車種別ノウハウ
エアコンの吹き出し口から嫌な匂いがしてきたら…? 原因や対処法などホンダ「N-BOX(2代目 JF3/JF4型)」のエアコン・メンテナンスについて解説します。
クルマに乗るたびエアコンのにおいが気になる……「N-BOX」にお乗りの方で、そんなお悩みを持っている人はいませんか?
においの原因は、エアコン内部に溜まったホコリやカビかもしれません。
気持ちのいい車内環境は、エアコンが正常に動いてこそ。エアコンも定期的にメンテナンスすることで、イヤなにおいの発生を防ぐこともできます。
ここでは2代目「N-BOX(型式JF3/JF4、年式2017~2023年)」の、エアコンから発生するにおいの原因からDIYでできるエアコンフィルターの交換方法、さらにプロにおまかせするメリットまで、詳しくご紹介していきます!
※ホンダ車では「エアクリーンフィルター」といいますが、ここでは「エアコンフィルター」と表記します。
2代目「N-BOX」(型式 JF3/JF4、年式2017~2023年)
エアコンの吹き出し口から出る、イヤなにおいの主な原因はカビと雑菌です。
エアコンの冷風や除湿された風は、内部の「エバポレーター」という装置が冷えることでつくられます。このとき一緒に結露が発生してしまうのは、避けることができません。
ほとんどの結露は車外へ排出されますが、わずかにエアコン内部に残ってしまいます。エアコンが止まると、内部の温度や湿度が上昇。同じく内部に残った空気中のホコリやゴミと混じり合い、カビや雑菌の温床となって繁殖します。
「エアコンがくさい」はカビや雑菌に原因あり
においの種類も「酸っぱいにおい」「カビくさいにおい」「汗くさいにおい」などさまざま。このにおいの種類は、原因や発生場所の特定に役立つことがあるので、覚えておきましょう。
エアコンからのにおいは車内の空気を汚すだけでなく、アレルギーの原因になることもあります。また、車酔いの原因になると言われることも。
においを感じたら早めの対策をし、以降は定期的にメンテナンスを行って、再びにおいが発生しないよう心がけましょう。
近年、発売されているほとんどのクルマには「エアコンフィルター」が装着されています。「N-BOX」も同様です。
エアコンフィルターは外部から車内に取り込んだ、あるいは乗り降りの際に持ち込まれた、ホコリや花粉、PM2.5などの不純物をキャッチし、車内の空気をクリーンに保つ重要な役割を担っています。
長く使ったエアコンフィルター(交換前)と新品(交換後)の違いは一目瞭然
当然、使い続けるうちに目詰まりを起こし、本来の性能を発揮できなくなります。フィルターが目詰まりすると、以下のような問題が発生します。
風の通りが悪くなり、エアコンの効きが悪くなります。
フィルターに付着した汚れやカビがにおいの原因になります。
送風量が落ちると、エアコンがより多くの電力を使って車内を冷やそうとするため、燃費が悪化することも。
エアコンフィルターの交換時期は、車種や使用状況によって異なりますが、一般的には1年または1万km走行毎の交換が推奨されています。
特に、アレルギーをお持ちの人や小さなお子さんが乗るクルマ、ペットを飼っている人、タバコを吸う人は、こまめな交換をおすすめします。
★ポイント
エアコンフィルターにも花粉に強い製品や高脱臭タイプなど、さまざまな種類があります。いずれも2,000~4,000円とリーズナブルなので、気になる方は高性能タイプや高機能タイプを選んでみてください。
「N-BOX」のエアコンフィルター交換は、比較的簡単に行うことができます。必要な工具もなく、コストを抑えられるのがDIYの大きなメリットです。
「N-BOX」に適合する「AQ. エアコンフィルター ホンダ用H6」
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必ず「N-BOX」に対応したものを選びましょう。量販店やオンラインショップでも購入できます。価格の目安は数千円程度です。
古いフィルターの汚れに触れないためだけでなく、作業中に手を傷つけてしまわないためにも用意し、着用しておきましょう。
グローブボックスの下に手を入れて引っ張ると外れる
「N-BOX」のエアコンフィルターは、助手席のグローブボックスの奥に収納されています。まずはグローブボックスを開けずに下部へ手をまわし、手前に引いて取り外します。
古いフィルターには、全体的にほこりが付着していた
グローブボックスを取り外した奥に、エアコンフィルターケースのカバーがあります。左右にあるツメを押しながら手前に引いて外したら、エアコンフィルターを取り出します。
反対の手順で新しいフィルターを装着します。エアコンフィルターは、上下の向きが決まっていることが多いので間違えないようにしましょう。
フィルターをセットしたら、エアコンフィルターケースのカバーを閉め、グローブボックスを元の位置に戻します。
交換後は最大風量でエアコンを作動させてチェック
最後にエアコンを作動させて動作確認を。エアコンフィルターがグラついて異音が発生しないか、風量はしっかり出るかなどをチェックして完了です。
★ポイント
新しいフィルターを取り付けるときは、向きを間違えると、本来の性能を発揮できないだけでなく、目詰まりの原因になることもあります。
専用の工具などを使わず、比較的簡単にできる「N-BOX」のエアコンフィルター交換ですが、ご自身でエアコンフィルターを交換する際は、以下の点に注意しましょう。
メーカーや車種だけでなく年式やグレードでも異なる
JF3/JF4型「N-BOX」は全グレード・全年式で共通ですが、車種によってはグレードや年式でフィルターの品番が違う場合があります。
「N-BOX」の場合、今回のJF3/JF4型と3代目となるJF5/JF6型のエアコンフィルターは共通ですが、初代モデルとなるJF1/JF2型は品番が異なります。JF1/JF2にお乗りの方は、ご注意ください。わからないときは、オートバックスのスタッフにご相談を。
部品を取り外したり取り付けたりする際に、無理な力を加えると破損の原因になります。特にプラスチック製のパーツは慎重に扱いましょう。
DIYでの作業は、あくまでもご自身の責任で行ってください。自信がない場合は、無理せずプロに依頼することをおすすめします。
エアコンフィルターを交換したのに、においが収まらなかった場合、エバポレーターや内部へのカビや雑菌の付着が考えられます。スチーム循環タイプの除菌・消臭剤、市販のエアコン洗浄スプレーや消臭スプレーを使うことで、内部の簡易的なクリーニングやにおい対策を行うことも可能です。
助手席前のフロアマットに置き、エアコンを作動させることでエアコン内部を除菌・消臭してくれる
ただし、簡易的なにおい対策は、あくまで応急処置的なもの。エアコン内部の奥深くに付着したカビや汚れを完全に除去するのは難しく、またスプレー等の成分が残ると、かえってにおいの原因になる可能性も。使用方法をよく確認し、換気をしながら作業しましょう。
エンジンを切る前にエアコンをオフにし、送風モードもしくは暖房を最大風量にして数分間運転することで、エバポレーターに残った水分を乾燥させることができます。
これにより、カビや雑菌の繁殖を抑え、においの発生を予防する効果が期待できます。特に雨の日や湿度の高い日に効果的です。
★ポイント
その他にもプラズマクラスター発生器のような空気そのものをキレイにしてくれる作用が期待できるアイテムもあります。
DIYでのメンテナンスはコストを抑えられる一方、時間や手間がかかりますし、完璧な効果を得るのは難しいケースもあります。
特に、頑固なにおいやエアコンの効きが悪いなどの症状は、プロに依頼するのが一番安心で確実。依頼する際、どのようなにおいがするかを伝えることで、においの原因や汚れている場所を特定しやすくなる場合もあります。
さまざまな車種に接していて車種ごとの特性を知っているスタッフ
オートバックスでも、エアコン洗浄をメンテナンスメニューとして用意しています。詳しくは店舗のスタッフにご相談ください。
★ポイント
ガスクリーニングだけでなく、風の通り道となるエバポレーターの洗浄もおすすめです。特に年月の経ったクルマでは、効果を感じていただけると思います。
爽やかな風で気持ちのいいドライブを
N-BOXのエアコンのにおいや効きが気になったら、まずはお近くのオートバックスへご相談を。お客様のクルマの状況にあった、最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
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