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vol.117

更新日:2020/02/13

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【安全運転】離れて過ごす両親の運転が心配……おすすめしたい運転見守りサービスの利用

【安全運転】離れて過ごす両親の運転が心配……おすすめしたい運転見守りサービスの利用

連日、新聞やニュースを賑わせている高齢者ドライバーによる交通事故。ブレーキの踏み間違えや逆走による事故は決して他人事ではありません。今や日本の総人口における高齢者の割合は28.4%となり過去最高を記録*1しています。男女別では男性が25.4%、女性が31.3%ととなり、男性は4人に 1人、女性は3人に1人が高齢者ということです。

平成29年の調査*2では75歳以上の後期高齢者の免許保有者は約540万人となり、全体の6.6%が後期高齢者ドライバーという結果が報告されています。内閣府によると、後期高齢者の割合は少なくとも2065年まで伸び続ける見通し*3です。

交通事故の死亡発生件数では、75歳未満では「横断中の対人事故」が多いのですが、後期高齢者では「工作物衝突」や「出会い頭の衝突」、「路外逸脱」が死亡事故の大半を占めています。その中でも注目すべきはアクセルとブレーキの踏み間違えによる死亡事故。75歳未満では1.1%ですが、75歳以上では5.4%と約5倍もの発生率*4になっているのです。

*1出典:「人口推計(平成31年公表)」(総務省統計局)

*2出典:「平成29年交通安全白書(特集「高齢者に係る交通事故防止」)」(内閣府)

*3出典:「令和元年版高齢社会白書」(内閣府)

*4出典:「令和元年交通安全白書」(内閣府)

免許返納が現実的に厳しい理由

免許返納が現実的に厳しい理由

運転免許証の更新時に70歳から74歳のドライバーを対象に「高齢者講習」が実施され、講習を受講しないと免許の更新はできません。この受講により記憶力や判断力が測定され、適応できない場合には警察から連絡があり、臨時適性検査を受診、または医師の診断書を提出することになります。認知症などの症状がある場合には、聴聞などを経た上で「運転免許の取消し・停止」の対象となります。

しかし、後期高齢者の多くは自分の運転を客観的に見ることができず、高齢になるほど「運転に自信がある」と自負する傾向にあります。75歳以上のドライバーでは約80%のドライバーが運転に自信があると判断しているのです。

最近では年老いた親の運転に対して「免許返納」を勧めている人も多いはず。しかし、歳を重ねた人にとって自動車の利便性は大きなライフラインのひとつであり、歩くことが辛くなった人にとってクルマは重要な移動手段。それを取り上げてしまうことは容易なことではありません。

免許の返納を考える場合、都市部であれば公共交通機関が充実していますが、農村部では移動手段の確保は難しく自動車に頼ることも多くなります。移動手段の確保は高齢者に対する大きな問題であり、免許返納が進まない厳しい実情になっていることは間違いありません。自治体によるコミュニティバスの運行やタクシーチケットの配布、医師による訪問診察などサポートを行っていますが、免許返納への動機付けになっていないのが実情です。

免許返納は高齢者の交通事故防止になりますが、大きな弊害を生むとも言われています。移動手段を失うことの喪失感は認知症を促進することもあり、自宅から外に出る機会を失うことで地域のコミュニティから隔離されることにもなります。免許返納を勧める場合には家族よく話し合い、家族のサポートだけでなく自治体から支援などを利用できるように調べておきましょう。

クラウドを利用した運転見守りサービスを活用して年老いた親の運転をしっかりと管理する!

クラウドを利用した運転見守りサービスを活用して年老いた親の運転をしっかりと管理する!

年老いた親が運転する不安を取り除く方法としてIoT技術を活用する方法があります。クルマにIoT機器を実装しクラウドサービスをつなぐことで、PCやタブレット、スマホを通じて外出時における運転情報を受け取ることが可能となります。ドライバーの運転状況を把握することで、外出時の不安を取り除くことができます。

オートバックスが推奨する「WEAR + I 運転見守りサービス くるまないと」は、クルマとIoT機器を連携させた高齢者向けのクラウドサービス。運転状況や移動履歴を専用アプリを通して確認することができます。また、運転診断機能が搭載されているので、急ブレーキや急加速の頻度や傾向などもチェックすることが可能。事故などの衝撃を検知した場合、事前に登録した見守り人に緊急通知が送られます。オプションとして、衝撃を感知した際に専用のコールセンターを通じて救急車などの手配を行うことができ、より一層の安心を手に入れることができます。

このサービスはWebでの予約販売となり、近隣のオートバックスで取り付けることが可能。製品本体とケーブルソケット、取り付け工賃を含めたお得なコミコミセット(19,800円/税別)を利用すれば、取り付けやセッティングの手間もかかりません。

<WEAR +i 運転見守りサービス くるまないと>

▼WEAR +i 運転見守りサービス くるまないと

WEAR +i 運転見守りサービス くるまないと

高齢者ドライバーが用意しておくべきマストアイテム

高齢者ドライバーが用意しておくべきマストアイテム

判断力、認知力が衰える高齢者ドライバーにとって安全運転を支援するアイテムは大きな助力になります。最近では自動車を購入した後でも安全支援システムをメーカーが後付けするサービスを始めていますが、その対象となる車種は多くありません。

そうなると頼りになるのがアフターマーケットパーツとして用意されたサポートアイテムたち。ここでは各メーカーからリリースされた人気モデルをご紹介いたします。アフターマーケットパーツのプロであるオートバックスが勧めるアイテムはどれもが安心して使えるモノばかり。高齢者が運転するクルマに装着し、危険な状態を未然に防ぐことが事故を防止し、安全を手に入れることにつながるのです。

▼運転支援システム付きドライブレコーダー

運転支援システム付きドライブレコーダー

今や定番になった人気の2カメラモデル。前後の状況を高画質で記録できるので、もしもの時に事実確認をする手掛かりになってくれます。また、画像を記録するだけでなく前方の車両との車間距離や車線の逸脱を感知してドライバーに知らせる安全運転支援を搭載したモデルもラインナップされているので、高齢者ドライバーには最適です。

▼急発進防止装置 ペダルの見張り番Ⅱ

急発進防止装置 ペダルの見張り番Ⅱ

年間6,000件とも言われる高齢者ドライバーに多発するブレーキとアクセルの踏み間違い事故。そんな危険な状況を感知し、事故を抑制する急発進防止装置「ペダルの見張り番Ⅱ」は、停車時および時速10km未満の徐行時においてアクセルの急激な踏み込みを感知すると装置が作動して急発進を抑制。軽自動車からミニバンまで200車種以上に対応しています。

▼カーメイト 補助ミラー 後方確認用 CZ385

カーメイト 補助ミラー 後方確認用 CZ385

判断力が衰えた高齢者にとって情報の取得は事故防止に役立ちます。標準のミラーだけでなく、後方の状況を広角で映し出す補助ミラーを追加することでより安全な後退や車庫入れが可能になります。取り付けは専用の両面テープで貼り付けるだけ。自転車やバイク、三輪車、子供など車の後ろに隠れている危険をバッチリ確認できます。

▼ETC2.0取り付け工賃コミコミセット「Panasonic CY-ET2500VD」

ETC2.0取り付け工賃コミコミセット

今や装備するのが当たり前になったETCですが、高速道路の料金を支払うだけでなく、カーナビ(パナソニック・ストラーダ)と連動することで「発進遅れ防止支援」、「赤信号減速支援」、「信号通過支援」を受けることが可能なモデルも登場。カーナビの追加と同時に手に入れれば、より安全なドライブが楽しめます。工賃コミコミセットもお得!

高齢者の免許返納の前にできることを考える

高齢者にとって免許証の返納は大きな問題。移動手段を失うことは生活の質を損なうことにもつながります。しかし、生活は安全が確保されてこそ成立するものであり、安全を犠牲にすることはあってはなりません。そのためには運転を支援・サポートするアイテムを上手に活用し、快適かつ安全な運転を手に入れることが重要になります。年老いた親に免許返納を促す前に、安全をサポートしてくれるアイテムで支えてあげることが子供の役割になるのです。

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