車検の際に積んでいる荷物はどうする?降ろしたほうがいい荷物を解説

車検の際、車に積んでいる荷物を降ろしたほうがいいのか、降ろさなくてもいいのか気になっている人もいるのではないでしょうか。特にチャイルドシートやベビーカー、またレジャー用品などを載せている場合、「車検の結果に影響するのでは?」と不安に感じるかもしれません。

この記事では、車検時に降ろさなくてもいい荷物と降ろしたほうがいい荷物を紹介。また、荷物を積みっぱなしで車検を受けるリスクや、車検前に荷降ろし以外で準備しておくべきことについて解説します。

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軽い荷物なら降ろさなくても車検は受けられる

結論から言うと、車検の際、ティッシュボックスや雑誌といった軽い荷物であればわざわざ降ろす必要はありません。車検では「検査時車両状態」が基準とされており、これは原則として「空車状態(積載物がない状態)の車に運転者1名が乗った状態」を指します。

ただし、この基準は車両重量や安全性を確認するための目安であり、手荷物程度の軽い荷物まで厳密に禁じているものではありません。そのため、軽い荷物程度であれば、検査に大きな影響を与えることはなく、車検時に降ろさなくても問題ありません。

荷物を積みっぱなしで車検を受けるリスク

荷物を車に積みっぱなしのままだと、荷物の重さなどによっては、検査に支障をきたすので注意が必要です。ここでは、荷物を積みっぱなしで車検を受けるリスクについて解説します

車検不適合になる可能性がある

車検不適合になる可能性があるのは、荷物を積みっぱなしで車検を受けるリスクといえます。車検の検査項目のうち、荷物が車検に影響を与えかねないのは主に「ヘッドライト検査」と「ブレーキ検査」、「直接前方視界」です。また「最低地上高(車高)」などへの影響も考えられます。

ヘッドライト検査では、ヘッドライトが放つ光の方向である「光軸」と「光量」をチェックします。光軸については、重い荷物を積んだままだと車体後部が沈んで前部が持ち上がるため、基準の範囲内に収まらないおそれがあるのです。

また、ブレーキ検査では「ブレーキの効き具合が正常で、安全に止まれるか」を確認します。テスター上の走行時では荷物の重さ(車の重さ)によって、空荷状態よりブレーキの効きが悪くなる可能性があるのです。

さらに、ダッシュボード上に並べたぬいぐるみなどがフロントガラス越しの視界に干渉していると、車検不適合になるかもしれません。

このようなリスクを避けるためには、車検前に重い荷物や視界を妨げる物を事前に降ろしておくと安心です。

ヘッドライトの車検基準については、下記の記事もご覧ください。
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荷物の紛失・破損のおそれがある

荷物を積みっぱなしで車検を受けるリスクとして、荷物の紛失・破損のおそれがあることも挙げられます。これは、荷物を積んだままでは整備やヘッドライト・ブレーキの検査の際に支障をきたす場合があり、整備スタッフが降ろすことがあるためです。慎重に扱われるのが基本とはいえ、この際に荷物がなくなったり、壊れたりする可能性も考えられるでしょう。

また、車に積んだままの貴重品が盗難に遭う可能性も捨てきれません。紛失・破損して困るものについては、車内に放置したままにしないようにするのが賢明です。

車検後の車内清掃サービスなどを受けられない場合がある

車検後に車内清掃サービスを提供している店舗では、荷物を積みっぱなしの場合、それらのサービスを受けられない可能性もあります。

これは、荷物の紛失・破損によるトラブルを防ぐため、あえて清掃しないことが理由として挙げられるでしょう。なお、業者・店舗によってはサービス内容に車内清掃を含まない場合も増えているので、事前の確認が必要です。

通常より検査時間がかかる

荷物を積みっぱなしで車検を受けると、荷降ろしなどのために通常より検査時間がかかります。そのため、急いでいる人にとってはリスクといえるかもしれません。即日車検などで手短に車検を受けたい場合は、荷物をできる限り降ろすことをおすすめします。

車検のときに降ろしたほうがいい荷物

車検の際に紛失・破損したり、車検不適合になったりしないようにするため、降ろしたほうがいい荷物があります。ここでは、車検のときに降ろしたほうがいい荷物について解説します。

ダッシュボード上のぬいぐるみ

ダッシュボード上に置かれたぬいぐるみやフィギュアなどは、車検のときに降ろしたほうがいい荷物といえます。前方視界を妨げるものとして、車検不適合の原因になりかねないのがその理由です。視界に入る程の大きなティッシュボックスなども降ろしたほうがいいでしょう。

また、同様の理由で、ルームミラーに吊り下げる形のアクセサリー類についても、外しておくのが無難といえます。

重量がある道具

ゴルフバッグやキャンプ用品のほか、ベビーカーなどの重い荷物についても、車検のときに降ろしたほうがいいでしょう。これは、車重増加に伴うヘッドライト検査やブレーキ検査への悪影響をまぬがれるためです。

紛失・破損しやすいもの

紛失・破損しやすいものも、当然のことながら車検のときに降ろしたほうがいい荷物といえます。アクセサリーなど小さくて高価なもののほか、ガラス製品や精密機械などは積みっぱなしにしないようにしてください。

仕事用の荷物や工具

車検のときに降ろしたほうがいい荷物として、仕事用の荷物や工具も挙げられます。車重増加を招くため、車検不適合の要因となりかねません。

車検のときに降ろさなくてもいい荷物

車検の際に降ろさなくてもいい荷物の代表例としては、チャイルドシートが挙げられます。これは、チャイルドシートは車検の対象外となっているからです。ただし、代車に付け替える場合には降ろしたほうがいいでしょう。また、シートベルトの点検時に降ろされる可能性もあります。

ちなみに、車検時に課される自動車重量税は、車の車検証記載の車両重量(貨物は車両総重量)や用途などに応じて算出されます。継続検査時に車重の測定は行われないため、車検時点で約15kgのチャイルドシートを積んでいても、自動車重量税は変わりません

なお、ティッシュボックスやお守り、車載充電器などについても軽量なため、車検に影響がないため降ろさなくてもいい荷物です。

車検前に荷降ろし以外で準備すべきこと

車検前には、荷物を降ろす以外にやるべきことがいくつかあります。ここでは、車検前に荷降ろし以外で準備すべきことについて解説します。

必要なものをそろえる

車検前に荷降ろし以外で準備すべきこととして、車検を受けるために必要な下記の書類をそろえておくことが挙げられます。

<車検に必要な書類>
・自動車検査証(車検証)
・自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)

このほか、業者によっては自動車税(軽自動車税)の納税証明書や、印鑑などが必要となる場合があります。また、車検時の税金や保険料の支払いには、基本的に現金が必要です。ホイール盗難防止のためのロックナットを装着している場合は、ロックナットアダプターも準備しましょう。

ヘッドライトやタイヤなどのチェックをしておく

ヘッドライトやタイヤなどのチェックも、車検前に行っておきたいことといえます。ヘッドライトのバルブが切れていたり、タイヤの溝が1.6mm未満だったりすると車検不適合になります。

時間に余裕があれば、車検前に点検・整備しておくと、車検がよりスムーズになるでしょう。

車検業者を選ぶ

自分のカーライフに合った信頼できる車検業者を選ぶことも、車検前に準備すべきことのひとつです。

「クオリティ重視タイプ」のカーディーラーの車検以外にも、車検費用を抑えられる「コスト重視タイプ」や、クオリティとコストのバランスが程良い「バランス重視タイプ」の車検取扱業者もあります。

オートバックスの車検はクオリティとコストの調整が可能な、バランス重視タイプの車検といえます。店舗では交換部品を豊富なラインナップで取り扱っており、予算や自分の好みに合わせて、交換部品を選べるメリットがあるのです。

車検の際はオートバックスに相談を

車検の際に軽い荷物は影響を与えないため、検査対象外であるチャイルドシートも含めて、降ろす必要がありません。しかし、重い荷物は車検に支障をきたす可能性があります。また紛失・破損しかねない荷物についても、必ず降ろしましょう。車検を受ける際には、信頼できる業者を選ぶようにしたいところです。

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