【ピットサービス紹介】ゴムバルブ(エアバルブ)交換

オートバックスの整備品質 No.009 ホイールのゴムバルブ交換

AUTOBACS GUYSとは、全国のオートバックスから選りすぐられたプロフェッショナルなメカニックたちの総称です。スーパーオートバックス函館(北海道)で、二級整備士自動車検査員を担う天野孝宣がゴムバルブ交換の重要性について解説します。

※ゴムバルブの交換費用は、タイヤ交換費用にプラスして、1本あたり税込275円~となっています。

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ゴムバルブの役割・働き

 

「ゴムバルブはタイヤとホイールの中間にある部分です。このゴムバルブを通じて、タイヤに空気を充填するものになります」

ゴムバルブはエアバルブとも呼ばれます。ホイールのリム部分にはバルブホールが設けられており、ここに差し込んで使う、空気を充填するための部品です。ゴムバルブの内部には空気を一方向にのみ通す、一種の逆止弁であるバルブコアが収まっています。内部構造そのものは自転車用タイヤのバルブと同じ、単純な仕組みです。

ゴムバルブはバルブホールに差し込んで、引っ張るだけで簡単に装着できます。一方、取り付け場所、方法の都合から、ゴムバルブを交換するにはタイヤとホイールを外さなければなりません。

また、一部車種のエアバルブには空気圧センサーが内蔵されているタイプのものもあります。

ゴムバルブ交換について

 

「ゴムバルブはタイヤと同じくゴムでできています。わかりやすく言えば、輪ゴムと同じで、劣化したときにパチンと切れてしまいます。

硬化して硬くなって伸縮性がなくなると、ゴムバルブも硬くなってしまいます。直射日光に当たって経年劣化すると、ひび割れができたりします。このような硬化や劣化が原因でエアが漏れることがあります。

タイヤを交換する際には必ずゴムバルブを交換していただくようお願いします」

ゴムバルブはそれ自体でシール性を保てるよう、材質には柔軟性のあるゴムが使われます。ゴムは経年変化とともに劣化したり、硬化することが避けられません。

硬化によってシール性が衰えたり、ひび割れが発生すると、走行中の振動や負荷も重なりエアが漏れてしまうケースがあります。ゴムバルブからのエア漏れもパンクの原因になります。

 

「交換の頻度は、タイヤの交換が3年ごとと言われていますので、ゴムバルブも同時に交換がおすすめです」

ゴムバルブは消耗品であり、比較的安価な部品です。そのため、定期的な交換を強くおすすめしています。

これは安全性の確保はもちろんのこと、劣化したゴムバルブが原因でエア漏れが発生した場合、交換の際にはタイヤをホイールから取り外す必要があるためです。ゴムバルブ自体は安価でも、作業には時間と費用がかかってしまいます。

そこでオートバックスでは、タイヤ交換の目安である3年ごとのタイミングで、ゴムバルブもあわせて交換することをおすすめしています。そうすることで、トラブルを未然に防ぎ、コストを抑えた合理的なメンテナンスが可能になります。

作業工程の流れ

 

「ゴムバルブ交換の手順は、まず車両からタイヤを取り外すことから始まります。タイヤを外したら、空気を抜きます。

次に、タイヤチェンジャーを使って、タイヤとホイールが接する「ビード」と呼ばれる部分を、ホイールの表裏両側から落とし、タイヤをホイールから取り外します。

タイヤを外すと、ホイールのバルブホールに古いゴムバルブが取り付けられているので、それを切って取り外します。新しいゴムバルブを取り付けた後、タイヤとホイールを元通りに組み付け、車両に戻して作業完了となります。」

このように、ゴムバルブの交換は部品そのものの取り替え作業であるにもかかわらず、車両のリフトアップやタイヤの取り外し、バルブの付け替えなど、工程には大きな手間がかかります。これらの作業は、タイヤ交換時とほぼ同じ手順を踏む必要があります。

このことからも、タイヤ交換のタイミングでゴムバルブを一緒に交換することが、いかに効率的で理にかなった方法であるかをご理解いただけるかと思います。

まとめ

 

「ゴムバルブの交換費用は、タイヤ交換費用に加えて、1本あたり税込275円からとなっております。交換作業の所要時間はタイヤ交換作業の中に含まれるため、ゴムバルブ交換のためだけにかかる時間はほとんどありません。

タイヤの空気圧維持に少しでも不安を感じられたり、どのような疑問でも構いませんので、是非お近くのオートバックスまでご相談ください。」

ゴムバルブは、タイヤの空気圧を適切に保つうえで非常に重要なパーツです。それにもかかわらず、車一台分(4本)でも税込1,100円程度と、コストは比較的リーズナブルです。タイヤ交換と同時に行えば、作業時間の増加もごくわずかです。

そのため、オートバックスではタイヤ交換の際にはゴムバルブの同時交換を強くおすすめしています。

また、タイヤに異物の刺さりや目立つ傷がないのに空気が抜けているような場合、ゴムバルブの劣化が原因である可能性も考えられます。空気圧に少しでも不安を感じられた場合や、ご不明な点がございましたら、ぜひお近くのオートバックスへお気軽にご相談ください。タイヤやゴムバルブの点検を無料で実施いたします。

皆さまのご来店をお待ちしております。

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