車種別ノウハウ
擦り傷に凹み…愛車に傷をつけてしまったら? ホンダ「N-BOX(2代目 JF3/JF4型)」のボディリペアについて解説します。
大切に乗っている愛車に、いつの間にかついた小さな傷。洗車中に見つけ、思わずため息をついてしまった経験はありませんか?
「自分で直せるなら直したいけど、失敗したらどうしよう…」
「そもそも、どんな傷なら自分で直せるの?」
そんな疑問をお持ちの皆さんに、2代目「N-BOX」(型式JF3/JF4、年式2017~2023年)についた傷をキレイにする方法を詳しくご紹介。あわせて、線傷や擦り傷、小さな凹みまで、DIYで直せる範囲と、プロにまかせるべきケースを具体的にお話しします。
ぜひこの記事を読んで「N-BOX」をいつまでもピカピカに保つヒントを見つけてくださいね。
2代目「N-BOX」(型式JF3/JF4、年式2017~2023年)
名前の通り、線のように細く伸びた傷
何かに擦れたことによってできる、比較的広範囲にわたる傷
文字通り、ボディの一部がへこんでしまう傷です。
擦り傷や凹みがひどくなると、塗装が剥がれてしまうことも。
★ポイント
塗装剥がれをともなう傷は、見た目を損なうだけでなく、放置するとサビの原因になることもあります。特に塗装が剥がれて下地が見えている場合は、早めの対処が肝心です。
オートバックスで購入できる補修アイテムの一例
●洗車用具
カーシャンプー、スポンジ、マイクロファイバークロス、バケツなど
●脱脂剤(シリコンオフ)
塗装面の油分を除去し、補修材の密着性を高めます。
●マスキングテープ
補修箇所以外を保護します。
●コンパウンド
研磨剤の一種で、傷の深さに応じて粗目、細目、極細目などがあります。
●タッチアップペイント(タッチペン)
車のボディカラーと同じ色の塗料です。N-BOXのカラーコードを確認して選びましょう。
●クリアペイント
タッチアップペイントの上から塗ることで、光沢を出し、塗装面を保護します。
●耐水サンドペーパー(紙やすり)
非常に細かい番手のものを使用します。
●保護手袋/保護メガネ
作業時の安全のために使用します。
傷の補修をするためには、事前の段取りが肝心。ただ「傷の部分を塗る」だけはキレイに仕上がらないので、しっかりと準備しましょう。
この車体のカラーコードは「G547P」、カラーの名称は「ブリティッシュグリーンパール」
正確なカラーコードとカラーの名称をメモしておけば、間違った色の補修用スプレーやタッチアップペンを購入せずにすみます。
もしカラーコードに対応した商品がなかったら、メーカーから取り寄せる、あるいはオートバックスの塗料調合サービスで塗料をつくります。すべての店舗で実施しているわけではないので、詳しくはスタッフにご相談ください。
研磨時に砂やホコリが混じると、きれいに直らないばかりか、新たな傷の元になる
まずは洗車し、クルマ全体の砂やホコリを落とします。傷の周辺は、特に丁寧に洗車しましょう。乾燥させた後、脱脂剤で傷まわりの油分やワックス成分をしっかりと除去します。
傷に油分やワックスが残っていると、コンパウンドによる研磨にムラができてしまうおそれがある
削りすぎを防ぐため、ドアの端や尖った部分にもマスキングを ※写真:PIXTA
傷の周辺をマスキングテープで保護します。特に、ゴムや樹脂パーツにコンパウンドが付着すると白くなることがあるので注意しましょう。
傷が消えないと、つい力を入れてしまうもの。けっして力を入れず、やさしく磨くこと
まずは「粗目」のコンパウンドをウェスやスポンジに少量取り、傷に対して垂直方向、または円を描くように優しく磨きます。力を入れすぎると、かえって傷が深くなったり、塗装が薄くなったりするので注意が必要です。
傷が目立たなくなってきたら「細目」、最後に「極細目」のコンパウンドで仕上げます。徐々に粒子の細かいものに変えることで、磨き傷を消し、光沢を出していきます。
仕上げに乾いたキレイなマイクロファイバークロスで、コンパウンドを拭き取ります。傷が目立たなくなっているか、光の当たり方を変えながら確認して完成です。
ドアノブについた爪のあとも、コンパウンドで研磨して落とすことができる
★ポイント
コンパウンドは研磨剤なので、使い方を誤ると塗装面を削りすぎてしまいます。少しずつ、様子を見ながら作業を進めることが大切です。
また、メタリックやパール系の塗装の場合、磨きすぎると色合いが変わって見えることがあります。慎重に作業しましょう。
タッチアップしたいのは傷がある箇所のみ
タッチアップペイントが広がらないよう、傷の周囲をマスキングテープで保護します。
タッチアップする範囲が小さいほど、傷は目立たなくなります。補修箇所が最低限になるよう、マスキングテープを貼りましょう。
カラーや塗料にもよるが、タッチアップペイントの塗料は混じりにくい。「やり過ぎ」と思うくらい、しっかりと振ろう
まずはタッチアップペイントをよく振って、中の塗料を均一にします。
塗布は傷の上に、筆で少しずつ塗料を乗せていくのがポイント。一度に厚塗りすると乾燥に時間がかかり、ムラになりやすいので、薄く何回かに分けて塗ります。傷の溝を埋めるよう、少し盛り上がるくらいに塗るのが理想です。
乾燥時間は製品によって異なりますが、数時間から半日程度かかることも。焦らず、しっかりと乾燥させましょう。
クリアペイントが乾いたら、ワックスやコーティングによる保護も忘れずに
最後に、補修した箇所の上からクリアペイントを塗ると、より自然な仕上がりになり、塗装面を保護できます。クリアペイントも薄く重ね塗りし、完全に乾燥させます。
★ポイント
メタリックやパールカラーは、角度や明るさによって色が変わって見える、繊細なカラーです。タッチアップでは色ズレが目立ったり、光の当たり方で色が変わって見えることがあります。完璧な仕上がりを求める場合は、プロに相談することをおすすめします。
パテは凹みを埋めるための硬化する粘土のようなアイテム ※写真:PIXTA
脱脂したうえでサビを除去。パテ(2剤を混ぜるタイプが一般的)をもり、硬化ののち研磨。さらに下地処理、塗装、仕上げ研磨……と、かなり経験と技術が必要な作業を行います。
パテの上からの塗装は、カラーコードがあっていても周囲を色味が変わることも多く、DIYでキレイに仕上げるのは難しいといえるでしょう。大きな傷・凹みを直すときは、無理せずプロにまかせることをおすすめします。
無塗装樹脂製の「N-BOX」のBピラー
専用の保護剤やクリーナーで目立たなくすることはできますが、深い傷や変形は交換が必要になることもあります。
緊急自動ブレーキやACC(アダプティブ・クルーズコントロール)などのセンサーがつく
これらの部分に傷がついて修理が必要な場合、センサーの調整(エーミング)が必要になることがあります。これは専門知識と特殊な工具が必要な作業なので、DIYでは絶対に手を出さず、プロに依頼するようにしてください
美しい仕上がりを求めるならプロにお任せを
「自分で直すのはちょっと難しそう…」「もっとキレイに直したい」そう思ったら、プロにまかせるのが一番安心です。車の傷修理は、傷の大きさや深さ、修理方法によって料金が大きく異なります。
主な修理依頼先としては、ディーラー、鈑金塗装工場、そしてオートバックスなどのカー用品店があります。
本格的な設備と経験を積んだテクニックはプロならでは
パテでもとのボディラインを再現するのもDIYでは難しい
DIYでの補修は魅力的ですが、本格的な補修には本格的な設備や技術を必要とします。以下の傷や凹みはプロにまかせることを強くおすすめします。
・傷が深く、下地が見えている場合:塗装が完全に剥がれて金属部分が見えている場合、放置するとサビが発生し、より大きな修理が必要になる可能性があります。
・凹みが大きい、または複雑な形状の場合:パテ作業や鈑金作業は専門知識と技術が必要です。DIYではボディラインを正確に再現するのは非常に困難です。
・広範囲にわたる傷や、複数の箇所に傷がある場合:全体を均一にキレイにするには、プロの技術が必要です。
・メタリックやパールなど特殊な塗装の場合:色合わせが非常に難しく、DIYでは違和感が残りやすいです。
・先進安全装備のセンサー周辺の傷:センサーの誤作動や機能低下に繋がる可能性があるため、専門業者での修理・調整が必要です。
・自分でやる自信がない場合:無理に自分で補修しようとすると、かえって傷を目立たせてしまったり、費用がかさんでしまったりする可能性があります。
★ポイント
コンパウンドで落ちないような傷は、プロに任せるのがおすすめ。オートバックスでも傷補修を行いますので、ぜひご依頼ください。
傷や凹みをリフレッシュして新車気分を取り戻そう
ホンダ「N-BOX」の傷でお困りでしたら、まずはオートバックスのスタッフにご相談ください。あなたの愛車をキレイにするお手伝いをさせていただきます。
「N-BOX」がいつまでも輝き続けるよう、美しく仕上げますので、傷の補修はぜひオートバックスにお任せください。
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