車種別ノウハウ
適合するワイパーブレードやゴムの種類から実際の交換作業まで、ホンダ「N-BOX(2代目 JF3/JF4型)」のワイパー交換について解説します。
雨の日の走行中、フロントガラスに残るワイパーの拭きムラや拭きあと、作動時にひびくビビり音は気になるもの。これらは主にワイパーブレードやラバーの劣化により発生します。
晴天時でも走行中にフロントガラスが汚れたら、ウォッシャー液で洗い落としますが、ウォッシャー液が不足していると、かえって汚れを広げてしまうことも……。
ワイパーの不良やウォッシャー液の不足は不測の事態につながりかねない、重要なメンテナンスポイントです。
今回はホンダ2代目「N-BOX(型式 JF3/JF4 年式 2017~2023年)」をピックアップし、ぴったりなワイパーとウォッシャー液の選び方、自分でできる交換方法をご紹介します。
洗車や簡単なメンテナンスは自分でやりたいという人も、ぜひ参考にしてみてください。
2代目「N-BOX」(型式JF3/JF4、年式2017~2023年)
一般的にワイパーは、ワイパーアームとワイパーブレード、ワイパーゴム(ワイパーラバー)の3つの部品で構成されます。
ワイパーアームが車体に取り付けられている、ワイパーの根本の当たる部分。ワイパーブレードは、その先にありワイパーゴムを保持すると同時に、ガラスに密着するよう押し付けるのも、その役目です。
ワイパーゴムは、紫外線や風雨にさらされることで徐々に柔軟性を失い、きれいに雨を拭き取れなくなってしまいます。また、ワイパーブレードも経年劣化で動きが悪くなり、拭き取りが悪くなってくるものです。
だから、ワイパーゴムもワイパーブレードも、定期的な点検や交換が必要となるわけです。
拭きムラや拭き跡が出て見づらくなった状態 ※写真:PIXTA
こんな状態にならないように、6カ月に1回のワイパーゴムを、1年に1回のワイパーブレードを交換するといいでしょう。
ただし、N-BOXのフロントワイパーは特殊な形状をしており、ブレードとゴムが一体型となったタイプで、オートバックスなどのショップでは取り扱いがないことも(リアはゴムのみ交換可能なタイプ)。
ブレードとゴムが一体型の「N-BOX」純正装着ワイパー
オートバックスで、あるいはDIYで交換するなら、ワイパーゴムとワイパーブレードがセットになった、アフターパーツメーカーの製品を用います。
もちろん、性能も品質も純正品に劣ることはありませんし、撥水効果のある製品もあります。
★ポイント
ホンダ純正のワイパーも取り寄せは可能ですが、お時間が必要となります。詳しくはスタッフにご相談ください。
ワイパーブレードには大きく3つの種類があり、予算や用途に応じて選ぶことができます。
トーナメントワイパー ※写真:PIXTA
最も一般的なワイパーで、金属の骨組み(トーナメント)でゴムを支えるタイプです。比較的安価で種類も豊富ですが、高速走行時に浮きやすいというデメリットも。
デザインワイパー ※写真:PIXTA
「N-BOX」の純正のワイパーに近い雰囲気を再現するなら、デザインワイパーを選ぶといいでしょう。
スタイリッシュな樹脂製ブレードが、ゴムを支えるタイプで、樹脂製ブレードが空力的な形状となっており、デザインだけでなく高速時の浮き上がりを防ぐメリットを持っています。
フラットワイパー/エアロワイパー ※写真:PIXTA
輸入車で多く純正採用される、ブレードとゴムが一体となったタイプです。空力特性に優れ、高速走行時の浮き上がりを抑えます。
そのほか、雪の重さにも耐える強さを持った「スノーワイパー」があり、雪国で重宝されています。雪の詰まりを防ぐ構造となっていることも特徴のひとつです。
なお、JF-3/JF-4型「N-BOX:はフラットタイプが純正装着されており、純正に近いタイプやフラットワイパーですが、デザインワイパーでも適合がでており、走行には問題ありません。
ワイパーの長さは車種によって異なるだけでなく、運転席側と助手席側、またリアでも違うのが一般的です。「N-BOX」のワイパーも、それぞれで長さが異なります。
2017年から2023年にかけて発売された2代目「N-BOX」(型式:DBA-JF3/DBA-JF4)の場合、各ワイパーの長さの目安は以下の通りです。
・運転席:480mm
・助手席:430mm
・リア:350mm
アフターパーツは各メーカーにより対応する製品の表記が異なります。どの製品が対応するか分からない場合は、スタッフにご相談ください。
「N-BOX」に適合するオートバックスのプライベートブランド「AQ.」製品
ワイパーブレードごと交換するときには、アームへの取り付け形状を把握しておく必要があります。「N-BOX」の取り付け形状は、フロントワイパーがU字フックタイプ、リアワイパーがAタイプと異なります。
U字フックタイプ、Aタイプともに一般的な形状で、着脱方法を知っていれば、容易に取り外しができます。
★ポイント
ワイパーゴムには、グラファイトタイプやシリコンタイプ、ワイパーを作動させるだけで撥水コーティングされるものなど、さまざまなタイプがあります。交換するなら、機能性を高めてくれるワイパーがおすすめです。
https://shop.autobacs.com/ja/matching-search/popular?type=wiper
「自分で交換できるかな?」と不安に思うかもしれませんが、ワイパーブレードの交換は比較的簡単なDIY作業です。
自分で交換(DIY)するとき準備するものは、以下の通りです。
●新しいワイパーブレード
●タオルやウェス(ガラスやボディを傷つけないため)
●マイナスドライバー(ブレードのストッパーを起こすため)
●軍手(ワイパーには鋭利な部分もあるので、手を守るため)
まずはワイパーアームを立てる
作業中にワイパーアームが倒れると、フックがフロントガラスを割ってしまうおそれがあります。事前にタオルを敷いて作業しましょう。
ホルダーを起こし、ブレードを取り外す
ワイパーブレードをワイパーアームの根元に向かってスライドさせることで、U字フックが外れます。
スライドさせるようにU字フックを外す
★ポイント
動作確認の際は、ウォッシャー液を出しながらワイパーを作動させましょう。ガラスが乾いた状態でワイパーを作動させると、ガラスに傷をつけてしまう恐れがあります。
https://shop.autobacs.com/ja/matching-search/popular?type=wiper
ワイパーを交換するなら、一緒にウォッシャー液の点検・補充もしておきましょう。
「N-BOX」のウォッシャー液が十分に入っているかは、ボンネット内にあるウォッシャータンクを視認して行います。
「N-BOX」のウォッシャータンクはボンネット内、運転席側にある
ウォッシャー液の補充は、ウォッシャータンクに「入れるだけ」と簡単です。
購入したウォッシャー液が容器いっぱいに入っていると、傾けた際にこぼしてしまうことも。ジョッキを使用することで、こぼさずに注ぐことができます。
入れづらいときはジョッキを使用するとやりやすい
なお、ウォッシャー液には「ストレートタイプ」と「希釈タイプ」があります。希釈タイプは、薄めるための水とジョッキが必要になります。事前に商品の説明書をよく見て確認しておきましょう。
また、ウォッシャータンクキャップの閉め方が甘いと、せっかく入れたウォッシャー液が蒸発してしまうことも。補充後の確認はしっかりと行いましょう。
★ポイント
ワイパーゴムと同様に、ウォッシャー液にも油膜取りタイプや撥水タイプ、虫取りタイプなど、さまざまな製品があります。お車の状況や用途に合わせて選んでみてくださいね!
ここまでDIYでの交換方法を紹介しましたが、「やっぱり自分では難しそう」「失敗したらどうしよう」と感じた人や、交換のための時間がない人もいるでしょう。そんな時はプロに任せるのが一番です。
オートバックスでは、ワイパーブレード交換やウォッシャー補充のサービスを行っています。
ゴムの状態のチェックも気軽にご相談を
専門知識を持ったスタッフが、車種や用途、予算に合った適切なワイパーを選び、確実に交換してくれる安心感は大きなメリットです。ぜひお気軽にご利用ください。
気になる「工賃の目安」ですが、ワイパーブレードの交換工賃は1本あたり数百円~1,000円程度。ウォッシャー液の補充は、ウォッシャー液代のみで実施している店舗もあります。
DIYにかかる時間や手間、万が一の失敗のリスクを考えると、プロに任せる工賃は決して高くありません。これまで機械いじりをしたことがほとんどなく、交換作業に自信がない人は、プロの力を借りることを強くオススメします。
★ポイント
事前予約により、待ち時間なしでの作業が可能です。また、オートバックスではワイパー無料点検も行っていますので、「そろそろ交換したほうがいいかな?まだ大丈夫かな?」と気になる方は、まずは無料点検をおすすめします。
ゴムの状態のチェックも気軽にご相談を
ホンダ「N-BOX」に限らず、ワイパーとウォッシャー液は安全な運転に欠かせない重要な装備です。定期的な点検と交換で、常にクリアな視界を保つように心がけましょう。
自分でDIYに挑戦するのも良い経験になりますが、少しでも不安を感じたら、迷わずオートバックスのサービスを利用してください。プロの確かな技術と知識で、あなたの愛車のメンテナンスをサポートいたします!
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