるようにします。

■廃油BOXにエンジンオイルを移す
廃油BOXの箱を開けて吸収材の入った袋を広げます。エンジンオイルをゆっくりと注ぎます。

■密閉して速やかに処理する
エンジンオイルを吸った廃油BOXは可燃物であり火気厳禁です。各自治体の回収日まで安全で風通しのよい場所で保管します。室内に保管するのは避けましょう。

エンジンオイルを自分で捨てるメリットとデメリット

メリット

DIYでエンジンオイルを交換することによって、お店やガソリンスタンド、ディーラーなどに依頼した場合に比べると工賃を省くことができます。

デメリット

エンジンオイル交換には廃油BOXだけではなく、ジャッキやリジットラック、工具、耐熱オイルトレイ、オイルジョッキ、ケミカル類などさまざまなものが必要になります。

こういった道具を新たに揃えるとなると、費用がかさんでしまうのが現実です。

オートバックスでお得にオイル交換を

定期的にオイル交換をしつつ価格を抑えるには、オートバックスのメンテナンスオプションへのご加入がおすすめです。メンテナンスオプションにご加入いただくとオイル交換・オイルフィルター交換の基本工賃が無料になります。

メンテナンスオプションの加入価格は、1台につき税込1,100円(※会員ランクによって優遇されます)。しかも加入期間中は何度でも無料なのに加え、オイルフィルター(オイルエレメント)交換の基本工賃も無料になるので大変お得です。

エンジンオイル交換にかかる費用をできる限り抑えたいドライバーの方にこそおすすめします。もちろん使い終わったエンジンオイルはオートバックスが回収してリサイクル業者へ渡しております。お客様がエンジンオイルを捨てる手間はございません。

> メンテナンスオプションについて詳しくはこちら

まとめ

古いエンジンオイルを捨てるときはお住まいの自治体のルールに従って捨てなければなりません。オートバックスであればエンジンオイルの選定はもちろん、熟練メカニックによる確かな交換作業に加え廃油の処理までワンストップで承っています。

また、WEBからピット作業を予約することができます。ぜひご活用ください。

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