車種別ノウハウ
赤や黄色の警告灯が点灯したら、それは車両のどこかに異常が発生している合図。ここではホンダ「N-BOX(2代目 JF3/JF4型)」に備わる警告灯の種類や対処法を解説します。
「あれ?メーターパネルに見慣れないランプが点いている…」
運転中にそんな経験はありませんか。それが「警告灯」です。警告灯はクルマが私たちに、なにか異常が起こったことを知らせてくれている「サイン」ですから、決して無視してはいけません。
今回は2代目「N-BOX」(型式JF3/JF4、年式2017~2023年)の警告灯が点灯した際の基本的な対処法から、それぞれの警告灯が何を意味するのか、そしてご自身でできる簡単な確認方法、さらには「これって自分でどうにかできるの?」と迷った時の判断基準について詳しく解説していきます。
▲2代目「N-BOX」(型式JF3/JF4、年式2017~2023年)
▲「N-BOX」のメーターパネルと警告灯
クルマに搭載される各種センサーは、エンジン、ブレーキ、エアバッグ、バッテリーなど、あらゆる部分を監視しており、異常を検知すると警告灯が点灯します。また警告灯の色は、その緊急度を示しています。
ここからは具体的に警告灯の種類を説明していきましょう。
※具体的な対処方法は「N-BOX」のオーナーズマニュアルを参照しています。
▲N-BOX エンジン油圧異常(オイルチェックランプ)
「エンジン油圧異常」は、エンジン内部を潤滑しているエンジンオイルの、油圧低下を検知すると表示されます。原因に、オイルの油圧を見張っているセンサーの故障や、オイルの不足やオイルポンプの故障など重大な故障も考えられ、油圧が低い状態でエンジンを回転させると、エンジン内部の破損といった深刻なダメージを受けるおそれがあります。
「エンジン油圧異常」の表示が出たら、すみやかにハザードを点灯し、水平で安全な場所に停車します。エンジンを停止し、エンジンオイルがオイルパンに落ちるまで3分間ほど放置。その後、エンジンオイル量を確認します。
エンジンオイル量に不足がなかったら、再度、エンジンを始動。「エンジン油圧異常」の表示が消えていたら、運転を再開します。念のため、早めに点検を受けることを推奨します。もし表示が消えない場合は、すぐにエンジンを止めてオートバックスを含めた整備工場に連絡し、指示を仰ぎます。
▲N-BOX PGM-FI警告灯(エンジンチェックランプ)
「PGM-FI警告灯」は、エンジンの制御システムに異常があることを知らせる黄色の警告灯です。「N-BOX」は「PGM-FI警告灯」が点灯しているか、点滅しているかで、どのような異常が検知されたのかを判断できます。
※PGM-FI(プログラムド・フューエル・インジェクション):ホンダ車が搭載する「電子制御式燃料噴射システム」の略称
★ポイント
「走れるから」と警告灯を放置しておくと、取り返しがつかないトラブルに発展する可能性があります。すぐにオートバックスやディーラーなどで点検を受けてください。
https://www.autobacs.com/static_html/srv/safe_check/top.html
▲N-BOX ブレーキ警告灯(赤色)
・意味:ブレーキシステムに異常があることを示す警告灯です。原因にブレーキフルードの不足、ブレーキ配分機能の異常などが考えられます。「ブレーキシステム警告灯(黄色)」や「ABS警告灯」といった、他の警告灯の点灯とあわせて異常の原因を特定します。
・対処法:この警告灯が点灯したまま走行を続けるのは非常に危険です。急ブレーキをかけず、安全な場所に停車。オートバックスを含めた整備工場に連絡して指示を仰ぎます。ブレーキペダルを踏んで抵抗を感じない場合や、制動力が低下していると感じる場合は、絶対に走行を続けないでください。
▲N-BOX 充電警告灯(赤色)
・意味:バッテリーの充電系統に異常があることを示す警告灯です。オルタネーター(発電機)の故障、ベルトの緩みや切れ、バッテリー本体の劣化などが考えられます。
・対処法:走行中に点灯した場合は、エアコン、デフロスターといった電装品の使用を停止。安全な場所に停車し、オートバックスを含めた整備工場に連絡して指示を仰ぎます。エンジンを停止すると、再度の始動ができなくなるおそれがあります。停車が一時的なものならば、エンジンはかけたままにしましょう。
▲N-BOX エアバッグシステム警告灯(赤色)
・意味:エアバッグシステムまたはシートベルトプリテンショナーシステムに異常があることを示す警告灯です。
・対処法:エアバッグが作動しない、あるいは誤作動する可能性があります。すみやかにオートバックスを含めた整備工場に点検を依頼してください。
▲N-BOX ABS警告灯(オレンジ)
・意味:ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)に異常があることを示す警告灯です。ABSは急ブレーキ時にタイヤのロックを防ぎ、車両の安定性を保つためのシステムです。
・対処法:ABSが作動しなくても、基本的なブレーキは機能します。しかし雨の日など、滑りやすい路面での急ブレーキ時に危険が増す可能性があるので、早めにオートバックスを含めた整備工場に点検を依頼してください。
▲N-BOX EPSシステム警告灯(オレンジ)
・意味:EPS(電動パワーステアリング)に異常があることを示す警告灯です。EPSはハンドル操作を支援するシステムで、作動していないとハンドル操作がとても重くなります。
・対処法:ハンドル操作が、とても重くなっている可能性があります。すみやかに安全な場所に停車し、エンジンを停止。再始動後、警告灯が消えたのなら運転席を再開します。警告灯が点灯したまま、あるいは走行中に再度、点灯した場合は、もう一度、安全な場所に停車。オートバックスを含めた整備工場に連絡して指示を仰ぎます。
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▲診断機+異常箇所の確認で原因を特定することが大切
★ポイント
トラブルの原因を特定するためには、専用の診断機によるチェックが必要となります。仮に警告灯が消えたとしても、エラーの履歴は記録されているので、「消えたからいいや」と思わずに、診断を受けてください。
▲警告灯は異常を知らせる大切な表示。すぐに点検を
警告灯が点灯しても、軽微なものであれば問題ないこともあります。しかし放置することで、より大きな故障につながったり、走行中に危険な状況に陥る可能性も十分にあります。
特に、赤色の警告灯が点灯した場合は、すぐに走行を中止し、プロの整備士に連絡してください。
黄色の警告灯でも、エンジンの調子が悪い、異音がするなどの症状を伴う場合は、無理な走行は避け、すみやかに点検を依頼しましょう。
「でも、どこに持っていけばいいんだろう?」と迷ったら、お近くのオートバックスにご相談ください。
▲警告灯が点いたら無視せず慌てずオートバックスへ
「エンジンチェックランプがついたけど、どこが悪いのかわからない…」
「アイドリングストップが作動しなくて不安…」
「自分で対処するには難しそうだから、プロに任せたい」
そんな時は、ぜひオートバックスにお気軽にご相談ください。お客様の安全と安心のために、最適な解決策をご提案いたします。なお、一部ディーラーでしか対応できない故障や部品の取り寄せなどにより、日数をいただく場合がございます。
★ポイント
オートバックスのスタッフは、さまざまなメーカーや車種の整備を行っており経験豊富です。ぜひ私たちにお任せください!
取材/文・糸井賢一
撮影・飯島隆
編集・木谷宗義(type-e)+ヒャクマンボルト
監修/画像・オートバックス
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