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オートバックスの整備品質 No.007 タイヤ・ホイール交換

AUTOBACS GUYSとは、全国のオートバックスから選りすぐられたプロフェッショナルなメカニックたちの総称です。スーパーオートバックス函館(北海道)で、二級整備士自動車検査員を担う天野孝宣がタイヤ・ホイール交換にまつわるオートバックスの整備品質について解説します。

※オートバックスにおけるタイヤ交換費用は1本あたり税込1,100円~となっています。

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タイヤ交換の必要性は?

 

「タイヤは道路と接する大事な部分になります。車が走る上で絶対に必要な部品になりますので、溝が減っていたり、硬くなっていると、かなり危険な状況になります。定期的な交換と、溝の残量に応じた交換をおすすめしています」

タイヤは車の部品の中でも、もっとも大切なパーツのひとつです。タイヤと路面との接地面積はタイヤ1本につきハガキ1枚分程度と言われます。わずかな面積で車の重量と走る・止まる・曲がるの駆動を支えているのです。また、タイヤは消耗部品でもあります。走行を重ねるごとに摩耗が進み、時間の経過とともに劣化するのは避けられません。定期的な交換は必須です。

タイヤ交換のタイミングとは?

 

「タイヤはゴムでできておりますので寿命もあります。基本的にはだいたい3年くらいと言われています」

タイヤは一度車に装着して走行すると、まったく使わない状態で保管しても劣化が進行します。そのため残りの溝が残っていても製造から4~5年が経過したら、タイヤの交換をおすすめしています。

作業工程の流れ

 

「タイヤ交換をするにあたっては車をリフトアップします。リフトアップの際には、まわりに危険がないか確認します。また、車の前後左右を確認後、お車に合ったパットを使ってリフトアップします。このとき、車の左右方向はもちろん、前後方向もしっかり安定してバランスが取れているか、安全に作業を続けられるかを確認します」

リフトアップポイントは車によって異なります。お車に合わせて最適な位置、道具を使って慎重にリフトアップします。

 

「タイヤを外す前に、必ず足まわりにガタがないか、タイヤが変な減り方をしていないかを確認します。また、タイヤを外したときにハブの取り付け面のサビを取り、防錆処理をすることが重要です」

タイヤが車に装着された状態では見にくくて気づかないようなトレッド面の偏摩耗、サイドウォールの傷などをチェックします。また、サスペンションとホイールの接合部であるハブの表面にサビが発生していると、脱輪の原因になり大変危険です。オートバックスでは、タイヤ取り付け時にナット・ハブボルトなどの点検・清掃を実施するほか、必要に応じて防錆処理もおすすめしています。

 

「新しいタイヤと古いタイヤの交換作業の前にタイヤの空気を抜きます。空気を抜きながら、ホイールに付いていたバランスウエイトを取り外します。というのも、タイヤを組み替えたりすると必ずバランスがズレてしまうからです。改めてバランス調整する必要があるので、古いウエイトはすべて取り除きます」

ここまでがタイヤ・ホイール交換の下準備です。問題なく交換できることを確認してから、作業にかかります。

 

「タイヤがホイールと接する部分をビードと言います。チューブ入りタイヤと違って、チューブレスタイヤはここがものすごく硬く作られているので、タイヤチェンジャーを使います。タイヤチェンジャーでビードを落とします(はずします)。次に、チェンジャーのターンテーブルに載せて、タイヤレバーと機械を使って、タイヤを剥がします。タイヤを外したら、同時にゴムバルブの交換もおすすめしています」

ゴムバルブはタイヤに空気を充填するための金具です。その主な材質はゴム製ですのでタイヤと同様に劣化します。劣化したゴムバルブはエア漏れの原因になりますので、タイヤ交換に際しては必ず交換するようにします。

 

「タイヤに滑りを良くするビードクリームを塗ってからホイールに組み付けます。組み付け終えましたら、チェンジャーに固定してから空気圧を充填します。空気圧はドア内側のラベルに記載されている指定の空気圧もしくは、インチアップしている場合など、お客様指定の空気圧に整えます。このとき、空気の漏れがないか必ず水を使ってチェックします」

お車に適した空気圧の調整は安全面および経済性の面でも、とても大切です。正確な空気圧計を用いて確認するとともに、水を使って漏れがないか再確認します。

 

「ホイールのバランスを調整します。ホイールバランスはひと冬を越えると必ずズレていると言われます。走れば走るほバランスはズレてきますので、タイヤを組み替えた際にはバランスを必ず調整します。バランス調整にはホイールバランサーという専用の機械を使います。左右でどれだけバランスがズレているかっていうのを点検した後に、そのホイールに合った鉛もしくは鉄を使って左右のホイールのバランスを調整します」 ※オートバックスグループでは鉄のみを使用しています。

タイヤとホイールは円形ですが、厳密には真円ではなく、製造上の都合から重量にも偏りがあります。ウエイトと呼ばれる『おもり』を使って偏りを補正する作業がバランス調整です。ホイールバランサーを使うことで、タイヤやホイールが実際に回転している状態で測定し、補正することが可能となります。

 

「ここが少しでもズレていると普段の街乗りでは影響がでないかもしれませんが、高速道路を走ってスピードが高くなると、遠心力でタイヤがたわみ、結果としてハンドルが取られることがあります。必ずホイールバランスは取らなくてはなりません」

ホイールバランスを修正しないで走行すると、ハンドルが取られたり、大きなバイブレーションが発生することがあります。大変危険な状態です。オートバックスではタイヤ・ホイールを交換する際にはバランス調整を強くおすすめしています。

 

「最後に、タイヤを取り付ける作業になります。外した作業の逆の手順でしっかりとタイヤをはめて、ナットの取り付けはトルクレンチを使います。乗用車、軽自動車、RV車など車種によって規定トルクが決まっておりますので、適正なトルクレンチで締め付けます。以上で交換作業が完了です」

タイヤ・ホイールをハブに固定するハブナットやハブボルトは、締め付けが弱いのはもちろん、強すぎるのもNGです。トルクレンチを使って規定トルクで固定します。オートバックスではより高い安全を目指して、複数のメカニックによる締め付けトルクのダブルチェックを行っています。

セルフチェックの方法とは?

 

「タイヤの残り溝の深さは1.6mmを切ると車検に通らないと言われています。残り溝2mmに達した時点で交換をおすすめしています。不安に思った際はお近くのオートバックスまでご来店ください。また、タイヤのサイドウォールには製造時期が表記されています。ここの4桁の下2桁が製造年になります。タイヤを何年使っているのか、製造から何年が経過しているのかチェックできます」

タイヤの残り溝が一部でも1.6mm未満になってしまうと整備不良となりますので使用できません。また、車検にも不合格となります。タイヤのサイドウォールにある4桁のエンボス加工は、最初の2桁が製造週、最後の2桁が製造年を表します。例えば「2520」であれば、2020年の第25週に製造されたタイヤであることがわかります。

まとめ

 

「オートバックスでは、タイヤ交換の費用が1本あたり税込1,100円~になります。交換の所要時間は車種にもよりますが、だいたい30分~になります。交換の受付は店頭はもちろん、アプリやウェブから予約することもできます。タイヤ交換についてわからないことがあったり、不安になった際には、ぜひオートバックスにお越しいただいてご相談ください」

オートバックスではスマートフォンのアプリや公式サイトからタイヤ交換の予約が、24時間いつでもどこからでも可能になっています。
[一部店舗については未対応となります]

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