タイヤの皮むき(慣らし走行)とは、新品状態のタイヤ表面に付着したままの「離型剤」を除去し、本来の性能を発揮させるために行う走行のことを指します。離型剤は、製造過程においてタイヤを型から抜きやすくするために塗られた、潤滑用ワックスのようなものです。同時に、タイヤ保管時における保護成分も含まれています。
実際に触ってみればわかるように、離型剤が塗られたタイヤ表面はツルツルとしています。この離型剤がタイヤ表面に残ったままの状態では、路面をつかむ力であるグリップ力が十分に得られません。また、新品状態で高い負荷がかかる走行をすると、異常発熱を起こして内部構造にダメージを負うリスクもあります。
これらの理由により、タイヤメーカーなどは新品タイヤの皮むきの必要性を訴えているのです。