エンジンオイル添加剤とは? エンジンオイル添加剤とは?

エンジンオイル添加剤って意味あるの?効果や選び方、注意点を解説!

「エンジンオイル添加剤ってなに?」「エンジンオイルはきちんと交換しているし、必要あるの?」と疑問に思っていませんか?

この記事ではエンジンオイル添加剤の効果や選び方、使用時の注意点について詳しく解説をしています。

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エンジンオイル添加剤とは

エンジンオイル添加剤とは、エンジンオイルの効果や性能を引き上げてくれるものです。

その車に合った粘度や規格のエンジンオイルを定期的にしっかりと交換していれば、エンジン系の大きなトラブルは起こりにくいものです。しかしながら、しっかりメンテナンスをしていても使用による経年劣化は否めず、車の性能低下は嫌でも起きてしまいます。

そんな時、ご自分の車の状態に合わせてエンジンオイルの性能を補ってくれるのが、エンジンオイル添加剤です。エンジンオイル添加剤を上手に使うことによって、お車の状態をより良く保つことができるのです。いわば車にとってのサプリメントのような存在です。

エンジンオイル添加剤の効果

エンジンオイル添加剤の効果はオイルをきれいにすることです。オイルは走行による汚れでその性能が下がってしまいます。汚れを最小限にし、性能の低下を補ってくれるのがエンジンオイル添加剤なのです。

■エンジンオイルのみの時と添加剤を使ったときの違い

項目 エンジンオイルのみ エンジンオイル + 添加剤
主な効果 潤滑、密封、冷却、清浄、防錆 より高い清浄・保護効果、不具合改善、性能向上
清浄・保護 エンジン内の汚れを防ぎ、保護する。 フッ素系樹脂などの保護膜でエンジンをコーティングしたり、塩素系添加剤で摩擦を低減したりできる。
不具合改善 オイル漏れやオイル上がりに対しては、基本的に効果はない。 劣化したガスケットやパッキンを膨張させ、軽度なオイル漏れを一時的に止めることができる(※応急処置)。
燃費・性能 - 潤滑・密封作用の向上により、燃焼ロスを抑え、燃費の回復が期待できる。
その他 - エンジン騒音や振動の低減、適正粘度の保持、ドライスタートの防止などが期待できる。

エンジンオイル添加剤の種類

エンジンオイル添加剤は各メーカーから多くの商品が出ており、効果はさまざまです。ここでは代表的な効果について解説します。

エンジン内部の汚れ防止・洗浄するタイプ

エンジン内部は、エンジンオイルの酸化や金属摩耗により汚れが発生します。その汚れがエンジン内部に堆積しないよう、エンジン内部をコーティングし汚れにくくするものや、エンジン内部で出た汚れを吸収し、洗浄をしてくれるものがあります。

このタイプの添加剤は、エンジンオイル交換の時期やスパンが伸びてしまった方、新車などを購入した際に現状のコンディションを長く維持したい方におすすめの添加剤です。

そんな洗浄タイプでおすすめの添加剤の一つが、「KURE オイルシステム ディープクリア」です。使い方はオイル交換時に、新しいオイルと一緒に注入するだけととても簡単。エンジンの内壁に付着した頑固な汚れも走りながらじっくり落としてくれます。

>KURE オイルシステム ディープクリア

燃費を改善するタイプ

車は長く乗っていると、どうしてもエンジン内部の劣化により燃費性能が落ちてしまう場合があります。そんな時は、燃費性能向上を狙った添加剤を試してみるといいかもしれません。

こういった添加剤は、劣化して部品間の摩擦抵抗が増えてしまったエンジン内部をコーティング、または修復することにより摩擦抵抗を低減し、燃費向上を図ります。長年乗っているお車の燃費が気になる方におすすめの添加剤です。

燃費の維持、改善タイプでおすすめな添加剤の一つが、*1シュアラスター LOOP エンジンコーティングエコドライブ」です。10,000kmも効果が持続するループシールドにより、エンジン内壁を強力に保護。エンジン内部の動きをスムーズにし燃費向上を図ります。こちらの商品も、オイル交換時に新しいオイルと一緒に入れるだけととても簡単に使用できます。

*1「シュアラスター LOOP エンジンコーティングエコドライブ」

劣化によるオイル漏れ対策をするタイプ

長年乗っているお車だと、エンジンのパッキンやガスケットが劣化しそこからエンジンオイルがにじんでくる場合があります。このにじみを放置していると、ゆくゆくはオイル漏れを起こし故障につながる可能性があります。

オイルのにじみ対策用の添加剤は、劣化してしまったパッキンやガスケットを膨張させて、修復する作用があります。エンジンのパッキンやガスケットの交換・修理代は高額になる場合が多いので、にじみ程度の軽度のうちから添加剤を使い対策するのがおすすめです。

そんなオイルにじみが気になるお車におすすめな添加剤の一つが*1「KURE オイルシステム 多走行車用」です。こちらの添加剤は、パッキンやガスケットの性能を回復し、オイルにじみを軽減してくれるだけでなく、エンジン内の洗浄効果や、圧縮力を高めエンジン劣化によりロスしていたパワーの回復効果もあり、長く乗られているお車にとてもおすすめです。

なおにじみではなく、オイル漏れを起こしている状態の車は、添加剤だけでの改善は難しいため、早急にパッキンやガスケットの交換をおすすめいたします。

*1「KURE オイルシステム 多走行車用」

エンジンオイル添加剤の選び方

エンジンオイル添加剤は、用途と対応車種で選びましょう。

添加剤を用途で選ぶ

エンジン内部の汚れを防止したい場合や燃費改善、オイルのにじみ対策など、用途に分けてエンジンオイル添加剤を選びましょう。

エンジンオイル添加剤にはそれぞれ特徴があります。以下の表を参考にしてみてください。

■エンジンオイル添加剤 用途別選び方

用途 特徴・効果 おすすめの人
エンジン内部の汚れ防止・洗浄 エンジン内部の酸化や金属摩耗で発生する汚れを、コーティングにより付着しにくくしたり、吸収・洗浄したりする効果があります。 エンジンオイル交換時期が伸びてしまった方、新車のコンディションを長く維持したい方。
燃費・性能の維持、改善 部品間の摩擦抵抗を低減することで、燃費向上を図ります。エンジン内部をコーティングまたは修復する効果があります。 長年乗っている車の燃費が気になる方。
オイルにじみ対策 劣化したパッキンやガスケットを膨張させ、オイルのにじみを軽減します。洗浄効果やパワー回復効果も期待できます。 長年乗っている車のエンジンオイルにじみが気になる方。

添加剤を車種にあわせて選ぶ

エンジンオイル添加剤には、オイル粘度を下げる効果があるものもあります。粘度を下げる添加剤を使うと、オイルがサラサラになり摩擦抵抗が減って、エンジンの始動性・燃費・アクセルレスポンス(ペダルを踏んだ時にスッと車が前に出やすくなる)の改善を感じられることがあります。

しかし指定の粘度を下回ってしまうと、オイルの潤滑性能が下がってしまい油膜切れなどのトラブルにつながります。油膜は金属部品同士がこすれあわないようにクッションのような役割をしている物なので、切れてしまうと金属同士が直接こすれてしまいます。

そのため、自分の車の粘度に合った添加剤を選ぶ必要性があります。

エンジンオイル添加剤の使い方と注意点

エンジンオイル添加剤の使い方

ほとんどのエンジンオイル添加剤の使い方は、エンジンオイル交換の際、新しいオイルに添加剤を混ぜるだけです。混ぜる割合は製品により異なりますので、添加剤の説明書をよく確認しましょう。

例えば「モリブデン」「テフロン」「セラミック」など個体粒子が入っていて摩擦を減らす効果がある添加剤を混ぜ合わせると粒子同士が悪影響を及ぼす可能性があり注意が必要です。

エンジンオイル添加剤を使用する際の注意点

使用方法自体はとても簡単なエンジンオイル添加剤ですが、製品により使用できないタイプの車があります。オイル添加剤が使用できないタイプの車として多いものが以下になります。

・ロータリーエンジンのお車
・2サイクルエンジンのお車
・バイク(2輪車)

これらのタイプの車に入れると故障につながる恐れがあるため、添加剤によっては使用することができません。購入の際に製品パッケージに記載の注意事項を必ず確認してください。

最後に

この記事ではエンジンオイル添加剤の効果や選び方、使用時の注意点について解説をしました。

エンジンオイル添加剤はメーカー各社から数多く発売されており、得られる効果も多岐に渡ります。エンジンオイル交換+αとして、ご自身のお車に合わせた添加剤を使い、コンディションを回復してみてはいかがでしょうか。

具体的にどんな商品があるのか、自分の車の状態にはどの添加剤が合うのかなどは、ぜひお近くのオートバックスにてご相談ください。経験豊かなスタッフが、お客様のご要望、お車の状態にあった商品をお選びいたします。

オートバックスのオイル交換(費用・予約・基礎知識)

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オイル交換とはなにを指す?
オイル交換の「オイル」は、一般的に自動車のエンジンオイルを指します。 車種やエンジン特性、気候条件をはじめとする地理的な環境、使い方などによって、適合するエンジンオイルの種類や粘度が変わります。

安全で快適なカーライフのためには、最適なオイルを選ぶとともに、適切なタイミングで定期的に交換することが大切です。
オイル交換の頻度を多くするとどうなる?
エンジンオイル交換をやりすぎることによる問題は特にありません。シビアコンディションと言われるエンジンに負担がかかるような状況が多い場合は、早めの交換がおすすめです。
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