エンジンオイル交換 基礎知識

乳化

トヨタ シエンタのおすすめオイル交換の方法・注意すべきポイント

5ナンバー枠に収まるボディサイズに3列シートの7人乗りを可能にしたシエンタは、リアシートの扉が両側スライドドアなど使い勝手の良さで人気のコンパクトミニバンです。薄型の燃料タンクを採用するなど独自の低床パッケージの恩恵もあり、車内が広々と感じられるのも魅力の一つとなっています。ここではメンテナンスの要とも言うべきシエンタのエンジンオイル交換について解説します。

目次

シエンタに搭載されているエンジンの見分け方


トヨタ シエンタの概要

シエンタはトヨタのラインナップの中でもっとも小さなミニバンです。全長、全幅、全高のすべてを小回りのきく5ナンバーサイズに収めながらもホイールベースを2,700mm(初代)と長くすることで、最大で7人が乗れる3列シート仕様を可能にしているのが特長のひとつです。

初代シエンタは12年にもおよぶロングセラー

シエンタには2世代があります(2022年6月時点)。初代シエンタがデビューしたのは2003年9月です。当時から「いざというとき」のための3列シートはトレンドでしたが、シエンタの人気を押し上げたのはリアドアが両側スライドドアになっていたことです。開口部の大きなスライドドアのおかげで小さなボディでも3列目シートの乗り降りが実用的と好評を博し、12年にもおよぶロングセラーモデルとなりました。

2015年のフルモデルチェンジで2代目が登場

フルモデルチェンジで2代目シエンタが登場したのは2015年7月です。3列シートは従来の7人乗りに加えて6人乗り仕様も選べるようになっています。マイナーチェンジで2列シート仕様も追加されるなど、ラインナップが充実したのも特徴となっています。またこの2代目シエンタからハイブリッドエンジンも搭載されています。



トヨタ シエンタの型式

メンテナンスにはエンジンオイルや消耗パーツが必要になりますが、このエンジンオイルやパーツはお車に合ったものを使わなくてはなりません。このお車に合うことを「適合」と呼ぶことがあります。適合を確かめるために、お乗りになっているシエンタの型式、そして搭載されているエンジン型式を調べておきましょう。

初代シエンタの型式

初代シエンタの型式は大きく分けて「NCP81G」と「NCP85G」があります。「NCP81G」は前輪駆動(FF)の2WDであるのに対して、「NCP85G」は4WDでありビスカスカップリングを利用したVフレックスフルタイム4WDを搭載しています。つまり初代シエンタは駆動形式の違いから型式がわかります。

・NCP81G(2WD)
・NCP85G(4WD)


2代目シエンタの型式

2代目シエンタの型式は次の4つに大別できます。「NSP170G」、「NSP172G」、「NCP175G」、「NHP170G」です。「NSP170G」はFFの2WDであり、「NCP175G」が4WDです。また2代目シエンタから加わったハイブリッドの型式は「NHP170G」になります。「NSP172G」はウェルキャブ(車いす仕様車)であり、基本的なメンテナンスについては「NSP170G」と同じになっています。

・NSP170G(2WD)
・NSP172G(ウェルキャブ)
・NCP175G(4WD)
・NHP170G(ハイブリッド)


シエンタのエンジンは初代に1種類と2代目に3種類

定期的にメンテナンスが必要なエンジンオイル交換ですが、エンジンオイルを交換するときはそれぞれのエンジンに適したものを利用しなければなりません。シエンタのエンジンは初代に1種類、2代目には3種類がラインナップされていますので、お乗りのシエンタがどのエンジンを搭載しているかを確認しておきましょう。

初代シエンタに搭載されているエンジン

初代シエンタに搭載されているパワーユニットは直列4気筒の1.5L自然吸気ガソリンエンジンです。信頼性で定評のある1NZ-FEであり、動弁系を新たに設計し直して低フリクション化を図ったものでした。2WDも4WDもエンジン型式は共通ですが、2WDの最高出力が81kW(110PS)なのに対して4WDは77kW(105PS)とそれぞれ最適化されたものとなっています。参考までに、組み合わされるトランスミッションはいずれもCVTです。

・1NZ-FE(1.5L直列4気筒DOHCガソリン)
排気量:1,496cc


2代目シエンタに搭載されているエンジン

2代目シエンタに搭載されるエンジンは3種類あります。初代シエンタにも採用されていた「1NZ-FE」を改良して搭載しているのに加え、同じく直列4気筒DOHCガソリンの「2NR-FKE」も新たにラインナップ。またハイブリッドシステムであるリダクション機構付のTHSⅡを採用した「1NZ-FXE」も選べるようになっています。4WDは「1NZ-FE」、2WDは「2NR-FKE」、ハイブリッドは「1NZ-FXE」と棲み分けされています。

・1NZ-FE(1.5L直列4気筒DOHCガソリン)
排気量:1,496cc
・2NR-FKE(1.5L直列4気筒DOHCガソリン)
排気量:1,496cc
・1NZ-FXE(1.5L直列4気筒DOHCガソリン/リダクション機構付のTHSⅡ) 排気量:1,496cc


シエンタの車両型式やエンジン型式を調べる


車検証で調べる

シエンタの車両型式やエンジン型式はお車の車検証(自動車検査証)を見ればわかります。車検証の「車台番号」欄の左端、もしくは「型式」欄に車両型式が明記されています。また「原動機の型式」欄ではエンジンの型式が一目瞭然です。

> 車検証の見方はこちら


ハイブリットカー走行シーン

シエンタの型式がわからないとき

もしシエンタの車両型式やエンジンの型式がわからない場合はお近くのオートバックス店頭までお気軽にお越しください。

> 最寄りのオートバックスを探す

シエンタにおすすめのエンジンオイル

シエンタの各エンジン別に、自動車メーカー指定のエンジンオイル粘度と交換時に必要となるエンジンオイルの量、適切な交換頻度や時期についてご案内します。


1NZ-FE型1.5L直4ガソリンエンジンにおすすめのエンジンオイルと交換時期

「1NZ-FE型」エンジンの歴史は古く、1999年にファンカーゴに搭載されたのが最初です。その後もカローラやヴィッツ、プロボックスなどに採用され、幾度も改良を重ねながらも基本設計はそのままです。基本設計が古いのは決して悪いことではなく、不具合が出尽くして改善されているといったメリットもあります。シエンタの「1NZ-FE」も信頼性が高く、適切なメンテナンスさえ怠らなければトラブルに見舞われる心配の少ないパワーユニットと言えます。

「1NZ-FE」は初代シエンタ全車と2代目シエンタの4WDモデルに採用されていて、いずれの1NZ-FEもメーカー推奨オイルは同じ「SN 0W-20」となっています。

おすすめのエンジンオイル交換頻度は走行距離5,000km、もしくは使用期間6ヶ月のいずれかが早く訪れたタイミングをおすすめします。ただし、3列シートに7人が搭乗しながら荷物も満載し、アップダウンの激しい峠道などを走るといった機会(シビアコンディションとも言います)が多いようであれば、さらに早いオイル交換がおすすめです。

また、初代シエンタであれば比較的新しいものでも登録からすでに8年が経過していますので、エンジンオイルが減っていないか、オイル量のチェックも欠かさずに行うようにしましょう。

ハイブリットカー走行シーン

1NZ-FE型1.5ガソリンエンジンの指定オイル

0W-20

1NZ-FE型1.5ガソリンエンジンの必要オイル量

3.4L
3.7L/オイルフィルター(オイルエレメント)も同時交換時


2NR-FKE型1.5L直4ガソリンエンジンにおすすめのオイルと交換時期

2代目シエンタに搭載されている「2NR-FKE型」は高熱効率と低燃費を追求したエンジンで、例えばその圧縮比は「1NZ-FE」の11.0に対して13.5と高いものになっています。この圧縮比が高いと熱効率も高くなり燃費が良くなる傾向にあります。使用されているメーカー推奨のオイルについても0W-16と低粘度になっており、低燃費を追求するエンジンらしいものとなっています。

おすすめのエンジンオイル交換サイクルは、走行距離5,000kmごと、もしくは使用期間6ヶ月ごとです。ただしお乗りのシエンタにアイドリングストップ機能が備わっている場合、エンジンオイルの状態をこまめにチェックしておきたいところです。とりわけ一度に走る距離が短い、いわゆるチョイ乗りや渋滞ばかりを走ることが多いと、エンジンが温まりにくい傾向があります。エンジンが温まりきらないうちにドライブを終えるとエンジン内部の水分が蒸発せずに溜まり続けてしまい、オイルと混ざり合い、乳化という現象が起きることがあります。これはオイルが白濁してエンジンオイル本来の働きが損なわれてしまっている状態です。このような症状が見られたら早めのサイクルでエンジンオイルを交換するようにしましょう。

> オイルの乳化についての詳細はこちら

ハイブリットカー走行シーン

2NR-FKE型1.5ガソリンエンジンの指定オイル

0W-16

2NR-FKE型1.5ガソリンエンジンの必要オイル量

3.6L
3.8L/オイルフィルター(オイルエレメント)も同時交換時


1NZ-FXE型1.5L直4ハイブリッドにおすすめのオイルと交換時期

「1NZ-FXE型」ハイブリッドエンジンは、2代目プリウスや初代アクアなどに搭載されたのと基本的に同じハイブリッドエンジンです。電動モーターやバッテリーを使ったモードに加え、圧縮比の高いミラーサイクル(アドキンソンサイクル)を導入することで燃費を稼いでいます。1NZ-FXEも信頼性が高く、適切にメンテナンスを実施することで快適かつ安心なドライブを楽しむことができます。

エンジンオイル交換は走行距離5,000kmごと、もしくは使用期間6ヶ月ごとがおすすめです。ただしガソリンエンジンと同様にシビアコンディションでの走行が多いのであれば、さらに早いオイル交換を推奨します。

1NZ-FXE型1.5ハイブリッドエンジンの指定オイル

0W-16

1NZ-FXE型1.1NZ-FXE型ハイブリッドエンジンの必要オイル量

3.4L
3.7L/オイルフィルター(オイルエレメント)も同時交換時


シエンタのオイルエレメントはオイル交換2回に1回

シエンタのオイルフィルター(オイルエレメント)は、搭載されるエンジンの種類にかかわらずエンジンオイル交換2回に1回または、1年に1回の交換をおすすめです。オイルフィルターはエンジン内部の汚れをキャッチする関所のような働きがありますので、オイルフィルターが目詰まりしてしまうとオイルフィルターを迂回するバイパスをオイルがすり抜けるようになり、オイルの汚れがいつまでもエンジン内部を循環することになってしまいます。この汚れがエンジンにダメージを与えるばかりではなくトラブルを招く原因にもなります。オイルフィルター交換はエンジンオイル交換と同様、欠かせないメンテナンスのひとつです。

シエンタにお得なエンジンオイル交換方法

ハイブリットカー走行シーン

ここまで初代と2代目シエンタにそれぞれ適したエンジンオイルとおすすめの交換サイクルをご紹介しました。適切なメンテナンスはシエンタでのドライブをより安心で快適なものにしてくれます。一方、グッドコンディションを維持しながらもできる限りメンテナンス費用は抑えたいと考えるのはごく当然のことです。そこでご案内したいのがシエンタのエンジンオイルをお得に交換いただけるオートバックスのメンテナンス会員です。


オートバックスのメンテナンス会員を利用する

オートバックスではシエンタのエンジンオイルを交換するのに必要となる基本工賃は税込550円~です。またオートバックスのメンテナンス会員にご加入いただくと加入期間中は何度エンジンオイルやオイルフィルターを交換しても基本工賃が無料です。この基本工賃とはエンジンオイル交換のために車種特有の作業が発生しない場合のものです。ノーマル状態のシエンタであれば、アンダーガードをはずしたりといった追加作業も必要なく基本工賃以外の追加費用が発生する心配もありません。

オートバックスのメンテナンス会員費

メンテナンスカード入会費 税込1,100円/年(継続料は税込550円)

まとめ

ファミリーカーとして人気の高いシエンタは適切なメンテナンスによって快適・安心にドライブを楽しむことができます。エンジンオイル交換は、搭載されるエンジンに最適なものを選ぶようにしましょう。オートバックスであれば豊富なエンジンオイルのラインナップからお客様のライフスタイルにピッタリな銘柄をお選びいただけます。もちろんオイル選びに迷ったら店頭スタッフにお気軽にお声がけください、最適なエンジンオイルをご提案いたします。またオートバックスではPCやスマートフォンから24時間365日いつでもどこからでもエンジンオイル交換の予約が可能になっています。ピット作業の待ち時間を最小限にできるのでシエンタのメンテナンスをスマートに時短できます。ぜひご活用ください。

> シエンタのオイル交換を予約する

エンジンオイル交換 Q & A

A オイル交換の『オイル』とは、一般的に自動車のエンジンオイルを指します。
種類は鉱物油・部分合成油・全合成油があります。
車種やエンジン特性、気候条件をはじめとする地理的な環境、使い方などによって、適合するエンジンオイル粘度が変わります。
安全で快適なカーライフのためには、最適なオイルを選ぶとともに、適切なタイミングで定期的に交換することが大切です。
A エンジンオイル交換をやりすぎることによる問題は特にありません。
シビアコンディションと言われるエンジンに負担がかかるような状況が多い場合は、早めの交換がおすすめです。
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