カーエレクトロニクス関連 基礎知識

ドライブレコーダー

ETC2.0とは?マイレージとは?ETCの疑問に答えます

ETCはドライブの必需品となっているアイテムです。そのETCがさらに便利になり、ETC2.0として新たなステージに入っています。ETC2.0では、高速道路をキャッシュレスで通行できるだけでなく、より詳細な渋滞情報が得られるといったアドバンテージがあります。 ETC2.0の利用状況は本格的に導入の始まった2016年(平成28年)から徐々に増えており、2022年(令和4年)には1日に204万台が利用するに至っています。これはETC利用数全体の約28%を占めるもので、言い換えれば約7割強の方がこれからETC2.0への移行を検討することになります。そこで、ここではETC2.0のメリットなどを解説します。
※参考:国土交通省

目次

ETC2.0とは?


ドライブレコーダー取り付け

車載器と道路に設置された「ITSスポット」の間で双方向の通信が可能に

ETC2.0とは、高速道路の料金をキャッシュレスで支払えるのに加え、道路のインフラのひとつである「ITSスポット」において双方向の通信を可能にするETC2.0端末とその仕組みのことを指します。 双方向の高速・大容量の通信を実現することで運転支援情報を活用でき、渋滞の迂回ルートを教えてくれたり、安全運転をサポートしたり、災害時の適切な誘導をしてくれたりします。 また、交通の流れがスムーズになることで、事故が減ったり、環境に優しかったり、物流の効率もアップすることも期待されています。


従来からあったDSRCとの違いは?

ETC2.0の登場以前に「DSRC」がありました。DSRCとは狭域通信システムのことで「Dedicated Short Range Communications」の略称です。ETC2.0もDSRCも双方向通信のために5.8GHzの周波数の電波を利用しており、両者の仕組みは同じものです。 ここで押さえておきたいのは、ETCの車載器にはDSRC対応のものがあり、このDSRC対応モデルであれば車載器を買い替えなくてもETC2.0のサービスを享受できるということです。ただし、セットアップの内容によってはETC2.0のサービスを受けられなかったりと、少し複雑な面もあります。これについては後述の「ETCのセットアップ」のパートでご案内します。


使えなくなるETC車載器があるって本当?

2022年5月現在は移行期間(猶予期間)ですが、一部のETC車載器が使えなくなります。

ETC車載器には従来から採用されていたセキュリティとは異なる新しいセキュリティ規格が採用されるようになってきています。ETCは高速道路の料金を収受するシステムですので、盗聴や改ざんといった不正行為の脅威が高まりつつあるのが実情です。そこで、より安全性の高い無線通信規制法に則ったセキュリティが導入されることになりました。導入にともなって古いセキュリティ規格の一部ETC車載器が使えなくなります。

現在は移行期間ですが、遅くとも2030年頃には規格が完全に変更されることになりそうです。新たにETCを導入するのであれば、新しいセキュリティ対応品の購入をおすすめします。

また、ここで留意しておきたいのは、ETC2.0車載器のすべてが新しい規格に対応しているとは限らないということです。ETC2.0対応と新しいセキュリティ規格対応はまったく異なる話であることも押さえておきたいポイントです。


新旧セキュリティ対応車載器の見分け方

お使いのETC車載器が新旧どちらのセキュリティ規格に対応しているかは車載器管理番号で確かめられます。19桁の管理番号の最初の数字が「0」から始まるのは旧セキュリティで、「1」から始まるのは新セキュリティです。車載器管理番号は「取扱説明書」や「保証書」、「車載器セットアップ申込書・車載器セットアップ証明書」、そして車載器本体に記されています。 この「0」から始まる管理番号の車載器は2022年12月以降は使えなくなるとされていましたが、2022年5月現在、移行期間として当面の間は利用できることになっています。

ETC2.0を選ぶメリット


新セキュリティ対応品にはETC2.0車載器と従来のETC車載器の両方があり、どちらにするのかの判断のためにここでETC2.0のメリットについておさらいします。ご自身のカーライフスタイルに照らし合わせて、ETC2.0を選ぶべきか従来のETCを選ぶべきかチェックしてみてはいかがでしょうか。


一時退出&再進入の追加料金がない

ETC2.0であればお得にドライブを楽しめます。というのも、「賢い料金」と題した社会実験として、高速道路からの一時退出&再進入による追加料金が全国23ヶ所で免除されるようになっているからです。 これまで、一般道にある道の駅などを利用しようとしていったん高速道路から出てしまうと、戻るときには初乗りになってしまいました。ETC2.0なら個々の車の経路情報を把握できるため、高速道路から一時退出しても追加料金を発生させないことが可能となっています。退出時間は3時間以内といった制限があるものの、ご当地の道の駅などへ気軽に立ち寄れるのでドライブが一層楽しくなりそうです。


ETC2.0だけの高速道路料金割引がある

新湘南バイパスを含む圏央道においては、ETC2.0だけの特典があります。ETC2.0をセットアップした車載器で入口および出口ともにETCが整備されているインターチェンジのETCレーンを通過するといった条件を満たせば、通行料金が割引されます。割引区間は、圏央道(茅ヶ崎JCT~海老名JCT、海老名~木更津JCT)、新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)です。
※2022年5月現在


割引料金の例

・大井松田~相模原の44.9kmを利用した場合 普通車1,500円(ETC2.0以外)→1,390円(ETC2.0) 軽自動車1,230円(ETC2.0以外)→1,150円(ETC2.0)


広域かつ詳細な渋滞情報がわかる

ETC2.0だけのサービスとして、渋滞回避支援(ダイナミックルートガイダンス)と呼ばれる仕組みを利用できます。リアルタイムな渋滞情報を活用できるので、対応するカーナビゲーションシステムなどと連携させることで最適なルートを探索してくれます。さらに刻々と変化する渋滞情報に合わせて再探索をかけながら案内してくれるのも嬉しいポイントです。

ご存じのように、従来もリアルタイムに渋滞情報を受け取る仕組みは存在しています。例えばFM多重放送のVICS WIDEは都道府県単位の情報です。光ビーコンを利用したものは主に一般道の限られた範囲(前方30km、後方1km)、電波ビーコンは走行する高速道路の前方200kmをカバーするものです。これに対してETC2.0は主に高速道路の前方1,000kmの広い範囲まで目を光らせるものです。

ただし、このようなETC2.0のメリットを受けるには、ETC2.0車載器に対応したカーナビゲーションシステム、もしくはスマートフォンなどが必要になります。その理由は、交通渋滞情報の図や画像を観るのにモニターが必要になるからです。このようなモニターを利用する予定がないのであれば、GPSとスピーカー内蔵のETC2.0車載器を選ぶと音声で案内を受け取ることができます。


安全運転や災害時支援をサポートする

ETC2.0には安全ドライブのための仕組みも備わっています。例えば、渋滞の末尾が近づくと追突注意を促したり、前方の落下物など障害物を知らせたり、また事故多発地点を教えてくれます。万一の地震など災害時においては、災害発生状況や緊急の規制情報、さらには走行が可能なルートや避難地情報も提供されるようになっています。

ETCのセットアップとは?


セットアップ作業

ETC2.0やETCを利用するにはセットアップが必要です。セットアップとは車載器を取り付ける車種やナンバーなど情報を書き込む作業のことで、この情報をもとに高速道路の通行料金区分などが決められることになります。セットアップ申込書には利用者の情報(住所・氏名)などを記入しなければなりませんが、車載器に書き込まれる情報は暗号化されており、不正利用を高いレベルで防ぐ仕組みになっています。そのためセットアップができるのは技術や信頼性のいずれにおいても厳しい審査をパスした登録店に限られています。

また、車載器のセットアップは一度したら完了ではなく、次のような場合は再セットアップ(有料)が必要になります。


再セットアップが必要になるケース


車載器を違う車に付け替えたとき

車を買い替えたときなど、車載器を取り付ける車が変わった場合は改めてセットアップする必要があります。


引っ越しなどナンバープレートが変わったとき

引っ越しなどによってナンバープレートの情報が変わったときもセットアップし直します。また、ご当地ナンバーなどに変更した場合も必要です。


けん引装置などを取り付けたとき

車に牽引装置を取り付けた場合もETCを利用できます。ただし再セットアップによって車の情報を書き換えておかないと、ETCのゲートが開かないといったトラブルが発生します。


DSRC車載器でETC2.0を利用するとき

DSRC車載器もETC2.0のサービスを受けられることを前述しました。受けるには条件があり、DSRC車載器のセットアップが2015年7月1日以降でなければなりません。それ以前にセットアップされたものであっても再セットアップによってETC2.0のメリットを受けられますので、最寄りのオートバックスで再セットアップについてご相談ください。

ETCマイレージサービスのメリットとは?


高速道路走行シーン

ETCを利用するドライバーにとって、ETCマイレージサービスは必ず登録しておきたいサービスです。登録料は無料で年会費なども必要ありませんので加入するようにしましょう。


支払額に応じてポイントが貯まる

登録したETCカードで対象の道路を利用すると、支払い額に応じたポイントが貯まります。貯まったポイントは還元額に交換することで通行料金に充てることができるようになります。ポイントの還元率は道路の事業体によって異なります。


道路事業体別のポイント還元額

・NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社
1,000ポイント→500円分
3,000ポイント→2,500円分
5,000ポイント→5,000円分

・本州四国連絡高速道路株式会社
1,000ポイント→500円分
3,000ポイント→2,500円分
5,000ポイント→5,000円分

・名古屋高速道路公社
100ポイント→100円分

・愛知県道路公社
100ポイント→100円分

・神戸市道路公社
200ポイント→100円分

・広島高速道路公社
100ポイント→100円分

・福岡北九州高速道路公社
100ポイント→100円分

※2022年5月現在


登録すると「平日朝夕割引」の対象になる

NEXCO東/中/西日本、本州四国連絡高速道路株式会社、宮城県道路公社が実施している「平日朝夕割引」の対象になります。「平日朝夕割引」、頻度型時間帯割引と呼ばれるもので、平日の朝6~9時、夜17~20時の走行については通行料金の30~50%相当額が還元されます。通勤時間帯に車を利用しているドライバーにお得な設定となっています。

オートバックスでETCを取り付けていただくメリット


オートバックスなら豊富に取り揃えた車載器選びから安心の取り付け、セットアップまでワンストップで作業が完了いたします。 とくに取り付けに関してはETC車載器メーカーの指定する方法を守らないとゲートが開閉しない恐れがあるだけでなく、ETCシステムの利用規程違反になることがありますので、ETCは必ず信頼のおけるお店で取り付けることをおすすめします。

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まとめ


取り付けシーン

ETC2.0は利便性の高い仕組みであり、ロングドライブでは頼りになる存在です。遠出することが少ないドライバーであっても、通勤に車を使う方であれば「平日朝夕割引」などを受けられるメリットもあります。取り付けコストとマイレージの還元、利便性のバランスを見ながら、ETC2.0を選びたいところです。気をつけたいのは、ETCかETC2.0かに関係なくこれからETCを選ぶのなら新セキュリティ規格に対応したものを選ぶことです。新旧セキュリティの見分け方をご紹介しましたが、わからないことがあればお近くのオートバックスまでお問い合わせください。スタッフ一同、ご来店をお待ちしております。

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