高速道路でのタイヤ空気圧はいつもより高め?過不足のリスクを解説

タイヤの空気圧について「高速道路で走行する際には、空気圧をいつもより高めにしたほうがいい」という話を聞いたことがあるかもしれません。この話の真偽はどうなのか、気になっている人もいることでしょう。

いずれにしても、タイヤの空気圧は極めて重要であり、定期的なチェックが求められます。過不足があった場合のリスクについてもしっかりと認識しておきたいところです。

この記事では、高速道路走行時にタイヤの空気圧をいつもより高めるべきかどうかについて紹介。また、指定空気圧のチェック方法と充填方法のほか、過不足がある場合のリスクについて解説します。

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高速道路走行時にタイヤの空気圧をわざわざ高くする必要はない

結論からいえば、高速道路を走行するからといって、タイヤの空気圧をわざわざ高くする必要はありません。タイヤの空気圧は、高速道路走行時においても自動車メーカーが車種やタイヤサイズごとに定めた「指定空気圧(車両指定空気圧ともいう)」に設定していればOKです。

タイヤの空気圧は、高すぎても低すぎてもトラブルの原因になります。特に、速度域の高い高速道路では重大な事故につながりかねないため、空気圧管理には注意が必要です。

タイヤの指定空気圧のチェック方法

タイヤの指定空気圧は、運転席側ドアを開けたボディ内側やドア開口部下部のほか、給油口のふたなどに貼られたシールで確認するのが一般的です。多くの場合、シールには下記のように記載されています。

■タイヤ空気圧の記載内容の例

タイヤサイズ 空気圧kPa(kgf/㎠)
前輪
空気圧kPa(kgf/㎠)
後輪
155/65R14 75S 240 230
  (2.4) (2.3)

タイヤ内の空気は表面に穴が開いていなくても自然に抜けていき、新品タイヤでも1ヶ月で5~10%も減るとされているので、注意が必要です。

なお、タイヤの指定空気圧は、車内に収納してあったり、自動車メーカーのウェブサイト上で公開されていたりする取扱説明書(オーナーズマニュアル)でチェックすることもできます

タイヤの指定空気圧については、下記の記事もご覧ください。
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タイヤの空気圧に過不足がある場合のリスク

タイヤの空気圧が高すぎたり低すぎたりすると、どのようなリスクがあるのでしょうか。ここでは、タイヤの空気圧に過不足がある場合のリスクについて解説します。

タイヤの空気圧が過剰な場合のリスク

タイヤの空気圧が指定空気圧よりも過剰な場合のリスクには、下記のようなものがあります。

<タイヤの空気圧が過剰な場合に生じるリスク>
・タイヤの切り傷・すり傷の増加
・タイヤバーストの発生
・トレッド中央部の偏摩耗発生
・乗り心地の悪化

空気圧が高すぎると、タイヤが路面に接する面であるトレッドの中央部だけが異常に摩耗するため、タイヤの交換時期が早まってしまうデメリットが生じます

また、過剰な空気で表面が張った状態になっているために縁石などとの接触でタイヤに傷が付きやすくなったり、跳ねるような乗り心地になったりする点にも注意が必要です。

タイヤの空気圧が不足している場合のリスク

タイヤの空気圧は、指定空気圧に比べて過剰な場合よりも不足している場合のほうが、リスクは高くなります。タイヤ空気圧不足で生じるリスクの例としては、下記のようなものが挙げられます。

<タイヤの空気圧が不足している場合に生じるリスク>
・操縦安定性の低下
・タイヤの劣化・損傷
・タイヤのトレッド特定部分の偏摩耗発生
・燃費性能の低下
・乗り心地の悪化
・ハイドロプレーニング現象の発生

タイヤの空気圧が不足していると路面との接地面積が増え、転がり抵抗が増すことによって、燃費性能低下を招きます。

また、濡れた路面とタイヤのあいだに水膜が生じることで、タイヤが水の上に浮いてコントロール不能になる「ハイドロプレーニング現象」が起きやすくなるのも、空気圧不足による代表的なリスクといえるでしょう。

タイヤの空気圧の充填方法

タイヤの空気圧を充填するには、セルフ形式のガソリンスタンドやタイヤ専門店などに設置されている機器を使うのが一般的です。充填方法としては、大きく分けて2種類あります。ここでは、タイヤの空気圧の充填方法について解説します。

エアタンク型の充填方法

タイヤの空気圧の充填方法として、エアタンク型の空気充填機を使うやり方があります。これは車の近くまで持ち運びが可能なのが特徴です。

エアタンク型の空気充填機を使う場合、タイヤのエアバルブキャップを外して空気充填機のノズルを差し込みましょう。すると、空気充填機がタイヤ内の現状の空気圧を計測・表示してくれます

空気の不足状況に応じて「+」ボタンを押し、タイヤに空気を充填してください。反対に空気圧が高すぎる場合は「-」ボタンでタイヤ内の空気を抜きます。

据え置き型(デジタル式・ダイヤル式)の充填方法

据え置き型の空気充填機も、タイヤの空気圧の充填方法として挙げられるでしょう。据え置き型の空気充填機は移動できないため、使用する際には車を機器のそばに寄せる必要があります。

タイヤのエアバルブキャップを外して空気充填機のノズルを差し込み、指定空気圧を入力すると自動で空気を入れてくれるでしょう。

据え置き型の空気充填機には「デジタル式」と「ダイヤル式」がありますが、使い方は概ね同じです。デジタル式の空気充填機はボタンによって、ダイヤル式の空気充填機はダイヤルで操作します。いずれも現状の空気圧に関しては計測できない点に、注意が必要です。

タイヤの空気圧管理に関する注意点

タイヤの空気圧管理には、いくつか気をつけるべき点があります。ここでは、タイヤの空気圧管理に関する注意点について解説します。

空気圧チェックは冷えているときに行う

タイヤの空気圧チェックは、タイヤが冷えているときに行うのがポイントです。これはある程度の距離を走った直後だと、タイヤ内の空気が温まって熱膨張しており、正確な数値を計測できないのが理由です。

もし、高速道路を使って長距離ドライブに行く場合、タイヤの空気圧チェックは本格走行前のできる限り冷えた状態で計測するようにしてください。

空気圧を維持させるなら窒素を入れる

タイヤの指定空気圧を維持するために窒素ガスを充填することは、有効な対策として挙げられるでしょう。窒素は空気に比べて抜けにくい性質を有しており、タイヤの空気圧維持に役立ちます。また、燃費性能や乗り心地の向上効果も期待できます。

なお、タイヤに窒素ガスを充填する場合、カー用品やガソリンスタンドなどで整備のプロによる作業が必要です。オートバックスでは窒素ガスの充填を1本あたり税込550円~、作業時間は1台あたり約15分にて対応しております。

タイヤメンテナンス時のチェックポイント

空気圧チェックを含め、タイヤのメンテナンスは定期的に行いましょう。ここでは、タイヤメンテナンス時のチェックポイントについて解説します。

月1回程度は空気圧チェックする

タイヤのメンテナンス方法として、月に1回程度を目安に空気圧をチェックするようにしてください。前述のとおり、タイヤ内の空気は自然に少しずつ抜けていくからです。

なお、一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)は2016~2022年に高速道路で実施したタイヤ点検で「乗用車の4台に1台が空気圧不足」だったという結果を公表しています。高速道路ではタイヤの空気圧不足が重大なトラブルにつながるため、高速道路での走行頻度が高い場合は、チェック頻度を増やすのがおすすめです。

傷やひび割れをチェックする

タイヤのメンテナンスの際には、表面の傷やひび割れをチェックするのもポイントのひとつです。タイヤ表面に生じる傷やひび割れはタイヤバーストにつながるおそれがあり、放置するのは大変危険です。

なお、タイヤの傷やひび割れは空気圧起因によるものだけでなく、経年劣化や紫外線の影響などでも生じます。油性タイヤワックスの使いすぎもひび割れの原因となる可能性があるので、注意してください。

タイヤのひび割れについては、下記の記事もご覧ください。
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残り溝についてチェックする

タイヤは、残り溝に関するチェックとメンテナンスも必要です。
これは、タイヤの残り溝の深さが1.6mmを下回ると、制動距離が延びて安全に止まることが難しくなるからです。また、車検に通らなかったり、整備不良車として違反点数と反則金を科されられたりする可能性があります。

タイヤの残り溝が適正かどうか不安な場合は、オートバックスなどのプロの整備スタッフに点検してもらいましょう。ちなみにオートバックスでは、タイヤの残り溝が2mm以下の場合、安全を期しての交換を推奨しています。

タイヤに関する相談ならオートバックスへ

タイヤの空気圧は、高速道路でわざわざ高めに設定する必要はありません。とはいえ、指定空気圧を維持するため、月1回を目安とした定期的なチェックは必要です。空気圧の過不足は燃費や乗り心地の悪化を引き起こすだけでなく、重大な事故にもつながりかねないからです。

タイヤの空気圧を含めたメンテナンスに不安を感じるのであれば、信頼できるカー用品店で、チェックを依頼することをおすすめします

オートバックスでは、タイヤ・ホイールを豊富に取り揃えています。劣化したタイヤを交換しようと思って、どのようなサイズや種類のものを選べばいいのかわからないといった場合でも、専門知識を持ったプロのスタッフに相談できるので、買い間違えるリスクが格段に低くなるでしょう。

安全・安心なタイヤを選ぶなら、ぜひオートバックスにご相談ください。
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