ワイパーの外し方は?ワイパーゴムやワイパーブレードの交換方法
ワイパーは、荒天時に視界を確保するための安全装備です。しかし、車外に備わるワイパーは劣化するため、一定のサイクルで交換する必要があります。
この記事では、ワイパーゴムやワイパーブレードを交換するタイミングのほか、自分で作業するときの外し方と、外して交換作業する際の注意点などについてご紹介します。
ワイパーの交換やメンテナンスが必要な理由
車の外側に備わっているワイパーは、夏場の高い気温や冬の低温、走行時に巻き込むほこりやちり、稼働時にガラス面とのあいだに生じる摩擦などによって、劣化が激しい部品です。新車で購入して、次の車検時まで無交換でいられる部品ではありません。
それでは、どのような状態になったら交換が必要なのでしょうか。まずは、ワイパーの交換が必要なタイミングについてご紹介します。
交換が必要なワイパーゴムの状況
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ワイパーの構成部品の中でもワイパーゴムは、ガラス面との接触や摩擦だけでなく、ゴム素材の性質上、気温変化などでも劣化しやすい部品です。下記のような症状が出たら、ワイパーゴム交換のサインといえるでしょう。
・ワイパーゴムが裂けていたり、ひび割れしたりしている
ワイパーゴムを確認して、ゴムが裂けていたりひび割れしたりしていれば、交換すべきです。
・ワイパーゴムが変形している
ワイパーゴムが変形して、波打つようになっている場合があります。先端部分はゆがんでいなくても、全体を見ればゆがんでいるケースもあるので注意が必要です。
・ワイパーゴムが硬化している
ワイパーゴムを手でさわってみて硬いと感じたら、ゴムが硬化している可能性があります。
交換が必要なワイパーブレードの状況
ワイパーブレードは、ワイパーゴムをガラス面に押しつける役割をしている部品です。ワイパーブレードが劣化していると、ワイパー使用時の水はけに大きく影響します。下記のような問題が見受けられたら、ワイパーブレード交換を検討してください。
・ワイパー稼働時に動きがガタついたり異音がしたりする
ワイパーを稼働させたとき、ワイパー自体の動きがガタついていたり、普段はしないような異音が聞こえたりすれば、ワイパーブレードが劣化しているサインといえます。
・ワイパーブレ―ドやワイパーアームが、さびたり色褪せしたりしている
さびたり色褪せしたりしているワイパーブレードやワイパーアームは見た目も良くない上、やがて破損するおそれもあるので、交換がおすすめです。
・ワイパーゴムをガラス面に押しつける力が弱くなっている
「ワイパーの拭き残しが多い」と感じたら、ワイパーゴムをガラス面に押しつける力が弱くなっている可能性があります。ワイパーブレードの接続部が劣化し緩くなっているのが原因なので、交換するようにしてください。
・ワイパーゴム・ワイパーブレードの交換時期が訪れた
ワイパーゴムの交換時期は6ヶ月に1回程度、ワイパーブレードの交換時期は1年に1回程度が目安です。ガレージ保管などであれば、ワイパーゴムやワイパーブレードの見た目上の劣化は少ないですが、交換サイクルが訪れたら交換することをおすすめします。
ワイパーブレードを自分で外して交換する場合の流れ
ワイパーブレードの交換は、自分で行うことができます。具体的なワイパーブレードの外し方など、作業の流れをご紹介します。
手順1. ワイパーアームを立てる
まずは、ワイパーアームを垂直方向に立たせます。注意したいのは、ワイパーゴムやワイパーブレードではなく、必ずワイパーアームを持って作業することです。また、作業は運転席側・助手席側の1本ずつ行ってください。
ちなみに、ボンネットの下にワイパーアームが隠れるコンシールドワイパーを装着した車の場合は、電動でワイパーをある程度の位置まで露出させます。
手順2. ワイパーブレードを外す
ワイパーアームからワイパーブレードを取り外します。フロントのワイパーブレードを外すときは、1本ずつ作業するようにしてください。
ワイパーブレードを取り外すときは、ワイパーアームとワイパーブレードを接続する箇所にある突起部分を押しながらスライドさせます。ワイパーブレードが外れたら、ワイパーアームを静かに寝かせてください。
- 手順3. 新しいワイパーブレードを取りつける
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新しいワイパーブレードをワイパーアームに取りつけます。作業手順はワイパーブレードを外したときと反対ですが、取りつけ向きなどに注意して作業しましょう。
きちんと取りつけられれば、ワイパーブレードの交換は完了です。
ワイパーゴムを自分で外して交換する場合の流れ
続いては、ワイパーゴムの外し方と、新しいワイパーゴムへの交換作業の手順をご紹介します。
ワイパーゴムは、ワイパーブレードよりも劣化が激しく、交換時期も早い部品です。ワイパーゴムだけを交換する場合は、車のワイパーアームからワイパーブレードを外さなければ作業できないので注意してください。
手順1. 古いワイパーゴムを取り外す
外したワイパーブレードから、ワイパーゴムを外します。ワイパーブレードの先端近くにあるワイパーゴムのロック部分に注意し、ワイパーゴムを引き抜きましょう。
手順2. 新しいワイパーゴムを装着する
続いて、交換したい新しいワイパーゴムを装着します。
ワイパーブレードにワイパーゴムを差し込むときには、ワイパーゴムについている保護用樹脂ホルダー(写真の青いもの)を外し、ワイパーブレードにワイパーゴムの溝を噛み合わせながら差し込みます。
ワイパーゴムは奥まで届いたらロックされるようになっています。途中でゴムがゆがんでしまっても、後で調整可能なので心配しないでください。
ワイパーを外して交換作業するときの注意点
自分の手でワイパーを交換するのは、決して難しい作業ではありません。しかし、失敗すればケガをしたり、愛車を傷つけてしまったりすることも。続いては、ワイパーを自分で外して交換作業を行う際の注意点をご紹介します。
- 無理に力を入れない
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ワイパーゴムやワイパーブレードを交換する際、「ワイパーゴムが抜けない」「ワイパーブレードがはまらない」といった事態が起こりえます。しかし、そこで無理に力を入れてしまうと、部品が折れたり曲がったりすることもあるので、特に初めて自分で作業する際には注意が必要です。
場合によっては、ワイパーアームや車のボディにダメージを与え、交換費用を安く済ませるどころか、かえって高額な修理代が発生することもあります。
- 指や手のケガに注意する
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ワイパーゴムやワイパーブレードには、金属で構成された部分もあります。特に、ワイパーゴムの針金のような金属部品は、無理に力を入れると、指などを刺してしまうおそれもあります。
指や手にケガをしないよう、手袋(軍手など)を着用して、慎重に作業してください。
ガラス面をタオルや雑巾で保護する
ワイパーの交換中は、ガラス面を厚手のタオルや雑巾で保護してください。立てていたワイパーアームが勢いよくガラス面に戻り、ガラスに傷をつけたり指を挟んだりしてしまうといったトラブルが起きないようにしましょう。
ワイパーを外して交換する作業はオートバックスに依頼するのが安心安全
ワイパー交換は、一般的な車種であれば交換が可能です。しかし、交換の手間もある上に手をケガしたり服が汚れたりするかもしれません。
最悪の場合、フロントガラスにひびが入ったり、ワイパーアームを曲げてしまったりすることも。そんなリスクがあるなら「自分でやりたくない」と思う方もいるでしょう。
また、輸入車であれば、そもそも自力での交換は難しい場合もあるでしょう。
そこで、オートバックスでワイパー交換する5つのメリットを紹介します。
オートバックスでワイパー交換する5つのメリット
① 自分での交換が慣れていなくても、気軽に相談・依頼できる
② 品揃えが豊富で、たくさんの種類から選べる
③ 他の作業のついでに依頼できる
④ メンテナンスオプションに加入するとワイパーの交換基本工賃が無料
⑤ 交換した商品や日付を記録できる
「工賃がかかるのがちょっと…」という方に特におすすめなのが、オートバックスのメンテナンスオプションです。
オートバックス会員にご入会、メンテナンスオプションにご加入いただければ、ワイパー交換の基本工賃が無料で、加入期間中は何度でも無料で交換可能です。メンテナンスオプションはそのほか、エンジンオイルやオイルフィルター、エアフィルターなどの交換基本工賃が無料になります。
>メンテナンスオプションについて詳しくはこちら
さらにオートバックスの公式アプリを使うとオートバックスのピットで作業したメンテナンス内容が自動的に記録されます。うっかり交換するのを忘れるといったことを防ぐなど次回メンテナンスの際に役立ちます。
ぜひ、オートバックスへの来店と、オートバックス会員にご入会、メンテナンスオプションにご加入をご検討ください。
- ピット作業ができる車種は?
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国産車はもちろん、輸入車も作業可能です。
一部特殊なお車は作業できない場合もございますので
ご心配な場合は最寄りの店舗にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
- ピット作業の費用・時間は?
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目安工賃・目安作業時間は下記よりご確認ください。
※車種・作業内容によって変わります。
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