車の買取業者とトラブルになったときの対処法は？事例と回避方法

車の買取業者とのあいだで生じたトラブルの対処法

車の買取業者とのあいだでトラブルが生じた場合は、下記の専門機関のいずれかに相談するようにしてください。車買取業者の業界団体である一般社団法人日本自動車購入協会（JPUC）に設けられている消費者相談窓口には、無料で相談することができます。

■車の買取業者とのあいだに生じたトラブル対処のための連絡先

また、国民生活センターの「188」は、全国に約800ヶ所ある消費生活センターや自治体の消費生活相談窓口を案内する番号です。アナウンスに従い現住所の郵便番号（7桁）を入力すれば、最寄りの消費生活センターなどへつながる仕組みとなっており、相談窓口につながった段階から通話料金が発生します。

なお、自治体が法律相談窓口を設けている場合もありますが、対応時間が限られるので注意が必要です。

相談の際には、買取業者とのやりとりを書類としてまとめてから臨みましょう。記憶違いや「言った、言わない」の水かけ論になるのを防ぐため、できる限り詳細に記載した書面を用意するのがおすすめです。

車の買取業者との契約はキャンセルできる？

車の買取業者と一度結んだ売買契約は、キャンセルできません。これは、特定商取引法で定められた「クーリング・オフ制度」が、車の売買において適用されないことが理由です。さらに売買契約は、書面ではなく、口頭でも成立して法的拘束力を持つ可能性があるので注意する必要があります。

ただし、契約のキャンセルが可能になるタイミングもあります。具体的には下記のとおりです。

＜契約キャンセルが可能なタイミング＞

• 契約書に記載されたキャンセルの猶予期間内
• 車と契約書類を引き渡す前

ちなみに、オートバックスで車の売買契約をした場合、車の引き渡し前であれば契約成立後であっても、無条件でキャンセル可能です。

車の買取業者との契約キャンセルについては、下記の記事もご覧ください。

車の買取業者との契約はキャンセルできる？法律的な観点から解説

車の買取業者とのあいだで生じるトラブル事例

車の買取業者とのトラブルには、いくつかのパターンがあります。ここでは、車の買取業者とのあいだで生じるトラブル事例について解説します。

強引な契約

車の買取業者とのあいだで生じるトラブルのひとつに「強引な契約を結ばされる」ことが挙げられます。これは、出張査定を依頼しただけなのに、査定金額を提示した買取業者にその場で契約を迫られるケースです。

当然ながら、わざわざ出張査定をしてもらったからといって、その場で契約を決めなければならないという理由にはなりません。一度契約するとキャンセルは難しいということを認識し、強引な依頼に対してはきっぱりと断るようにしてください。

買取業者からの未入金

車を引き渡したあと、車の買取業者から代金が期限を過ぎても指定口座に振り込まれないことも、車の売買のおけるトラブル事例として報告されています。

このトラブルは、買取業者側の単なる手違いや、売り手側の振込口座の伝え間違いなどのヒューマンエラーが原因として考えられます。しかし、買取業者の倒産・計画倒産や、車の持ち逃げなどの可能性も捨てきれません。相手側に理由を確認した上で、状況次第ではすぐに専門機関へ相談するようにしてください。

契約後の買取金額の減額要求

車の買取業者とのトラブルとして、査定金額提示・契約後に、買取業者から「車に申告のない修復歴が見つかったので、買取金額から減額させてもらう」と一方的な通告を受けることがあります。

査定のプロである買取業者側が「修復歴を見落としたから」という理由で車の買取金額を引き下げることには、基本的に応じる必要がありません。このような通告を受けた場合には即答を避け、すみやかに専門機関へ相談することをおすすめします。

高額なキャンセル料の請求

契約後に「契約を破棄したい」と申し出たところ、不当に高額なキャンセル料を請求されるトラブルも発生しています。契約書に明確な記載があれば応じる必要がありますが、高すぎるキャンセル料は違法となる可能性があるので、直接交渉するか、専門機関に相談しましょう。

なお、前述のとおり、契約後のキャンセルは基本的にできません。とくに買取業者がオークションへ出品するために時間や費用をかけて輸送したあとだったり、買い手が見つかったりした場合は、買取業者側の損害が大きくなるために、キャンセル料が高額になる可能性がある点に注意が必要です。

トラブルになりがちな車の買取業者の特徴

トラブルを起こす車買取の悪徳業者には、いくつかの特徴があります。ここでは、トラブルになりがちな車の買取業者の特徴について解説します。

査定金額が一般的な相場より高い

トラブルになりがちな車の買取業者の特徴として、査定金額が一般的な相場より高いことが挙げられます。このやり方は二重査定といい、悪徳業者に多く見られる手口です。

このような業者は、高額な査定金額を提示し、他の買取業者とのやりとりを断らせてとにかく契約させます。車の引き渡し後に「修復歴があった」などといって買取価格を大幅に引き下げる可能性が高いので、注意してください。

その場での契約を求められる

車の査定金額を提示したその場で契約を求めることも、トラブルになる傾向がある車の買取業者の特徴です。

その場で急かされて何となく契約書にサインしてしまい、「車と書類を引き渡していなければ、まだ仮契約の状態なのでキャンセルできるだろう」と考えてしまいがちです。

しかし、法律上はそのような扱いにはなりません。法律には「仮契約」という概念がなく、一度サインした時点で契約は成立します。契約成立後に、車を引き渡さないと契約不履行の扱いになってしまうため、注意が必要です。

「クーリング・オフが可能」と説明する

車の売買契約はクーリング・オフの対象外であるにもかかわらず「クーリング・オフできる」といってその場での契約を迫る車の買取業者も存在します。

このような業者との契約は、当然ながらキャンセルできないため、その後にトラブルになりがちです。

車の買取業者とのトラブルの回避方法

車の買取業者とトラブルにならないようにするには、どのようにしたらいいのでしょうか。ここでは、車の買取業者とのトラブルの回避方法について解説します。

信頼できる買取業者に売却する

車の買取業者とのトラブルの回避方法としてまず挙げられるのは、信頼できる買取業者に売却することです。車の買取業者の評判や口コミについてインターネットやSNSで検索し、信頼できるかどうかを判断しましょう。

また、業界団体である日本自動車購入協会（JPUC）の加盟店であるかどうかも、信頼性を見極めるポイントとなります。

複数の見積もりを取る

いくつかの車の買取業者とやりとりし、複数の見積もりを取って比較検討することも、車の買取業者とのトラブルの回避方法です。

車の一括見積もりサイトなどに登録すると、複数の買取業者から一斉に電話がかかってきます。このとき、最初に連絡をしてきた買取業者とやりとりをして決めてしまう人は多くいます。しかし、あとで他の業者のほうが高値で買い取ってくれると思っても、契約してからではキャンセルできません。

やりとりを面倒がらず、複数の見積もりを得てから冷静に比較検討することが、トラブルを回避できる方法といえるでしょう。

よく考えて慎重に契約する

車の買取業者とのトラブルの回避方法として、契約締結を焦らず、慎重に進めることが挙げられます。車の売買契約は高額のお金をやりとりするため、査定を受けたその場で結ぶものではないと心得ましょう。

契約の際には契約書の内容をよく読み、キャンセル可能期間やキャンセル料の金額のほか、車の引き渡し期日などをよく確認します。不明点・疑問点があれば必ず質問し、少しでも怪しいと思った場合は即断を避けるのが賢明といえます。

修復歴などを偽りなく申告する

車の過去の修復歴などは、車の買取業者とのやりとりの中で必ず申告してください。修復歴を隠したまま売却すると、車を引き取った後に発覚して大きなトラブルになりかねません。

意図的に虚偽の申告をして修復歴などを隠した場合、民法における「契約不適合責任」を問われ、契約解除や損害賠償を請求される可能性があります。

車買取ならオートバックスカーズで

車の売買の際、悪質な車の買取業者とトラブルに見舞われることがあります。しかし、一度結んだ契約は原則としてキャンセルすることはできません。トラブルを回避するには、複数の業者に見積もりを依頼した上で比較検討して慎重に検討し、信頼できる買取業者に売却するようにしてください。

車を売る際には、信頼と実績のある買取業者を選ぶことが大切なポイントです。オリコン顧客満足度®ランキング 車買取会社「担当者の接客力」で5年連続No.1の評価を受けているオートバックスカーズは、安心していただける車買取を実施しております。

オートバックスカーズの車買取は、特許取得の査定システム「査定Dr.」で査定を行い、買取見積を書面で発行します。さらに、じっくりと売却の検討をしていただくために、査定金額を5日間保証している上、車の引き渡し前であれば、契約成立後でもキャンセルが可能です。

車の買い取りをご検討の際は、ぜひオートバックスカーズの車買取をご利用ください。

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