車種別ノウハウ
適合するオイルの種類やDIYでオイル交換をする方法など、ホンダ「N-BOX(2代目 JF3/JF4型)」のオイル交換について解説します。
▲2代目「N-BOX」(型式JF3/JF4、年式2017~2023年)
★ポイント
走行距離が少なくても、発進と停止の多い市街地走行が多い場合は、シビアコンディションと同等の交換サイクルがオススメです。あまり距離を乗らない人でも、年に一度は交換しましょう。
よく「オイル交換をしないとエンジンは壊れるの?」と聞かれることがあります。この質問に対する答えは、「今すぐには壊れないけど、寿命は短くなる」です。
エンジンオイルには、「潤滑/冷却/密封/清浄/防錆」という、大きく5つの役割があります。
オイルは使用することで徐々に清浄力が弱まり、エンジン内に汚れ(スラッジ)が溜まります。また長く高温にさらされることで成分が変質し、粘性も落ちます。
▲オイル交換をしていないエンジンと比べると一目瞭然
スラッジが多く、粘性の低くなったオイルを使い続けると、エンジンの性能は低下し、パワー感がなくなって燃費も悪化。冷却性が落ち、オーバーヒートをしやすくなります。
潤滑性能の低下にいたるとエンジン内部の金属同士が接触し、摩耗の増加や破損を引き起こします。
エンジンオイルは走れば走るほど、時間が経てば経つほど、そして使い方が過酷であればあるほど、早く劣化して性能が落ちます。
日本には車検制度があるため、エンジンの破損にいたることはまれですが、良好なコンディションを維持するには定期的な交換が必要になります。
エンジンオイルは純正にこだわる必要はなく、規格(グレード)と粘度(オイルの固さ)が適合していれば、メーカーやブランドを問わず使用できます。「N-BOX」に適合するオイルは、以下のとおりです。
<自然吸気エンジン車>
■AUTOBACS Engine Oil 0W-20
ベースオイル:部分合成油
規格:SP/GF-6A
推奨車両:エコカー/ハイブリッド車
<ターボエンジン車>
■AUTOBACS Engine Oil 5W-30
ベースオイル:部分合成油
規格:SP/GF-6A
推奨車両:エコカー/ハイブリッド車
通勤や買い物といった日常使いが主体のクルマと、毎日、高速道路を利用して長距離を走行するクルマとでは、適したオイルも変わります。
わからないことがあればオートバックス店舗のスタッフに、お気軽にお声がけください。
★ポイント★
「N-BOX」のオイル規定量は2.4L、オイルフィルターを同時に交換するときは2.8Lです。オイルを買うときは、軽自動車向けの3L缶がオススメです。
エンジンには、エンジンオイルの汚れをろ過する「オイルフィルター(またはオイルエレメント)」が備わります。
エンジンオイルが汚れればオイルフィルター内にも汚れが蓄積するため、定期的な交換が必要です。
▲「N-BOX」に適合する「FIRSTGRID ファーストグリッド オイルフィルター H-21」
一般的に「オイル交換2回毎にオイルフィルターも交換する」とされています。価格も一個1,000~2,000円と手頃なので、実際にそのサイクルで交換するのがいいでしょう。
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▲今回は「上抜き」でオイル交換を行った (写真はオートバックスでの作業イメージ)
「N-BOX」に限らず、エンジンオイルの交換方法には、エンジンの下部にあるオイルドレンボルトを外して行う「下抜き」と専用のオイル交換器(オイルチェンジャー)を使った「上抜き」2つの方法があります。
「下抜き」のほうが一般的にしっかりオイルを抜くことができる一方、クルマの下に潜り込んで作業をする必要があるため、ジャッキアップを行わねばなりません。また、安全性の点でも注意が必要です。
「上抜き」はクルマの下に入らずに作業でき、安全で手軽ですが、オイルを吸い出す「オイルチェンジャー」という専用の道具が必要となります。
▲DIY用のオイルチェンジャー ※写真:PIXTA
いずれにしても、「抜いた量」をしっかりと確認したうえで新しいオイルを注入し、レベルゲージでオイル量の確認してください。エンジンオイルは多すぎても少なすぎても、エンジンにとってよくありません。
▼オイルチェンジャーの一例:CAPStyle シーエーピースタイル オイルチェンジャー 5.5L 0470054
今回は「上抜き」でのオイル交換手順を紹介します。同時にオイルフィルターの交換も行いました。
▲廃油処理箱「amon エーモン 8814 ポイパック4.5L」
一般的には「燃えるゴミ」として出すことができますが、自治体により「燃えないゴミ」として処理する場合もあるので、廃棄方法は確認しておいてください。
▼写真の商品を見る
エンジン内を循環しているオイルがオイルパンに戻って来るまで待ってから作業を行います。しっかりとオイルを抜くことができるよう、水平な場所にとめましょう。
▲オートバックスのピットでの撮影のためオイルチェンジャーは業務用だが手順は同じ
オイルチェンジャーを使用するときはレベルゲージ部分からオイルを吸い出します。十分に古いオイルを吸い出したことを確認したら、オイルチェンジャーを抜き取ります。
▲「N-BOX」のオイルフィルターは下部にあるためジャッキアップが必要
オイルフィルターの交換には、「オイルフィルターレンチ」という専用工具が必要です。「N-BOX」のオイルフィルターは、バンパーのすぐ裏にあり、ジャッキアップしたうえで下面からアクセスする必要があります。
新しいオイルフィルターを取り付ける前には、フィルターのオイルパッキンにオイルを塗ります。
自力でのオイル交換時にはフィルターを交換せず、オートバックスなどのショップでオイル交換をする際に、あわせて依頼するほうがいいでしょう。
▲新しいオイルは抜いた量と同量を計って入れる
「N-BOX」のオイル規定量は、2.4L(オイルフィルター同時交換時は2.8L)ですが、オイルチェンジャーで吸い出したオイルと同量を注入すると確実です。オイルジョッキでオイルを計りながら、新しいオイルを注入します。
▲オイルをこぼさないように注入していく
注入したオイルがエンジン下部(オイルパン)に落ちるまで数分、待ちます。その後、新しく入れたオイルの量をレベルゲージで確認し、少なければ足します。
▲廃油は必ず廃油処理箱を使用し、自治体のルールに従って廃棄を ※写真PIXTA
オイルチェンジャーで吸い出したオイルは廃油処理箱へ流し、固めます。廃油処理箱は自治体のルールに従って廃棄します。
▲レベルゲージには上限と下限の印があり、その間に入っていればOK
オイルが適切に入っているかを確認するため、5~10分ほど試運転(アイドリング)を行います。エンジン停止後、オイルがオイルパンに落ちるのを待ち、再びレベルゲージでオイルの量を確認。問題がなければ、オイル交換は完了です。
▲交換前のオイルがこちら。新しいオイルとの色(汚れ)の違いに注目
▼エンジンオイルや交換に必要な道具を探す
オートバックスでは、交換基本工賃1,100円からオイル交換を行います。
メンテナンスオプション(税込1,100円)へご加入いただくと、オイル交換基本工賃は無料に。加入期間中は何度でも無料になるので、大変お得です。
また、オートバックスではオイルの量り売りも行っています。オイル缶よりも無駄なく、空き缶などの廃棄物も減らせるためオススメです。
▲3Lから0.5L刻みで量り売りを実施。オイルのグレードも複数から選べる
オイル交換はDIYでもできますが、作業にはオイルチェンジャーといった専用のツールを揃えねばならず、ある程度の初期投資が必要です。
また、失敗したときのリスクや廃油処理の手間などを考えると、オートバックスでの作業をオススメいたします。
オートバックスでは、オイルに詳しいスタッフがオイル選びからサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、オイル交換は事前の予約が必要です。オートバックスWEBサイトや公式アプリより、作業予約を行ってください。
★ポイント
オートバックスではお客様のお車の使用状況や予算をお聞きして、最適なオイルをお選びします。まずはお気軽にご相談ください。事前予約をいただければ、待ち時間なしで作業いたします。
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