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ワイパー交換

ワイパーに異常があると車検には通らない?ゴムやブレードの交換目安や費用は?

「雨の日はどうにも前が見づらい」と思いながら、視界の悪い状態を放置していませんか? ワイパーは消耗品ですので、経年変化によって必ず劣化します。劣化したワイパーは正しく機能しないばかりかそのままにしておくと車検に合格しないこともあります。車は車検に通る状態にしておかなければならないのは当然として、安全運転のためにワイパーの定期メンテナンスは欠かせません。ここではワイパーの交換時期、交換方法を解説します。



目次

ワイパーの重要性


ワイパー

近年、視界を妨げる激しい雨が頻発

1時間降水量が30mmに達すると、車の運転中はワイパーのスピードを上げても前が見えづらい状態になると言われます。いわゆる「どしゃ降り」と言われる状況です。これからの時期は発生頻度が上がります。

気象庁の調査によると、1時間降水量が50mm以上にも達するような雨が年々増えているというのです。

気象庁のデータでは、統計を開始した1976年~1985年の10年間は50mmを超える雨が全国で年間平均約226回発生していたのに対して、2012年~2021年の10年間の年間平均発生回数は約327回と、約1.4倍にもなっているといいます。 ちなみに1時間降水量が50mmになると、バケツをひっくり返したような雨に感じます。
参考:気象庁


日頃のメンテナンスが大切

このような豪雨が突然にきた上に、ワイパーが劣化して拭き残しやムラがある状態での走行は大変危険です。 豪雨に限らず、雨天時の視界確保のために日頃からワイパーの状態を確認し交換時期を見逃さないようにしましょう。


運転を控えたり、一時停止したりといった対応も必要

ワイパーが良い状態であってもゲリラ豪雨のようなバケツをひっくり返したような雨に遭遇したら、徐行して安全な場所に一時停止するなど、やり過ごすといった対策も必要です。事前に豪雨の予報があれば、運転を控えることもご検討ください。

ワイパーが劣化していると車検に通らない?


整備シーン

ワイパー(「窓ふき器等」)の機能が著しく低下していると車検には通らない

車検とは、自動車が道路運送車両の保安基準に適合しているかを確かめるものです。その道路運送車両の保安基準では、ワイパーは「窓ふき器等」と呼ばれています。 第45条には”車は「窓ふき器」を備えなければならない”。第147条には”劣化、損傷してその機能を十分に果たさない場合は、搭載されていても保安基準を満たさないと判断されて車検に通らない”と定められています。

第45条より一部抜粋

“前面ガラスには、前面ガラスの直前の視野を確保できるものとして、視野の確保に係る性能等に関し告示で定める基準に適合する自動式の窓ふき器を備えなければならない”


第147条より一部抜粋

“窓ふき器のブレードであって、老化等により著しく機能が低下しているものは、この基準に適合しないものとする”


車検に通ったからと満足してしまうのはNG

車検に受かる、受からないといった視点も大切ですが、ドライバー自身が厳しい目で点検し交換の必要性をジャッジすることがセーフティドライブにとっては最も重要です。 車検は2~3年に一度ですが、ワイパーの寿命は車検よりも半分以上短いスパンで到来するからです。

ワイパーの構造と寿命


ワイパー

ワイパーの構造

ワイパーの仕組みは、窓ガラスを拭き取るゴム、ゴムを窓ガラスに密着させるワイパーブレード、ワイパーブレードを往復運動させるアームと、駆動部分のモーター、モーターの回転を往復運動にかえるカム構造から構成されています。

ワイパーの構成要素

・ワイパーゴム…ガラス面の水膜を拭き取る
・ワイパーブレード…ワイパーゴムをガラス面へ均一に密着させる
・ワイパーアーム…ワイパーブレードを往復運動させる支持部
・カム…モーターの回転運動を往復運動に変換する機構
・モーター…駆動部


ワイパーゴムとワイパーブレードの寿命

一般的に日常メンテナンスの対象となるのは、ワイパーの構造のうちワイパーゴムとワイパーブレードです。 雨の日にワイパーを動かしてもフロントウィンドウが綺麗にならないときは、ワイパーゴムとワイパーブレードの劣化を疑います。ワイパーゴムとワイパーブレードはいずれも消耗品であり、オートバックスでは以下を交換の目安としています。

ワイパーゴム:半年に1度の交換
ワイパーブレード:1年に1度

使用状況によって寿命は変化しますので、不安がある場合はお近くのオートバックスまでお気軽にご相談ください。 ほとんど雨の日に乗らなかったとしても、ワイパーは道路から跳ね上げられた油分や酸、砂やホコリ、そして紫外線やオゾンを受けることで劣化が進んでしまいます。

また、ワイパーそのものが動かないときはモーターや電気系統などの不具合が考えられます。このようなケースではメンテナンスではなく修理が必要になりますので、車の販売店や整備工場、専門店などでチェックを受けるようにしましょう。

ワイパーゴムやワイパーブレードが劣化するとどうなる?


ワイパーのアップ

雨の日の視界が失われて危険

ワイパーゴムやワイパーブレードが劣化すると前方の安全な視界が失われて危険です。またビビリ音などによって車内の快適性が損なわれることもあります。次のような症状から劣化を判断することが可能です。

窓ガラスにところどころ拭きむらがある

ワイパーが作動しているにもかかわらず、窓ガラスに拭き取れている部分と拭き取れていない部分が混在していることがあります。このようなケースではワイパーブレードが変形してしまってワイパーゴムが正しくガラス面に押し付けられていないことが原因として考えられます。また、ワイパーゴムが切れてしまっているときもこのような症状が現れることがあります。


拭きにじみがある

拭き取られた部分に水の膜が残ることがあります。ワイパーゴムが劣化して柔軟性が失われていたり、ワイパーブレードの変形や弾力性が失われていることが原因として挙げられます。


拭きとった後にスジが残っている

拭きとった跡にスジが残っている場合は、ワイパーゴムが硬化していたり摩耗していることがあります。また、ワイパーゴムとガラス面の間に異物が挟まっているときもこのようになるときがありますので、一度チェックしましょう。


窓ガラスあたりからビビリ音がする

ワイパーを動かすと、窓ガラスあたりから「ガガガ…」「ゴゴゴ…」といった振動とノイズが発生します。ワイパーゴムが劣化して硬くなっていたり、ワイパーブレードが変形してガラス面にゴムを密着させられないことが原因です。フロントガラスの汚れや油膜の付着が原因の可能性もあります。


ドライブレコーダーの画質が損なわれる

ドライブの便利なアイテムのひとつに、ドライブレコーダーがあります。ドライブレコーダーはフロントウインドウの上部に備え付けられることが一般的であり、フロントカメラが窓越しに前方の様子を映像に残しています。そのため、窓ガラスが適切に拭きとられていないと、水滴や水の膜が映像に映り込んでしまい前方の様子が鮮明に見えないといったことがありせっかくの機能がいかせなくなってしまいます。


運転支援システムが正しく働かなくなる

先進の運転支援システムはカメラやセンサーを利用して前方の状況を監視しています。中でも、フロントウインドウ上部にカメラを備えるシステムでは、フロントガラスに水滴が付いていたり汚れが残っていたりすると、画像認識に影響を与え、機能が一時停止したり先行車の認識に誤りが出る恐れもあります。カメラの機能には限界があります。視界確保が難しい天候ではワイパーのふき取りに関わらず作動を停止することもあります。

ワイパーゴムとワイパーブレードの種類

ワイパーゴムとワイパーブレードにはそれぞれ種類があります。いずれも選ぶときは、まず車両に適合していること。そしてその適合する製品のバリエーションから選択します。


ワイパーゴムのバリエーション

ワイパーゴムは形状が同じでも、材質や表面加工の異なるものが存在します。


スタンダードタイプ(撥水なし)

リーズナブルな料金が特徴の換えゴムです。短いサイクルで交換したいドライバーにとくにおすすめです。


グラファイトタイプ

グラファイト(炭素微粒子)でコーティングしたワイパーゴムです。ガラス面との摩擦抵抗が少ないのでスムーズに動きます。ビビリ音などにお悩みの方におすすめします。 ※ビビリに関してはフロントガラスの汚れや油膜の付着が原因の可能性もあります。


撥水タイプ

ゴムに撥水機能をもたせたタイプです。材質のシリコン系ゴムにコーティング剤などを含ませてあり、ワイパーを動かすとガラスに撥水層が形成される仕組みになっています。より快適かつ安全なドライブを求める方におすすめです。


スノー(雪用)タイプ

スノーワイパー用にデザインされたワイパーゴムです。降雪地帯やスノードライブの機会が多い方におすすめです。


ワイパーブレードのバリエーション


トーナメントワイパー

現代でのトーナメント純正採用は軽自動車中心です。拭き取り部が可動式のため、曲面を払うのに適しており拭き取り能力も高いですが、高速走行時には他の形状と比べ、性能が低下してしまうケースがあります。トーナメントワイパーは枝分かれした小さなアームがまるでトーナメント表のような形状をしています。


デザインワイパー(エアロワイパー)

現代の普通車が純正採用している主流のワイパーです。デザインワイパーはカバーなどを被せることで風の流れをスムーズにしたもので、スタイリッシュなエアロ形状になっています。一般的なトーナメントワイパーを採用している車にデザインワイパーを装着するといったことが可能です。


フラットワイパー

フラットワイパーは欧州車を中心に採用されており、ブレードとゴムが一体化しています。高速走行でもワイパーが浮き上がりにくい形状になっています。


スノーワイパー

雪や霜を付着しにくくしたワイパーです。雪道などの塩害によってサビが発生しにくいよう、ブレードをステンレス製にしているものもあります。

オートバックスでのワイパーゴム交換を含むお得なメンテナンス方法


ワイパー交換シーン

無料点検サービスがある

オートバックスではお車の無料点検サービスを実施しています。ワイパーの異変に気づいてワイパーゴムを交換すべきか、それともワイパーブレードごと交換すべきか、迷ったら遠慮なくご相談ください。


品揃えが豊富

オートバックスはさまざまな車種に適合するワイパーブレードやワイパーゴムを取り揃えていますので、お客様のカーライフに合わせてお選びいただけます。もしもお乗りの車に適合する商品がわからなくてもご安心ください。店頭スタッフにて最適なアイテムや選択肢をご提案させていただきます。


交換費用がリーズナブル

オートバックスはワイパー交換の基本工賃がリーズナブルです。

ワイパーブレード交換工賃の目安

税込220円~


ワイパーゴム交換工賃の目安

税込330円~

オートバックスのメンテナンス会員にご加入いただければ、加入期間中は何度ワイパーを交換しても工賃が無料です。しかもワイパーだけではなくエンジンオイルやオイルフィルター、エアフィルターなど幅広いメンテナンスの基本工賃が無料の対象となります。


メンテナンス会員入会費

入会費税込1,100円~(年間)/継続料税込550円~(年間)


ウォッシャー液の点検と補充も無料

オートバックスのメンテナンス会員なら、ウォッシャー液の点検と補充が何度でも無料です。お出かけの前やオイル交換の際など、お気軽にお申し付けください。

まとめ


接客シーン

ワイパーの機能が十分でないと判断されると、そのままの状態では車検に合格しません。日常のドライブで違和感を感じたらワイパーブレードやワイパーゴムを交換するようにしましょう。交換の時期や交換方法に迷ったら、お近くのオートバックスまでお気軽にご相談ください。スタッフ一同お待ちしております。

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その他作業 Q & A

A 国産車はもちろん、輸入車も作業可能です。
一部特殊なお車は作業できない場合もございますので
ご心配な場合は最寄りの店舗にお問い合わせください。
A 目安工賃・目安作業時間は下記よりご確認ください。
※車種・作業内容によって変わります。
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