Vol.52
【梅雨でもクッキリ視界を確保!】ワイパー交換マニュアル+撥水コーティング
これから梅雨のシーズンにかけて、大活躍をしてくれるのがワイパーです。雨の中での運転を安全に行えるかどうかは、このワイパーの働きにかかっているといっても過言ではありません。このワイパー、実は交換することが可能です。6月6日のワイパーの日に備え、1度愛車のワイパーを点検してみませんか?
ワイパー交換の必要性、見極め方
なぜ必要?ワイパーの交換
意外と知られていないことではありますが、ワイパーにも寿命があります。なにしろワイパーは1年間で25~50万回ほど稼働しているといわれており、車のパーツの中でもかなり酷使されている部分なのです。
特にワイパーの要であるワイパーゴムは、熱や紫外線のダメージを受けやすく、時間が経過していくと共に劣化も進んでいってしまいます。その場合、拭き取りにムラが生じ雨滴をしっかりと取り除けなくなると、視界も確保しにくくなるため大変危険です。また、上述したようにワイパーは非常に酷使する部分であるため、ゴムだけでなくワイパー本体に痛みが及んでしまっている場合があります。
ワイパー交換の見極め方とは
ワイパーを交換する時期として、以下のような状態になると交換すべきタイミングと考えて良いでしょう。
・ワイパーを動かした後に、スジ状の線が残る
・拭いた後の水がにじむ
・拭きにムラがある
また、ワイパーブレードが以下のような状態になってしまった際も交換の合図です。
・ガタつきがある
・さびてしまっている
・ひび割れを起こしている
・裂けてしまった
・変形している
ワイパーゴム・ブレード交換方法
ワイパーを交換する方法には、「ワイパーのゴムだけを交換する方法」と「ワイパーブレードごと交換する」方法の2種類があります。ゴムだけの交換の方がコストはかかりませんが手間がかかります。そのため、どうせ交換するのであればワイパーブレードごと交換してしまうのがオススメです。
交換方法はワイパーの接合部の形状によって違いがありますが、ここでは現在主流となっているU字フック式の交換方法についてご紹介していきます。
■①窓ガラスを綺麗にする
■②ワイパーのアームを立てて、ワイパーブレードが上向くよう傾ける
■③タオルなどを用いて車のフロントガラスを保護する
■④ワイパーブレードのカバーを開いたら、矢印の方向へ動かしワイパーのブレードを取り外す
■⑤ワイパーアームをゆっくりと元に戻す
ここまでで、ワイパーブレードの取り外しは終了です。ここからは新しいワイパーブレードの取り付け方です。
■①ワイパーアームを立てる
■②ワイパーゴムのストッパーの穴が下側に位置するように持つ
■③ワイパーアームは持ったままで、ワイパーブレードのカバーを開く
■④ワイパーアームのU型フックにスライドさせて差し込む
■⑤カバーを戻す
■⑥タオルを取り除く
ここまで終えたら、確実に取り付けられているか、正常に作用しているかを確認し交換完了です。
撥水ガラスコーティングで、梅雨でも安心安全な運転を
来たる梅雨に備え、ワイパーの点検・交換をすることはもちろんですが、その他にフロントガラスを撥水コーティングしておくことも大切です。撥水コーティングをすることで、雨粒がするすると流れていってくれるため、可能であればしっかりとコーティングを行っておきましょう。
ここからは、撥水剤の塗り方を紹介します。
■①塗装面につくのを防ぐため、フロントガラスの枠から塗り始める
■②枠を塗り終えたら、だいたい20センチ四方で小分けして円を描くように塗り広げる
■③縦、横に塗り広げる
■④塗り終えたらしっかりと乾燥させる。
これで撥水コーティングは完了です。撥水剤には、大きく分けて「シリコン系」と「フッ素系」の2種類があり、それぞれ特徴も異なるため、用途や好みに合わせてご使用ください。
撥水コーティングをする前にガラスを綺麗に拭く必要がありますが、その際にオススメしたいアイテムもここでご紹介します。
立体メッシュ構造+大判サイズのため、ギラツキやタバコのヤニなどといった汚れも逃さずキャッチし、拭き取ってくれます。
また、お手軽に視界をクリーンにしたい方は、オートバックス店舗にてワンコインで受けられるサービスも用意されています。
梅雨に向けしっかりとした準備を!
梅雨の長雨にあっても安全に運転するためには、万全の準備をしていくことが求められます。中でも、ワイパーの点検はドライバーにとって必須項目です。しっかりとチェックをして、梅雨でも安心安全なカーライフを送ってくださいね。
